OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

坂道のある青春の蘊蓄

2023-10-11 17:40:47 | 歌謡曲

青春の坂道 / 岡田奈々(NAV / キャニオン)

サイケおやじが借りているトランクルームの巡回警備員の某氏は、熱狂的な岡田奈々ファンであり、昭和52(1977)年に発生した暴漢による彼女への監禁傷害事件の犯人捕縛を人生目標として警察官になったものの、その方面とは無縁な勤務ばかりで退職し、現在の仕事が第二の人生という不屈の男!

―― というプロフィールを知ってから、サイケおやじは機会がある毎に親交を続けているわけですが、その某氏は流石に岡田奈々関連のレアアイテムや貴重な音源を多々蒐集しており、そこにはステージギグのライブやテレビ&ラジオ出演時の映像や音源が含まれている事は言わずもがな、例えば本日ご紹介する岡田奈々の大ヒット曲「青春の坂道」に関しても、様々な蘊蓄を教授されましたですよ、サイケおやじは (^^)

で、まずは「青春の坂道」というシングル曲の発売は昭和51(1976)年3月、ジャケットスリーブに記載があるとおり、基本的には芸能雑誌「明星(集英社)」で歌詞の募集があり、それに採用された中司愛子の作品を基に松本隆が作詞、そして森田公一が附したメロディこそは、歌謡フォーク味のホンワカムードでありながら、サビでのマイナースケールの用い方はニクイばかりの胸キュンフィーリングが全開♪♪~♪

しかも瀬尾一三のアレンジが、どっぷりと十八番の正統派歌謡フォーク (^^)

そこにはアコースティックギターやフルート、程好いストリングスが恣意的に使われ、的確な8ビートを提供するリズム隊もイイ感じ♪♪~♪

ですから、決して上手いとは言い難い岡田奈々のボーカルが逆に味わい深い仕上がりと申しましょうか、青春という人生の上り坂を歌った歌詞の世界の前向きな「せつなさ」を伝えてくれるには絶好の節回しと思うばかり (^^)

実際、これは見事にヒットし、彼女が出演したテレビドラマや映画でも挿入歌となっていた記憶があるんですが、そこのところについて前述した岡田奈々フリークの某氏からの教えを受け売りすると ――

 

 ※当時出演していたテレビドラマ「俺たちの旅(日本テレビ)」の劇中、
  既に歌詞違いの「青春の坂道」が彼女自身の歌唱で披露されていた。
  これは公式レコード音源としては未発売。
  しかし、件のドラマのビデオ等々で楽しめる。

 ※彼女の主演映画「青春の構図(昭和52年・松竹)」でも挿入歌になっている。
  これは彼女自らの弾き語りという演出での完全別バージョン。

 ※その他、別ミックスや音圧違いのバージョンがベスト盤やシングル盤に散見。
  その些末な事象にも拘りが必要?

 

―― 等々、このあたりはサイケおやじも実地検証(?)したくなりますねぇ~~♪

ちなみに前述の主演映画「青春の構図」は大学の女子バスケットボール部が舞台になっているので、岡田奈々のブルマー姿が存分に拝めるという人気作であり、その頃はポスターの盗難も相次いだとか!?

気になる皆様はネット等々でお調べくださいませ (^^)

ということで、本日は「いただき」情報中心の拙ブログではありますが、そんなサイケおやじとて、岡田奈々の「青春の坂道」は大好きな歌であり、もちろん彼女のブルマー姿も大好物 (^^♪

青春の坂道なんて、とっくの昔に上りきってしまった今となっては、下り坂にも何かしら思いを持っていたいもの…… (^^;

あぁ……、岡田奈々には、癒されるなぁ~~~♪

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デジタル社会は困りもの

2023-10-10 16:58:11 | サイケおやじの日常

連休明けのトラブルは仕事には「付き物」かもしれませんが……、それにしても今日は厄介な事柄が積み重なり、対処に手間取っている有馬様です…… (>_<)

