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サイケおやじの生活と音楽

江梨奈マヤの人気とは?

2023-06-16 17:52:38 | 歌謡曲

ごめんなさいね / 江梨奈マヤ (東芝)

永年、猟盤活動に勤しんでいると、何で……、こんなに高値が……!?!?

―― というブツに遭遇するのは、まあ……、己の見識無さに加えて、感性の鈍さなんでしょうが、それにしても本日掲載のシングル盤、かなり昔っから高値安定の人気商品らしく、それゆえにサイケおやじとしても気になる1枚でありました。

もちろん、歌ってる江梨奈マヤについては、ほとんど知るところも無く、当然ながら彼女の歌声も動いている姿さえも記憶に残っていないので、う~ん、どんなんかなぁ~~?

―― なぁ~んていう野次馬的好奇心だけは抱いて幾年月、ひょんな事から、ついにサイケおやじの掌中に入ったという経緯は、例によって某ネットオークションで以前に纏め落札出来たシングル盤の山からの発掘であり、しかもブツそのものはサンプル盤でしたので、それほど売れていたレコードではなかったのでしょうか?

しかし、それはそれとして、作詞:増田佳子&作曲:森田公一、そして編曲:丸山雅仁とクレジットされたA面曲「ごめんなさいね」は、これが発売された昭和50(1975)年3月当時のアイドル歌謡としては、ちょっぴり大人びたボサノバ歌謡であり、しかも歌詞の世界が新婚、あるいは同棲なのかは知らずとも、そんなカップルの朝の情景であり、その中で女は朝に弱いタイプなんでしょう、何時までも布団の中で溶けていたい欲望と葛藤に申し訳なさを感じていながら、実は居直っているのかっ!?

―― みたいな、それが可愛い女だとでも思い込んでいたとしたら、何れは男からの三行半は確実という状況を歌ってしまう江梨奈マヤは、ジャケ写ポートレートだけの印象ではありますが、なかなかキュートな小悪魔的ルックスでイケている様に思うんですが、そのあたりは十人十色のなんとやら…… (^^;

そ~なんですよ、実は彼女はテレビオーディション番組「君こそスターだ!(フジテレビ)」出身ということで、アイドルスタア歌手として売り出されたはずだと思うんですが、それが……、こんな地味な楽曲をデビュー作にしていたという情報をアイドルマニアの友人から知らされてみれば、冒頭に述べたとおり、現代に至っての不可思議なほどの人気の高さも、なんとなくではありますが、理解出来そうな気が…… (^^;

そこで気になる彼女の歌唱力については、ヘタウマとは申しませんが、裏声っぽい高音域での節回しやソフトな声質、それなりに不安定の安定とも云うべき個性は、当時18歳だったとされる江梨奈マヤには、これしかなかったという、まあ……、そんなこんなもサイケおやじの独断と偏見として、ご容赦願いたいところです <(_ _)>

ということで、皆様ご存じのとおり、女の子アイドルシンガーの隆盛期は現在、所謂「80年代アイドル」という言葉が通用するわけですから、それ以前の昭和50年代前半は、様々な売り出し方がアイドル業界で模索・試行錯誤されていたとすれば、江梨奈マヤも実験台(?)になっていたのでしょうか……?

本音では決して、そ~では無いっ! と思いたいんですが、それゆえに面白い作品が残されたとしたら、結果オ~ライ?

それに接する出会いも、猟盤活動の楽しみなんでしょうかねぇ~~ (^^;


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