ブログが活況なので、連載を忘れていました。
でも、私の問題意識も必要かな?と思い続けます。
問題意識は両方とも、同じ土壌に咲く花では?
というものです。
小泉さんの登場 空白感を埋める魔術師?
1993年、日本の政治は細川政権の誕生で大きな転換期を迎えました。
半世紀近く続いた、いわゆる55年体制も崩壊しました。
(自民党は、この危機を乗り切るために、選挙制度を中選挙区制から
小選挙区制に改定することに成功、いまだに自民党を中心とした
連立政権が続いています。)
93年に自民党が敗北した原因は金権体質にありました。
政・官・財の三位一体による癒着システムが批判の対象になりました。
たしかに、天下り、談合に象徴される土木建設国家システムは限界に
きていました。
(この三位一体のシステムは、戦前の満州国建設の際、ソビエト社会主義
などから学んでつくられたものとも言われています。)
経済成長の時代が終り、経済発展に役立ったシステムが時代に
そぐわなくなったのです。
そしてバブル経済が崩壊、日本は不況の時代へ突入していきました。
(当初、自民党を中心として政府は、不況対策として、公共投資策を
続行しましたが、財政赤字を増やすだけに終ります。)
こうした時代閉塞への処方箋として政治改革とともに、
構造改革の必要性が叫ばれ、経済改革として新自由主義経済方式が
採用されます。
三位一体システムを壊そうという試みで、規制緩和の実行です。
金融と労働分野での規制緩和が急速に進み、村上ファンドを生み出し、
株式市場を活性化させました。
また労働分野での緩和は、低賃金の労働者を多数生み出し、
企業の利益向上に大きく貢献しました。
こうした改革は、本来は野党の側から指導者が現れて、
政権が交代して行われるという順番でしょうが、
日本では、野党にそれだけの力がないという悲劇的な状況があります。
改革は、自民党をぶっこわすと叫んだ男が首相となって本格化したのです。
小泉さんの登場です。
国民の多数の支持を集めた小泉さんは、抵抗勢力という敵を設定、
財政支出の削減が実行されます。
公共投資の削減がようやく実現しました。
構造改革を実施、社会保障費は削減され、公務員も削減されようとしています。
そして増税が待っています。
小泉さんの「敵」をつくって中央突破を図る政治手法にも限界はあります。
その限界が、こんにちの日本の状況を悪くする方向に進みそうな気配がします。
続く