■色づく街 / 南沙織 (CBSソニー)
今も南沙織の秋の歌の決定版といえば正直、本日掲載のシングル盤A面曲「色づく街」が極みと思うサイケおやじです。
発売されたのは昭和48(1973)年初秋でしたから、とにかく作詞:有馬三恵子&作曲:筒美京平が提供したのは流行の歌謡フォークを意識したものですし、それはレコード会社側の意図するところでもあったという推察は易いのですが、それにしても南沙織の伸びやかや歌声と歌いっぷりの良さは、まさにシンシア節が全開♪♪~♪
特に愁いが滲むAメロからテンポアップして入るサビでのノリの良さは、だからこそ刹那の恋模様がグッと身近に迫ってくるんですねぇ~~♪
ご存じのとおり、この「色づく街」は名曲ゆえにカバーバージョンも多く、例えば麻丘めぐみ、三田寛子、高橋真梨子、シェリー等々、何れもそれだけ聴いていれば、仕上がりは決して悪くは無いんですか、しかし一度でも南沙織のオリジナルバージョンを知ってしまえば、失礼ながら残念賞は免れないんじゃ~ないでしょうか。
それほど南沙織の個性は素晴らしく、殊更「色づく街」との相性は彼女の芸歴の中でも上位の出来栄えと思うばかりです。
ということで、昨日ご報告のとおり、サイケおやじは現在旅中、紅葉と枯葉がギリギリに存在する街に来ているんですが、そこで思わず口ずさんでしまったのが「色づく街」でした。
週末には帰りますが、その後は今は非常勤になっている雪国の仕事場に向かいますので、晩秋~初冬の風情を身に滲みさせましょうか。
それで現実の厳しさが幾らかでも和らげば、いいんですが……。
コメント、ありがとうございます。
季節の移ろいを味わうのも、ここに生きていればこそ、大切にするのが幸せへの道かもしれませんねぇ~♪
歌謡曲を愛でるのは、そのひとつの手段かと(笑)。
それこそ昭和歌謡の醍醐味の一つだと思います♪