OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

酔わされてこそのデュエット歌謡

2023-04-27 17:16:26 | 歌謡曲

夜のめぐり逢い c/w ふたりの港町 / 石原裕次郎&八代亜紀 (テイチク)

デュエットの歌謡曲はカラオケの定番でもありますから、それゆえ夜の盛り場に似合う歌謡世界が恣意的に作られる事は言わずもがな、だからこそ、その場面で歌う我々がムードにも酔い易い楽曲ほどヒット性感度が高いわけですが、だからと云って、そ~ゆ~素敵なデュエットソングを雰囲気満点に演じられるのはプロでも相当な歌唱力が求められるんじゃ~ないでしょうか。

逆に言えば、歌唱力に秀でた男女のシンガーが揃ってこそ、素晴らしいデュエット歌謡が出来上がると思えば、昭和54(1979)年に発売された本日掲載のシングル盤に収録のA&B両面2曲は共に石原裕次郎八代亜紀が、その魅力を発揮した傑作であり、カラオケの人気定番になっているのもムベなるかなっ!

まず、それは作詞:池田充男&作曲:野崎真一、そして編曲:竜崎孝路とクレジットされたA面曲「夜のめぐり逢い」からして、典型的なムード歌謡の設定の中、クルーナーとしての本領を聴かせる石原裕次郎の優しい歌心とナチュラルな哀感を滲ませる八代亜紀の上手過ぎる節回しが最高の相性 ♪♪~♪

ちなみに石原裕次郎と八代亜紀のデュエット曲としては昭和49(1974)年の大ヒット「別れの夜明け」が殊更有名ではありますが、おそらくは久々にシングル用に制作されたであろう、この「夜のめぐり逢い」も当時は普通にカラオケ機器が普及した事もあり、夜の盛り場では、頻繁に歌われていましたですねぇ~~ (^^)

告白すれば、サイケおやじは決してカラオケは好きではありませんが、それでも歌の上手いホステスさんとデュエットする「夜のめぐり逢い」には、イイ気持ちにさせられましたよ (^^;

まあ、自分が石原裕次郎になった気分に浸れるってのが、その理由の大半なんですけどねぇ~、それはそれとして、一方のB面に収められた作詞:池田充男&作曲:上原賢六が提供の「ふたりの港町」は、負けず劣らずの名曲名唱に仕上がっており、ちょっぴりジャジーでロック風味の彩りもニクイばかりのアレンジは竜崎孝路のイイ仕事ですから、ジャズも歌える石原裕次郎と八代亜紀にとっては自家薬籠中の歌謡世界だったのでしょう。

いゃ~~、これは歌わずとも、聴いているだけでジンワリと心が温まり、大人の世界の胸キュンフィーリングに涙が滲みそうになってしまいますよ、サイケおやじは (^^)

ということで、あの窮屈なコロナ禍による規制された生活から、幾分なりとも解放されつつある今であればこそ、カラオケやバンドライブを心置きなく楽しみたいのが人情だとすれば、デュエット曲ほど、そ~した要望を満たしてくれるアイテムはないのかもしれません。

もちろん、まだまだ病魔感染には注意が必要なわけですが、不粋な話は程々でも許されると思いつつ、サイケおやじは久々に享楽的な方向性を求めてしまうのでした。


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