もちろん、サイケおやじだって、ネットが普及している現代の恩恵には感謝するばかりですが、時としては、それが裏目……。

ということで、事態収拾に追われておりますので、本日は……、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

 

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秋なればこそ、ボサノバ歌謡

2023-10-09 17:44:23 | 歌謡曲

福寿草の詩 c/w ぬくもりの部屋 / 中山恵美子 (東芝)

「ボサノバ」は「夏」こそが似合う音楽かもしれませんが、それが我が国独特の「ボサノバ歌謡」に変換されれば、これが「秋」にもジャストミート♪♪~♪

サイケおやじにとって、本日掲載のシングル盤こそは、その証左とも思える1枚でありまして、とにかく作詞:竜真知子&作編曲:馬飼野康二が提供のA面曲「福寿草の詩」は、ちょいと深刻なイントロから歌い出されながら、すうぅぅ~っとソフトロック系のボサノバ歌謡に変化していく、その刹那の瞬間からの曲展開がクセになりますよ (^^♪

実は……、この「福寿草の詩」はジャケットスリーブに記載されているところから、昭和53(1978)年秋から放送されていた所謂昼メロ「転落の詩集(TBS)」の主題歌だったらしく、だからこそ、儚い幸せを求める女心が綴られた歌詞には、こ~ゆ~メロディとアレンジが必須だったと思えば、素直な声質で情感を滲ませた歌唱を披露する中山恵美子の個性が全開♪♪~♪

ですから、同じ制作スタッフが手掛けたB面曲「ぬくもりの部屋」が尚更に素晴らしく思えるのはサイケおやじだけでしょうか。

こちらは余計な(?)仕掛けを排除した正統派ボサノバ歌謡に仕上がっており、いゃ~~、中山恵美子の節回しのハートウォームなフィーリングにはグッと惹きつけられますよねぇ~~♪

特に終盤、ドゥビドゥバァ~トゥトゥットゥ~~♪ 

―― なぁ~んて短くも胸キュンなソフトジャズ系スキャットを聴かせてくれるあたりにはシビレが止まりませんよ (^^♪

程好いフェロモンもイイ感じ♪♪~♪

ということで、このシングル盤は繰り返しますが、ボサノバでありながら「秋」を感じさせてくれる裏傑作じゃ~ないでしょうか?

中山恵美子は、そんなこんなの隠れ人気作を幾つも歌っているので、やっぱり集成復刻が待たれますねぇ~ (^^)

この季節、皆様にお楽しみいただきたい1枚です。

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はぐれ鳥、何時また帰る…

2023-10-08 17:13:36 | 歌謡曲

女はぐれ鳥 / 松平純子 (キングレコード)

本日は久々の松平純子ということで、掲載したのは彼女の歌手としてのデビュー作と思しきシングル盤なんですが、とにかくA面収録の「女はぐれ鳥」の「やるせない」ムードが横溢した歌謡フォーク系演歌節が実にたまりません (^^♪

それは作詞:千家和也&作曲:鈴木淳という、これが世に出た昭和49(1974)年当時の世相風俗を知り抜いていたヒットメーカーコンビの提供であれば、エレピやアコースティックギターをメインに用いた京建輔のアレンジも素晴らしく、だからこそ、松平純子ならではのソフトな声質によるエグ味を滲ませる節回しにはグッと惹きつけられるんですねぇ~~♪

雰囲気としては梶芽衣子にも通じるところもありますが、それこそ松平純子はルックスを裏切らない歌謡世界を聴かせてくれるあたりは甲乙付け難いわけでして、サイケおやじは、まあ……、その日の気分ということからすれば、松平純子がジャストミートであります、本日は (^^)

しかし……、何故か彼女の音源復刻は芳しくありませんねぇ……。

歌唱力も上々ですし、ルックスも素敵な松平純子の再評価を強く望むばかりです。

さて、今夜は借りているトランクルームでネタの整理でも (^^;

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河原町は黄昏ているか…

2023-10-07 17:13:51 | 歌謡曲

河原町たそがれ / 堀智子 (東芝)

何故にブレイク出来なかったのか……?

