「ピースあいち」は地下鉄一社(一番出口)から北へ1K(15分)位の所ににあり、白い清楚な建物で正面の壁には平和を願い空に手を差し伸べる人の姿の素敵な絵が描かれていました。
大人300円、中高生100円で、日・月が休館日だそうです。
受付や案内などは平和のためのNPOの皆さんが協力して運営してみえました。
一階は、多目的ホールになっていて、「第四展示室現代の戦争と平和」で現在の世界の平和と戦争の状況が分かり易く掲示してありました。
メインは二階の資料展示室で、J字の通路の左右にギッチリと資料が展示されていました。
いり口部分は「第一展示愛知県下の空襲」で苦労して集められた空襲の資料がいっぱいでした。映像コーナーもあり空襲のリアルな様子も見ることが出来ます。
次は「第二展示室15年戦争の全体像」で中央に「命の壁」という組み写真の展示があり15年戦争で失われた命の死が迫ってきます。
そして濃密に写真、実物、手記、図表ETCtが展示してあり、丁寧に読み込めば一日では足らないくらいでした。
最後が「第三展示室戦時下の暮らし」で戦時下の民家の一部屋を再現し子供達にも伝わる工夫がしてありました。
そして三階は、こどもたちや若者、市民の人々と平和について語り、学び、行動出来る様なスペースが確保され、日常的に様々な企画がなされ、活動が行われていると聞きました。
愛知や名古屋に平和と戦争のの資料館が無いということが、いつも気がかりだった私にとって、戦後六十年にして立ち上がったこの資料館を誇りとし、育てて行きたいと思いながら眩しい梅雨の晴れ間の戸外にでて、大きく息をすいこみました。