OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

このB面にシビレる名曲

2024-01-21 16:57:20 | 歌謡曲

ドアーを叩いて / 八代亜紀 (テイチク)

今日は入れてもらっている高齢者バンドの本年初練習だったんですが、やはり事前の連絡打ち合わせから、故・八代亜紀の持ち歌をカバーしたいという話になり、メンバー各々が楽曲を選ぶという段取りから、サイケおやじも故人のレコードをあれやこれやと聴き返してみれば、やはり八代亜紀というボーカリストの歌の上手さは別格であり、それゆえにカラオケでトーシロが歌う事も難しく、同様に演奏パートのコピーも…… (^^;

まあ……、そのあたりは身の程知らずの何とやらではありますが、それでもサイケおやじが、これなら、ど~かなぁ~~、ってな思惑で選んだのが本日掲載のシングル盤B面曲「ドアーを叩いて」でありました。

実はこれ、以前に拙ブログでご紹介した「恋街ブルース」のカップリング曲ですから、作詞:悠木圭子&作曲:鈴木淳からの提供は言わずもがな、小谷充のアレンジも含めて、如何にも発売された昭和47(1972)年当時のポップス歌謡のサウンドが横溢したミディアムアップの演歌ソウルに仕上がっているんですねぇ~~♪

というか、曲調としては奥村チヨ、ちあきなおみ、安倍里津子あたりが歌ってもイケる感じだと思いますが、そこは流石に八代亜紀♪♪~♪

節回しには確かに奥村チヨっぽい表現もあるとはいえ、そこには既にして八代亜紀ならではの特有の情念歌唱がライトタッチで表出されていますし、演奏パートにおけるニューロックなギターやニューソウル風味のストリングス、さらにはグルーヴィなベース等々との相性の良さは、ジャズやブルース等々の洋楽を聴き込み、影響を受けていたに違いない故人の個性があればこそかと思います (^^♪

ということで、本日の練習には、この「ドアーを叩いて」をデジタルファイル化して持参したところ、めでたく(?)採用となりました (^^)

しかも、今回から歌謡曲が大好きという女性ボーカルさんと学生時代にフルバンでサックスやフルートをやっていたという助っ人氏が参加してくれたもんですから、他にも「もういちど逢いたい」等々も練習出来た次第です。

ただし、サイケおやじは例によってミスの連発、ヘタレを繰り返して…… (>_<)

あぁ……、もっと……、練習しないとなぁ~~~ (^^;

そ~ゆ~意気込みも沸き上がっているのでした。


倒れても、心を残したい

2024-01-20 17:10:10 | サイケおやじの日常

元日に発生した能登半島地震の被災者支援の集まりに出席しました。

う~ん、それにしてもマスコミで報道されている以上の悲惨な現状が明らかにされ、戸惑うばかり……。

しかし、今は前を向いていくしかないという決意で、何かしらの手助けが出来るのなら、微力を尽くす気持ちも新たにした次第です。

この世の厳しさ、残酷さを痛感させられたサイケおやじであります <(_ _)>


追悼・冠二郎 ~ 旅の終わりに涙する

2024-01-19 17:50:03 | 追悼

旅の終わりに / 冠二郎 (日本コロムビア)

この年末年始は有名人の訃報が相次ぎ、その中ではアクション演歌で人気を集めた冠二郎が元日に鬼籍に入られた事を知りました。

良く知られているとおり、故・冠二郎には長い下積み時代があり、それでも歌の実力は認められていたのでしょう、昭和42(1967)年の公式デビュー以来、それなりにシングル盤を出し続け、ついに平成4(1992)年、前述したアクション演歌の大ブレイク曲「炎」によって若年層にも受け入れられるスタア歌手となったわけですが、それゆえに正統派歌謡曲のファンからはキワモノ扱いを受けていたのも、また事実でした。

しかし、それでも冠二郎という歌手が支持されていたいたのは、昭和52(1977)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「旅の終わりに」が当時、強い印象を残すヒット曲になっていたからであり、加えて作詞:立原岬=五木寛之&作編曲:菊池俊輔が提供の件の「旅の終わりに」はロングセラーヒットになって当然という決定的な傑作曲!