そんなふうに思い続けているアイドルシンガーは必ずや、皆様の記憶にもあろうかと思えば、サイケおやじにとっての「そんなひとり」が、昭和51(1976)年11月に本日掲載のシングル盤を出した堀智子です。

アイドルシンガーの要件にはルックスと歌唱力の問題が時として二律背反する事も珍しく無い業界において、掲載したジャケ写ポートレートからして一目瞭然に愛くるしい面立ちと思わせぶりな仕草がニクイばかりに可愛らしく、しかも歌が上手いという芸能的資質に恵まれていたわけですが…… (^^;

確かデビューまでの経緯にしても、某テレビオーディション番組のチャンピオンとして華々しい登場もあったはずが、昭和50(1975)年夏に出した最初のシングル曲「シーサイドホテル 805」から空振りを続け……、ここに作詞:柴田陽平&作曲:鈴木征一が提供の「河原町たそがれ」は4作目にして、それまでの溌剌&爽やかなポップス歌謡から一転、しっとりした歌謡フォーク調の正統派歌謡曲♪♪~♪

ミディアムスローなメロディ展開は、どっぷりと哀愁モードが全開ですし、ストリンクスやコーラス、そして儚さが滲むギター等々、このあたりのアレンジも葵まさひこのイイ仕事だと思いますし、何よりも堀智美の「あべ静江+太田裕美」という声質に小柳ルミ子っぽい節回しで聴かせる刹那の歌謡フィーリングは、彼女ならでは個性として、こ~ゆ~曲調そこがジャストミートと思わせられましたですねぇ~~ (^^)

しかし、残念ながら、ヒットしたとは言い難い結果は実に勿体無い……。

ちなみに、この名曲・名唱はテレビ映画「河原町東入ル(関西テレビ)」の主題歌というキャプションがジャケットスリーブに記載されておりますが、サイケおやじは全く、件のドラマには接しておりませんので、そのあたりの反響は知る由もありません。

そして以降、堀智美は……、なんとなくローカルな活動に入ったらしく、何時頃フェードアウトしたのかも分からないまま、サイケおやじの記憶の中に生き続けているというわけです。

彼女の音源の復刻状況も定かではありませんが、皆様には、この「河原町たそがれ」だけでも聴いていただきたいと願っております <(_ _)>

う~ん、それにしても渚ゆう子の「京都慕情」もそ~ですけど、「河原町」って「たそがれ=黄昏」が似合う街なんでしょうかねぇ~~~ (^^)

ということで昨日、ちょいと書きましたが本日、待望の新車が納入されました (^^)

ところが……、運転操作の基本以外の安全仕様機能とか、最新式カーナビ諸々の使い方が複雑怪奇…… (>_<)

とりあえず走れますけど、明日は交通安全の御払いに行ってこよう (^^)

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やれやれ…

2023-10-06 17:01:39 | サイケおやじの日常

健康診断で引っ掛った心臓病の検査で今の今まで、病院に留め置かれました (>_<)

まあ、それも待たされるのが常という医療現場の実情ではありますが、気が滅入るわけですよ、そ~なると尚更に……。

明日は新車が納入されるということで、気を取り直して、これから帰ります (^^)

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これが彼女の本領ならば

2023-10-05 17:48:26 | 歌謡曲

風のノー・リプライ / 鮎川麻弥 (CRYSTAL BIRD / キングレコード)

鮎川麻弥(あゆかわまみ)も、サイケおやじにとっては、ちょいと「わからない」女性芸能人でして、それは可愛らしい面立ちとキュートな佇まいから、アイドルが本職なのか、あるいはCMソングやアニメ関連の楽曲等々をレコーディングしているスタジオシンガーなのか、さらには自らが標榜しているソングライターとしての存在なのか……?

