OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-91:花房てるみ

2022-07-07 17:01:43 | 歌謡曲

愛されたくて c/w ふりむけば / 花房てるみ (UNION / テイチク)

昭和44(1969)年に制作発売された歌謡曲は、ひとつの頂点に到達していたと思い込んでいるサイケおやじにとって、最近入手した本日掲載のシングル盤は、なかなかに肯定的な仕上がりでしょうか。

歌っている花房てるみについては、例によって「この人」シリーズの歌手ではありますが、とにかく河屋薰によって作詞作曲された収録A面曲「愛されたくて」を聴いてみれば、これが如何にものムード系エレキ歌謡と申しましょうか、ミディアムテンポで「しっとり」したメロディラインを節回す彼女が醸し出す雰囲気は、程好いフェロモンが滲み出た嬉しいスタイル (^^♪

声質そのもの、そして歌唱力の安定性も素晴らしく、奥村チヨ小川知子の折衷性も濃厚ではありますが、そこまでの強さ(?)よりは、逆に慎みが感じられるセクシーさは、歌詞に綴られたネチッコイ女心を上手く表現しているんじゃ~ないでしょうか (^^♪

極言ではありますが、もしも前述した奥村チヨ、あるいは小川知子が、この「愛されたくて」を同じカラオケで歌っていたら、フェロモン過多症候群と申しましょうか、幾分の暑苦しさ(?)が滲んでしまったかもしれないと思うのが、サイケおやじの偽りの無い気持ちです (^^;

ですから、その意味で作詞:草刈純&作曲:木村勇とクレジットされた収録B面曲「ふりむけば」が、ミディアムアップの「遅れてきた」エレキ歌謡に繋ぎ留められているのは結果オ~ライでしょうか (^^;

実際、いしだあゆみ、あるいは奥村チヨが歌っていたかもしれないポップス性感度も高く、当時「ありがち」だったメロディ展開、どっかで聞いた感じのアレンジによる演奏パートは憎さ百倍の好ましさ♪♪~♪

いゃ~~、間奏におけるエレキギターとヴァイブラフォンの絡みやストリングスとリズムアレンジの相性の良さ等々、なかなか調子のイイ歌謡世界こそ、昭和44(1969)年の素晴らしと思うばかり (^^♪

もちろん、それは収録された2曲共、歌っている花房てるみのコブシの味わいがあればこそですっ!

いゃ~~、これは「なんとなく」中古ゲットした1枚ではありますが、何度でも針を落としたくなる、個人的愛聴盤になりそうなんで、本日のご紹介とさせていただきました <(_ _)>

ということで、連日の鬱陶しさ、騒がしさに翻弄されている我々市井の民にとっての憩いは、好きな物事に没頭する、その時間かもしれません。

それは長いほど幸せなのかもしれませんが、サイケおやじはシングル盤片面、所謂「3分間」にも、その至福を見出せるのですから、恵まれているなぁ~~、と感謝の念を忘れないようにしているつもりです。

まあ……、周囲からは決して、そんな風には思われてない事は重々承知しておりますが、自分が知らなかったシングル盤に収録されている素敵な音楽に出会えた時は、本当に幸せを感じております。

あぁ~~、生かされている自分、現世の有難さに感謝 <(_ _)>

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