実際、八代亜紀や藤圭子、他にも大勢の男性歌手によってカバーバージョンが制作されたほどなんですが、やっぱり冠二郎のオリジナルバージョンには独特の哀愁が滲み出ているあたりは、既に述べたとおり、長い下積み時代の諸々があるからでしょうか。

実は、この「旅の終わりに」は五木寛之の小説「海峡物語」と「旅の終わりに」をベースにした連続テレビドラマ「海峡物語(テレビ朝日)」の劇中歌としてレコーディングされたという経緯があり、主題歌は内山田洋とクールファイブの「ふたりの海峡」だったんですが、物語進行のキーポイントになっているのは落ち目になって隠棲した歌謡曲のプロデューサー=芦田伸介が件の楽曲「旅の終わりに」の制作に再起を賭ける!

―― という展開でしたからねぇ~~、それは江藤潤が演じる新人歌手のデビュー曲という設定ながら、実際は毎回の様に冠二郎のアテレコの歌声がハードボイルドな物語展開とリングして流れるとあっては、ヒットするのも当然が必然!

放送されていたのは昭和52(1977)年の春から秋だったんですが、その終了後に間髪を入れずに世に出た冠二郎の「旅の終わりに」は、待ってましたの売れ行きだったわけです。

ちなみにテレビドラマ「海峡物語」の劇中には主役の芦田伸介が育てたという設定になっている八代亜紀と再会する名場面があったと記憶していますので、追悼の再放送を強く望んでいるのはサイケおやじだけでは決して無いと信じる次第です。

ということで、冠二郎はド派手なアクション演歌と共に、こ~ゆ~哀愁演歌も持ちネタにしていた実力派でありました。

皆様ご存じのとおり、故人は以前に病気療養していた時期があり、それゆえに復帰後は往年の濃すぎる熱血歌唱が薄れてしまった晩年、だからこそ、深い味わいが歌唱表現に加わり、この「旅の終わりに」も尚更に哀切感を込めて歌っていたんじゃ~ないでしょうか。

サイケおやじは以前、全盛期の冠二郎のステージギグに接した時、当たっていたアクション演歌路線とは真逆とも云える「旅の終わりに」が同時に披露されていた事に感銘を受け、それはシンミリとした泣き節でありましたですねぇ~~。

そんなこんなを思い出してしまうもんですから、本日は「旅の終わりに」を取り出したというわけです。

衷心より、合掌。


飯島真理への最初の驚愕

2024-01-18 17:15:09 | Singer Song Writer

愛・おぼえていますか c/w 天使の絵の具 / 飯島真理 (ビクター)

今となっては優れたシンガーソングライターとしての評価も固まっている飯島真理ではありますが、少なくともサイケおやじの前に登場して来た頃、その昭和57(1982)年当時は声優であり、アイドルシンガーでもあり、それでいて翌年発売された最初のLPが坂本龍一のプロデュースによる収録曲が自作自演という驚愕は、これ如何にっ!?

実際、彼女のルックスは完全に女の子アイドルの王道であり、声質も同様でしたからねぇ~~!?

思い込みが人一倍強いサイケおやじにしてみれば、飯島真理の本性(?)が分からなかったというのが正直な告白だったわけですし、前述したLPにしても、その話題性だけは耳にしていたものの、しっかり聴いたのは完全に後追い……。

それでも初めて彼女を認識させられたのが本日掲載のシングル盤でありました。

もちろん、これは皆様ご存じのとおり、飯島真理が本格的に声優としてブレイクしたアニメ「超時空要塞マクロス」の関連主題歌として昭和59(1984)年に発売され、収録A面曲「愛・おぼえていますか」が思惑どおり(?)のヒット!

なにしろ、それは作詞:安井かずみ&作曲:加藤和彦から提供の「泣きメロ歌謡」であり、如何にもの歌謡フォーク味にモダンなセンスを付け加えた清水信之のアレンジもニクイばかりなんですが、何よりも飯島真理の声質が楽曲にジャストミート♪♪~♪

その程好いアイドルっぽさとニューミュージック系の節回しがあればこそ、これがヒットしなければ不思議なほどの仕上りだと思うばかり (^^)

しかし、サイケおやじを心底驚愕させたのは、ここに収録のB面曲「天使の絵の具」でして、何気なく針を落して流れて来たアップテンポの産業ロック系ニューミュージックの心地良さにグッと惹きつけられ、思わず制作クレジットを確認すれば、そこには作詞作曲:飯島真理!