そんなこんなの多面的な活動は天賦の才ではありましょうが、失礼ながら今日まで、それを存分に発揮出来ていたのかは、サイケおやじにモヤモヤした気分を残しているばかり……。

さて、そこで本日掲載したのは、おそらくは彼女が歌手として、最初の公式デビュー曲「風のノー・リプライ」をA面に入れたシングル盤でして、ど~です、このジャケ写に登場している鮎川麻弥は、ほとんどアイドル丸出しってところだと思うんですが、収録されている歌声を聴けば、これが清涼感溢れる声質で爽快に節回す歌いっぷりは、生半可なアイドルじゃ~ない証明でありましょう。

とにかくアップテンポで、ノリが実に素晴らしく、サウンドの作りは、これが発売された昭和59(1984)年7月には「ありがちな」な産業ロック系ニューミュージックのムードが横溢した無難なところが逆に彼女のボーカルにはジャストミート ♪♪~♪

そこで制作クレジットを確認すれば、作詞:売野雅勇&作曲:筒美京平という、如何にものヒットメーカーコンビの存在が際立つわけですが、サイケおやじは最初、このメロディラインとリズムパターンの使い方からして、山下達郎が楽曲提供していたのかと思い込まされてしまったという告白をせねばなりません (^^;

う~ん、流石は流行最先端に拘る筒美京平御大の手腕の冴えと書いてしまえば、それこそ贔屓の引き倒し、お叱りは覚悟せねばなりますまい <(_ _)>

加えて、戸塚修のアレンジも確信犯的な上手さがあると思っております <(_ _)>

ちなみに楽曲そのものはジャケットスリーブにも記載があるとおり、テレビ放映されていたアニメ「重戦機エルガイム」の主題歌らしいんですが、サイケおやじは全く件のアニメに接しておりませんので、あくまでも最初、ラジオから流れ出た「風のノー・リプライ」を歌っていた鮎川麻弥の印象が先行していたのです。

そして以降、彼女のレコードに注目継続してみれば、アニメ関連のテーマ曲や個人的には面白味を感じない洋楽カバー等々、それはそれで好きな人には好きとしかいえないところなんでしょうが、何か彼女の資質が無駄遣いされているような……?

そんな不遜な想いが募るのも、結局は公式デビュー曲と思しき、この「風のノー・リプライ」の歌いっぷりが素敵過ぎるからなんですよ (^^;

う~ん、彼女もまた、可愛さ余って憎さが百倍って存在かもしませんねぇ~、サイケおやじにとっては (^^;

ということで、いきなり今日は寒くて目が覚めたという朝から、昼間は地震と津波のニュースに翻弄されてしまったです。

それでも週末には新車が納入の段取りとなり、気分も前向き (^^)

あんまり、浮かれないように自分に言い聞かせているのでした。

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ローレン中野が神髄のベンチャーズ歌謡

2023-10-04 16:50:38 | 歌謡曲

愛のエピローグ / ローレン中野 (キングレコード)

掲載したのはローレン中野が昭和52(1977)年に出したシングル盤で、サイケおやじにとっては彼女関連のコレクションで、ようやく2枚目の獲物だったんですが、これは以前から欲しかったブツであり、それは収録A面曲「愛のエピローグ」がベンチャーズ歌謡に他ならないという真相(?)があるからです (^^)

それはベンチャーズが1977年に、おそらくは日本優先に制作発売したとされる「Amanda's Theme」を原曲としており、ベンチャーズ盤の制作クレジットは「Wilson - Bogle - Edwards」とされていますので、確かにオンタイムのベンチャーズであったことから、このローレン中野の「愛のエピローグ」は作詞:有馬三恵子&作曲:The Ventures であっても、偽りは無いわけなんですが……。

