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サイケおやじの生活と音楽

上野山功一は漢たぜっ!

2018-01-13 19:49:43 | 歌謡曲
夢のつづき / 上野山功一とザ・ハーレム (RIVSTAR)

いゃ~~、本年の猟盤活動、早々にとんでもない獲物に遭遇し、ど~してもゲットせざるを得ない衝動から入手してきたのが掲載のシングル盤で、それは噂だけで現物には初めてお目にかかった上野山功一の歌唱レコード!?!

サイケおやじと同世代の皆様には説明不要かと思いますが、上野山功一は我が国の映画演劇界を代表する悪役スタアのひとりであり、このジャケ写に登場している強烈な存在感を誇示する佇まいとニヒルな容貌は、名前は知らずとも、あぁ~~この人かぁ~~~、と絶対に納得されるにちがいありません。

実際、昭和30年代中頃は日活、昭和40年代に入ってからは大映で制作されていた劇場用本篇においてアクション物、時代劇、特撮物等々、どのようなジャンルにおいても悪役には上野山功一が出ると出ないじゃ~、作品そのものの味わいが変わってしまうほどでしたし、それがテレビドラマにおいても同等以上の印象を残して現在に至っているのは流石の一言!

過言ではなく、昭和40 ~ 50年代のテレビに接していれば、この人の顔を見ない日は無かったと思えるほどです。

で、その上野山功一が、やはり有名俳優ならではの活動のひとつとして、歌手活動というか、きっちり数枚のレコードを出していたという話は既に述べたとおり、確かにそ~であったという記録は残っていたんですが、サイケおやじがその現物に遭遇したのは今日が初めてでありました。

しかも、ど~です、この濃~~い雰囲気の素晴らしさ♪♪~♪

クレジットが「上野山功一とザ・ハーレム」とされている以上、ジャケ写に一緒に登場している大部屋系女性の3人組がザ・ハーレムというグループなんでしょうが、作詞作曲:京本政樹&編曲:成田征英が提供した肝心のA面曲「夢のつづき」は無難なムード歌謡という感じで、上野山功一の軽い節回しに合わせたかのように控えめなバックコーラスは、些か勿体ないという印象……。

しかし、それでもいいんですよねぇ~~~、だってこれは、あの上野山功一が昭和59(1984)年頃に吹き込んだレコードですからっ!

このルックスに、このファッションでキメられる男は、上野山功一だけでしょう!

ということで、本日は久々に興味深いブツに幾つも遭遇し、捕獲してきましたので、追々にご紹介させていただく所存ですが、実はこの上野山功一のレコードがサンプル盤であったのと同様に、それなりの経緯があっての大量処分が行われた形跡も推察可能な状況は、嬉しくもあり、複雑な心境でもあります。

それはそんなに遠くない将来、サイケおやじがこの世に別れを告げた後に処分されるであろうレコードや様々な収集品の行く末について、ど~しても考えてしまいますから……。

もちろん、それはサイケおやじの身内の面々にとってはゴミの山にちがいなく、何も自分が三途の川を渡った後の事までは、とりあえず迷惑をかけない努力を今から求められるという人の道なのでしょうか?

答えは十人十色でありましょうが、お金は生きているうちに使うのが鉄則と思うばかりです。
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