その真実を知った瞬間、サイケおやじは彼女に対する認識を変えねばならなかった事は言うまでもございません (^^)

極言すれば、ここでも清水信之のアレンジが冴えているあたりは同時期に注目され始めたEPO=エポと似て非なる魅力あるとはいえ、後年、山下達郎からの制作作業の誘いが実現しているあたりは、さもありなん (^^)

以降、サイケおやじは密かに飯島真理を聴き続けておりまして、それでも妙に面映ゆさを自覚してしまうのところも、皆様にご理解いただければ幸いでございます。

ということで、飯島真理については追々に書いていきたいと思いますので、本日は出会いの瞬間を短めに (^^)

まあ……、好きなものは好き、それが飯島真理であったとしても、自分に言い聞かせるばかりです (^^;


慰霊鎮魂、そして…

2024-01-17 17:05:10 | サイケおやじの日常

今日は阪神淡路大震災の慰霊祭に参列させていただきました。

以前にも書きましたが、サイケおやじは、この悲惨な大災害から命拾いしているので、神妙です。

折しも……、能登半島で元日から大地震という現状もあり、あらためて防災意識の大切さ、そして困難に直面している方々に何らかの手助けに微力を尽くす気持ちを強くした次第です。

自然災害の前には無力感も確かにあるわけですが、そうした悲惨の後の前向きな気持ちは絶対の信頼があってこそかと思います。

不肖サイケおやじは、そんなこんなを考えさせられる1日となりました。

この気持ち、忘れないでいようっ!


カントリーロック歌謡で春を待つ

2024-01-16 17:10:59 | 歌謡曲

ブルー・マイ・ラブ / パティ (EAST WORLD / 東芝)

掲載したのは以前「この人」シリーズでご紹介したパティが昭和56(1981)年5月に出したとされるシングル盤で、これまで……、サイケおやじ的には決して万全の好みではなかった彼女のレコードの中では、一番に気に入ってしまったのが、ここに収録のA面曲「ブルー・マイ・ラブ」です (^^♪

なにしろ、それはイントロから軽快にして強いビートにバンジョー全開というアップテンポのカントリーロック歌謡でして、当然ながらハーモニカ、ペダルスチール等々の定番楽器が彩りを添えるというカラオケパートがあればこそ、パティの英語混じりの歌詞を節回す歌いっぷりが実にノリノリなんですねぇ~~♪

もちろん、これは作詞:三浦徳子&作曲:筒美京平、そして編曲:戸塚修という制作スタッフが狙って作り上げたに違いなく、いゃ~~、ちょっぴりホロ苦い歌詞の世界もパティがナチュラルに持っている、その佇まいや存在感にはジャストミートじゃ~あぁ~りませんかっ!

というか、もしも、これを純日本人のアイドルや歌謡フォーク系のシンガーが演じたとしたら、ここまでの相性の良さが表出されたかは微妙なところと思いますが、いかがなものでしょう (^^)

う~ん、カントリーロックは歌謡曲の土壌にも馴染んでしまうんですねぇ~~ (^^)

ということで正直、こ~ゆ~カントリーロックは春を呼ぶイメージがあるんじゃ~なかろうか?

そんなこんなを昔っから思っているサイケおやじですから、寒中にこそっ!

もちろん、それが歌謡曲であったなら、最高なのは言わずもがなっ!

――  であります (^^)


これを残してくれた仁和令子

2024-01-14 17:48:28 | 歌謡曲

TOKYOワルツ / 仁和令子 (東芝)

昭和50年代前半、主にテレビの時代劇に出演して活躍した仁和令子もサイケおやじが大好きな美人女優さんでした。

と、書かねばならないのは、彼女も美人薄命……、享年60 にして鬼籍に入られたからでして……。

それでもサイケおやじにとっては、本日掲載のシングル盤A面曲「TOKYOワルツ」を残してくれただけで、彼女と同じ時空を過ごせたという思い出が心に深く刻まれております。

発売されたのは昭和59(1984)年7月、作詞:なかにし礼&作曲:宇崎竜童というクレジットを確認すれば、これは同時期に由紀さおりが出していた「TOKYOワルツ」との競作バージョンであるわけなんですが、件の由紀さおりのバージョンがチト河内の編曲によるミディアムスローのストリングス&アコースティックな雰囲気で歌われれているのに比べて、こっちの仁和令子バージョンの編曲は萩田光雄が担当しているということで、力強いビートが入ったミディアムアップの歌謡ロックに仕立て上げられており、だからこそ仁和令子のイイ女モードが全開の節回しには心底、シビレさせられてしまうのがサイケおやじの偽りの無い本音であります (^^♪

いゃ~~、本当に素敵なんですよぉ~~、これがっ!