しかし、実際に針を落として、いきなり鳴り出すのが一瞬、ジェフ・ベックの「哀しみの恋人達 / Cause We've Endes As Lovers」を想起させられずにはいられない、ミディアムテンポの泣きのギターであり、ちょっぴりヘヴィなリズムアレンジも、あえて「ベンチャーズ歌謡」とはズレた雰囲気ではありますが、楽曲主旋律は哀愁たっぷりのドラマチックな歌謡メロディであり、このあたりの編曲は馬飼野俊一の確信犯的手腕の冴えと思うばかりなんですが、いかがなものでしょう。

もちろん、ローレン中野の素晴らしい歌唱力が楽曲の良さを相互作用的に引き立てていることは言わずもがな、ジャケットスリーブ裏面には当時のベンチャーズが来日時の中のサンプラザにおける記念撮影のカットが掲載されているところから、おそらくはベンチャーズのライブステージにも出演していたのかもしれません。

う~ん、実はサイケおやじは、この昭和52(1977)年のベンチャーズ来日公演には全く接しておりませんでしたので、今となっては悔しさが…… (^^;

それほど、ここでのローレン中野の歌いっぷりはニクイばかりというわけです。

ちなみに件の裏ジャケットの楽曲クレジットには作曲が「The Bentures」と表記されているのは、ご愛敬としても噴飯物でしょうねぇ~~ (^^;

ということで、当時のベンチャーズはノーキー・エドワーズ(g)、ドン・ウィルソン(g)、ボブ・ボーグル(b)、そしてジョー・バリル(ds) という面々で、本国アメリカでの所属レコード会社は「United Artists」だったんですが、日本においては、その契約発売元が東芝からキングレコードに移っていたという内情も影響したのでしょうか、個人的には、この時期に制作されたベンチャーズ本隊のレコードにイマイチ、冴えを感じていないんですが、だからこそ、ここにローレン中野が歌った「Amanda's Theme = 愛のエピローグ」の素晴らしさに心が揺れてしまうのでしょうか……。

正直、ベンチャーズのオリジナルバージョンはアナログシングルでしか聴いていませんが、それに比べてもという繰り言は、これを最後にしたく思います。

うむ、ベンチャーズ歌謡の魔力は失せることは無いっ!

それを信じているのでした (^^)

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たまには浮かれていたいもの

2023-10-03 17:10:47 | Soul

卑弥呼 / Passionata (ビクター)

本日の主役たるパッショナータはフィリピンで活動していたボーカルグループで、十八番のディスコサウンドでヒットを飛ばしていたことから早速、昭和54(1979)年晩秋に我が国独自制作だった本日掲載のシングル盤A面曲「卑弥呼」を出してみれば、これが忽ち大ヒット!?!

もちろん、やってくれたのは当時の流行最先端だったテクノ系ディスコ歌謡であり、アップテンポで英語と日本語がゴッタ煮という歌詞の調子の良さは天下一品だったんですが、サイケおやじが最初に「卑弥呼」を耳にした時にゃ~、なんだぁ~~、これっ!?!

そ~としか思えなかったという、そのヒット性感度の高さに圧倒されましたですねぇ~~!?!?

しかも、レーベルの製作クレジットには、Joe Lemon - Marco Bruno - Michael Khan という外人名が記載されており、それでいてアレンジ担当は Jun Fukamachi !?!

つまりは深町純が関わっているプロデュースだったんですから、曲タイトル「卑弥呼」共々、これは完全に日本優先のシングル曲という確証を得てしまえば、Joe Lemon=森雪之丞、そして Michael Khan=川口真!?!

