OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

レイシーさん、こんにちは

2016-09-03 19:59:57 | 歌謡曲
可愛さはちょっぴりセクシー c/w 三杯の珈琲 / 恵レイシー (日本ビクター)
 
セールスには話術の上手さが必須とされますが、つまりは相手を「その気」にさせる弁舌の巧みさと書けば語弊もございましょうが、サイケおやじをすっかり「その気」にさせてくれるのが出張の度に訪れる某地方都市の中古屋の店主でして、実は本日掲載したシングル盤も、その手に気持ち良くノセられた結果として、手元にやって来た1枚です。
 
歌っている恵レイシーは知る人ぞ知るという、なかなかマニアックな人気者で、それというのも近年、このシングル盤のB面に入っている「三杯の珈琲」がセクシー歌謡のオムニバスCDに収録され、一躍メジャー(?)な存在に成り上がったという経緯があり、しかし昭和52(1977)年に発売された肝心のレコードそのものが、リアルタイムでは、ほとんど売れていなかったという幻想がありますからねぇ~~、サイケおやじにしても、現物に接したのは前述した中古屋の店頭が最初でありました。
 
しかも、件の店主が「なかなか入ってこない珍盤で、この機会を逃すと云々」、Not A Secand Time という猟盤活動における至言で忠告(?)してくれるもんですから、完全に「その気」にさせられたのが、つい先日の事でありました。
 
また、言うまでもなく、恵レイシーという幻の歌手のルックスやプロフィールにじっくりと(?)接してみると、彼女は決してハーフではなく、本名が山路緑という、和歌山県出身の当時は現役の女子大生だったとか!?
 
うむ、そんなこんなもありまして、失礼ながら如何にもB級感が強い面立ちが不思議と愛おしいですよ♪♪~♪
 
で、いよいよ全く聴いた事も無かった作詞:埜村悦&作編曲:松原曽平が提供のA面曲「可愛さはちょっぴりセクシー」に針を落としてみれば、なかなかオシャレなフレンチポップス系のメロディが心地良く、しかも歌詞のキメが
 
 レイシ~ ファンシ~ セクシ~ ラララ~♪
 
てなもんですから、自分の芸名を歌い込んでいるという味付けの濃さが、たまりません。
 
ライトタッチの演奏パートにちょっぴりエコーの効いたボーカルが、曲タイトルどおりにセクシーな雰囲気を狙っているんでしょうか、賛否両論はあろうとも、個人的には憎めません。
 
一方、既にカルトな有名曲になっている作詞:夏山登&作編曲:松原曽平によるB面収録の「三杯の珈琲」は、初めて聴いた時から、なんでこれがセクシー&お色気歌謡なのか?
 
という疑問を抱き続けいたわけですが、サイケおやじとしては、ある種のコミックソングとして受け入れているもんですから、ここまでと致します。
 
気になる皆様は、ぜひともご自分の耳と感性でご確認下さるよう、お願い申し上げます。
 
ということで、この世には、こ~ゆ~ブツがまだまだどっさり存在しているにちがいありませんから、サイケおやじとしては精進を重ねる以外に道はなく、同時に「その気」にさせられる機会も大切したく思います。
 
ただし、問題なのは、そこで我欲をどのように抑制出来るか、そして適正な判断力を維持できるかについては、なかなか意思の強さを求められるわけでして……。
 
そんなこんなも人生の修行かもしれないなぁ~、と思っているのでした。
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