全くジャケ写ポートレートと同じ声が楽しめると申しましょうか、家に帰ってみたら、彼女みたいな人が待っていたら、ど~しますかねぇ~~~ (^^)

―― なぁ~んていう妄想も沸き上がるって事ですよ (^^♪

ということで、これはサイケおやじの私的お宝盤のひとつではありますが、ぜひとも皆様にも、お楽しみいただきたく、本日のご紹介とさせていただきました。

合掌。


これは大推薦! 大場久美子の傑作

2024-01-13 17:02:40 | 歌謡曲

悲しみ貯金箱 c/w 明日ではおそすぎる / 大場久美子 (Kitty)

例えばラジオや有線から流れていて、これはっ、自分の好みにジャストミートの楽曲だけれど、誰が歌っているの?

―― なあ~んていう嬉しい疑問を抱き、それが解明されて、またまた嬉しい驚きっ!?

―― という経験は独り、サイケおやじだけでは決して無いはずという思い込みから本日ご紹介するのは、昭和59(1984)年に大場久美子が出した掲載のシングル盤に収録の両面2曲です。

いゃ~~、まずは驚かされたのが冒頭に述べた、サイケおやじの耳を惹きつけてしまった楽曲、それは後に「悲しみ貯金箱」というタイトルが判明するわけですが、とにかく楽曲の雰囲気が当時流行のAOR系ニューミュージックがモロ出しのサウンドであり、そのミディアムテンポでソフト&メロウな曲調を節回しているのが、所謂ウィスパーボイスの囁き歌唱ですから、儚さ全開の歌詞の世界が、これまたジャストミートの大ホームラン♪♪~♪

そして、これを歌っていたのが大場久美子と判明してみれば、その驚愕は百万倍と言っても足りないほどであり、加えてレコード屋の店頭で邂逅した掲載のジャケ写スリーブの眩暈感は筆舌に尽くし難いものがあったわけですよっ!

なにしろ、皆様ご存じのとおり、大場久美子は昭和54(1979)年秋に「さよならコンサート」を大々的に開催し、女優業へと転身していたわけですし、それは自らの歌唱力の稚拙さを自覚しての行動だった事を明言していたんですからねぇ~~!?

それが……、何がど~なってんだかは知る由もありませんが、とにかく歌手としてレコードを出してしまった経緯を思えば、こんなピエロメイクのジャケ写ポートレートも窮余の一策と言えない事もないわけですが、しかし、だからこそと言うべきでしょうか、作詞:なかにし礼&作編曲:三木たかしとクレジットされた前述「悲しみ貯金箱」が、丸っきり大場久美子のアブナイ歌唱力を逆手に活かしたプロデュースになっていたのは流石!?

正直、サイケおやじは、そ~した作り込みが完全なる成功作と思っておりますし、なによりも、新しい大場久美子の魅力を引き出した、ここでのサウンドの妙は全く大好きなんですよ (^^♪

ですから、同じ制作陣が提供のB面曲「明日ではおそすぎる」が刹那のジャズ歌謡に仕立て上げられている結果にもノー文句でシビレさせられますし、こんなミディアムスロウ楽曲をセクシー系囁き歌唱で披露してしまう大場久美子は最高ぉぉぉぉ~~♪

このあたりはサイケおやじが稚拙な筆を弄するよりも、実際に皆様にお楽しみいただきたいところです (^^)

そして、尚更に嬉しい驚愕となったのが、なんとっ!