そんなこんなの真相らしきものを後に知った時にも、自然に納得出来たものでした (^^)

だって、この「卑弥呼」は本当に売れるべくして、作られた傑作だと思うんですよ。

ちなみにパッショナータのメンバーはルース・ベルガラ、アイーダ・ディワラ、マーシー・カブレラという顔ぶれで、確か翌年早々には来日し、東京音楽祭にも出場していましたし、その頃には、やはり日本語歌詞の「ルナ・ルナ」なぁ~んていうシングル曲も出していましたですね。

ということで、待たされていた新車の納入も近々という連絡があり、妙に本日は気分がアッパーなもんですから、こんなお気楽ディスコ物を出してしまいました (^^)

やっぱり明るく前向きな気持ちで生活するのが、一番でありましょう。

本日は浮かれ調子で、失礼させていただきます <(_ _)>

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決して消えないチャープスの印象

2023-10-02 17:30:55 | 歌謡曲

恋人になりたい / ザ・チャープス (日本コロムビア)

「まりこ・ゆりこ・えりこ」の竹内三姉妹で登場したコーラスグループのチャープスは、昭和40年代後半からの凡そ10年間ほどの実働期間中に夥しいレコーディングを残している事は、正に昭和芸能史における大きな功績だと思っているんですが、それは……、やっぱり知る人ぞ知る存在でしょうか……。

サイケおやじが初めてチャープスに接したのは昭和45(1970)年から放送がスタートしたNHkの若者向け音楽番組「ステージ 101」において、なかなか素敵なコーラス&ハーモニーを披露するグループとしてであったんですが、中でも殊更強い印象を残したのが、メッセンジャーズの洋楽ヒット「気になる女の子 / That’s The Way A Woman Is」の日本語カバーを歌っていた時で、個人的には前述のオリジナルバージョンよりも気に入ってしまったほどです (^^♪

もちろん、サイケおやじは、このチャープスのバージョンを求めてレコード屋へ赴いたものの、当然の如くシングル盤として発売はされておらず、後に「ステージ 101」に参加していたメンバーやグループの音源を集めたLPにだけ収録されるという厳しい現実には…… (>_<)

ですから、チャープス名義のレコードを心待ちにしていたところへ出たのが本日掲載の1枚でして、その昭和48(1973)年7月の発売時に速攻ゲットしたのは言わずもがな、とにかくも作詞:片桐和子&作編曲:すぎやまこういち!

というクレジットも眩しいA面曲「恋人になりたい」に針を落とせば、ミディアムテンポでソウルフル&ソフトロックなアレンジとメロディ展開を持ち前の素敵なコーラスワークで聴かせるチャープスの魅力は全開 (^^♪

しかし……、楽曲そのものは必ずしもサイケおやじの好みからはイマイチ、ハズレ気味でしたし、現実的にヒットチャート云々で評価されるレコードではありませんでした……。

ただし、繰り返しますが、チャープスのコーラス&ハーモニーは絶品のポップス感覚に溢れていますし、カラオケの演奏パートが、これまたニクイばかりにグルーヴィ♪♪~♪

それは隙間だらけでありながら、テンションの高いベースとドラムスのコンビネーションは歌謡ファンクのお手本とも思えるほどですし、ディストーションを利かせたギターやカッコイイ~~ブラスセクションのリフが、たまらないんですねぇ~~♪

つまりは演奏パート主体に聴いていると、チャープスのコーラス&ハーモニーが本末転倒に素晴らしいわけですよ (^^♪

ちなみに、失礼ながらチャープスの三姉妹はルックスに好き嫌いがあるのは隠し様も無い現実でしょうし、当時は 17 ~ 20 歳ぐらいだった年齢を考慮しても、名前と顔の不一致とか、やはり彼女達が以降、スタジオの仕事や有名歌手のバックコーラス隊としてのギグを多数やっていくのは自然の流れでしょうか (^^;

そして残してくれた夥しい音源にはアニメや特撮ドラマの主題歌及び関連トラック、CMソング、企画物レコーディング等々、全くデータの掘り起こしも困難と思われる業績の数々は、絶対に集成されなければならない昭和歌謡界の大きな遺産でありましょう。

ということで、チャープスは昭和60年代に入ると活動が鈍り、それは彼女達の私生活の問題も大きかったそうですが近年、再び歌声を聴かせてくれているらしいという情報は嬉しいですねえ~~♪

うむ、チャープスが忘れられない (^^♪

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