大場久美子は同時期に鮮烈なヌードも披露した写真集を出してしまったものですから、このB面収録曲「明日ではおそすぎる」を聴きながら、件の写真集を眺めていると、辛抱たまらん状態は既にして、お約束 (^^♪

加えて、強烈な追い打ちとなったのが、やはり同時期に制作された彼女のLP「狂香小夜曲」でして、ジャケットスリーブのイメージが完全に前述の写真集とリンクしている事は言わずもがな、収録された楽曲のサウンドイメージも、ご紹介したシングル盤に準拠したAOR&ソフトコアな仕上がりですから、これまた、ねっ (^^♪

 

ところが、このLP、掲載したサイケおやじの私有盤がサンプルの見本盤という実情からも皆様ご推察のとおり、正規流通盤は極めて希少らしく、サイケおやじにしても、これをゲットしようとして買い損ねたというか、友人の伝手を頼りに、それなりに苦労して入手したのが既に述べたとおり、サンプルの見本盤なんですねぇ……。

ですから、気になる皆様には、遭遇次第、即ゲットを強くオススメいたしますし、CD復刻も決死的に熱望する次第です。

ということで、大場久美子はちょい前、あまり健康状態が……、みたいな報道があったもんですから、気になってしまい、本日のご紹介とさせていただいた次第です。

人生の儚さは、あらためて述べるまでもない、諸行無常の真理ではありますが、一瞬でも輝いた瞬間を残していけるのは幸せにちがいありません。

こんな素敵なアイテムを我々に残してくれた大場久美子に感謝です。

もちろん、これからも、期待していますよ (^^)


あそびの表裏一体

2024-01-12 18:58:50 | 歌謡曲

■あそび / 石田文子 (ビクター)

サイケおやじからすれば、何を今更……、としか思えないのが連日ワイドショウ番組のネタにされているダウンタウン・松本人志の女体喰いまくり騒動なんですが、事の真相は知らずとも、松本人志が半ば強引とも思える関係を云々という経緯なんて、どこまでが所謂「合意」だったのかが、問題なんでしょう。

例えば松本人志がツッコミだったとしたら、献上されたに等しい女性は犠牲者として上訴するのが当然かもしれませんが、そ~ゆ~集まりに参加した女性にだって、それなりの思惑が全く無かったという推察は難しいと思うんですよ。

つまり、割り切り方というか、例えはズレているかもしれませんが、外タレのロックスタアが来日して宿泊しているホテルには、グルーピーと称されていたイケイケの女性ファンが大勢入り込み、お目当てのスタアと一夜を共にするなぁ~んていう実態が確かにあるわけですし、そんなこんなは世界中で常識化しているもんですから、ストーンズは歌まで作っておりますし、ゼップのロバート・プラントはステージで、「昨夜の娘は良かったぜ」みたいなMCをやらかし、それがブートではありますが、しっかり記録されているブツが幾つも残っているんですよねぇ~~。

もちろん、我が国の芸能界にしても、そ~した女性&女の子ファンの行動なんて、表沙汰になっていない話が山の様にあるわけで、サイケおやじも、そんな話は業界関係者から聞かされた事が度々ありましたですよ。

それじゃ~、何故に今回、松本人志だけが遡上に?

―― という動機や経緯を明らかにする事も、事件の本質や真相を騒ぎ立てる過程において、必須だと思うんですがいかがなものでしょう。

サイケおやじとしては、それが「遊び」の一言で要約出来る気がするんですけどねぇ……。

ということで、本日の1曲は昭和51(1976)年1月に石田文子が出したシングル盤A面曲「あそび」であります。

もちろん、楽曲の内容は前述した松本人志の騒動には完全に無関係なんですが、阿久悠が綴った歌詞の世界には背伸びした大人の関係に憧れる少女の心理がソフトタッチで描かれており、井上忠夫が附したソフトロックなメロディラインも石田文子の不安定な歌唱音域と節回しを逆手に活かしたプロの手際!?

そして、竜崎孝路のアレンジも何時もながらのソツの無さがニクイばかりに冴えているもんですから、ミディアムアップで悪びれずに歌う彼女のアイドルっぽさは本物なんですよねぇ~~♪

う~ん、この罪の意識の希薄さは本人が意識せずとも、周囲の大人には今も昔も伝わろってしまう、ある意味のアブナイ雰囲気であり、それもこれも、石田文子のロリ系な声質と節回しがあればこそ!?

―― かもしれません(^^;

ということで、もしも、松本人志がツッコミをやらかしていたとしたら、これまで被害女性は泣き寝入りをさせられいたところを明るみに出したわけで、事件性云々を取り上げるとしたら、やっぱり裁判しか道は無いでしょう。

本日の拙稿は多分に失礼千万な内容になってはおりますが、サイケおやじの忌憚のないところとして、お叱りは覚悟しております <(_ _)>

この世の中、全てを詳らかにする事は決して良い事とは思わないわけですが……、ど~なりますやら……。