中日新聞「視座」より 落石

オバマ・ヒラリー対決はオバマさんの勝利へ。
ジェラルド・カーティス氏は、中日新聞で、今回の予備選で、
いくつかの変化があったが、なかでも大きな変化は、
キャンペーンにお金がかかりすぎるという批判がなくなったことという。
両氏が使ったお金は、５億ドル（５２０億円）。
以前は企業・労組・利益団体からの大口寄付。
今はインターネットのおかげで、多くの人からの寄付金が。

オバマさんに寄付された金額は、２月一ヶ月で、５５００万ドル。
寄付した人は７３万人。半数が２５ドル以下、９０％が１００ドル以下。

これまでに、１５０万人がオバマさんに、
数十万人がヒラリーさんに寄付したという。

インターネットは広いアメリカで国民が政治に参加するうえでの
大切なツールとして活躍している。

翻って、わが日本は、どうか？
選挙が公示された後は、資金集めは、もちろん支持を求めるメールも禁止。

これは一体、どうしてなのか？

社会保障のための消費税？ 落石

マスコミでは、社会保障のためは消費税の増税が
避けられない？という記事が見られます。
国家財政は大赤字だ！
子どもに借金を残していいのか？
老人が若者のお金を横取りしてもいいのか？

これって、本当なの？
医療費や年金が大変というのは本当に本当なのか？

国家財政の巨大赤字が元凶。
その大きな原因は？

大型公共事業への税金の投入。
バブルが崩壊後は、経済効率を無視したバラマキ予算。

せっかくの税金の投入も景気には効果なし。

もともとの大赤字の原因は誰がつくった？
それには口をつぐんで、社会保障費の削減に
せっせと励む政府って、ナンなんだ！

ガソリン税の時と、まったく同じで、
正論が流通していない。

本当の正論を俎板のうえにのせて記事を書いてほしいのココロだ！

軍隊を持たない国 １ へそ曲がり

★軍隊を持たない国　１★

　軍隊を持たない国は、世界では、ヨーロッパ、南太平洋、中米・カリブ海に集中しています。
　ここでは中米・カリブ海を中心に、５回に分けて、次のことを紹介したいと思います。（週刊金曜日　５／２・５／９合併号　　前田　朗）

①　ドミニカ
②　グレナダ
③　セントルシア
④　セントビンセント・グレナディンズ
⑤ セントクリストファー・ネビス
⑥　バナマ
⑦　コスタリカ
⑧　世界の非武装憲法
⑨　軍隊廃止の理由
⑩　なぜいま軍隊のない国か


①　ドミニカ・・・クーデター未遂で軍隊解散

　ドミニカは火山性の島で山が多く「エデンの園」と呼ばれるほど自然が豊かである。ドミニカ共和国とは異なる。
　１４９３年、コロンブスが到着したのがドミニカと西欧の出会いである。東カリブ地域にはカリブ族がいたが、植民地時代に大半が殺害された。カリブ族はドミニカに３，０００人か生存するのみである。
　１８０５年、イギリスの植民地となった。砂糖プランテーションが開拓され、先住民族殺戮後にアフリカから奴隷を連行して働かせた。ドミニカに限らず、西インド諸島に共通の歴史である。
　ドミニカは独立時には軍隊を保有していたが、その後廃止した。１９８０年総選挙自由党が圧勝し、でチャールズ政権が成立した。チャールズ政権はただちに内政改革に乗り出し、工業化にも着手した。
　不満を持ったジョン前首相は軍部に支持を求めた。ジョン前首相と連携した一部の軍人が、８１年２月、各地で反政府活動を進め、抵抗する市民を誘拐・殺害した。８１年３月、クーデターが仕組まれたが事前に発覚し、ジョン前首相、軍指揮官などが逮捕された。
　軍部が政治に関与しクーデター未遂を引き起こしたので、政府は軍隊解散を宣言した。国会で軍隊解散法案が採択され、ドミニカ国軍は廃止された。

ここまでのグランパス（１１）各選手の見所 ②竹内彬（アキラ） 文科系

一昨年入団、去年ゲーム・デビュー、今年レギュラーという新星。右サイドバック。今や、他チームから恐れられる「名古屋のサイド攻撃」の立役者の一人にして、後に見るようにＪリーグ屈指のサイドバックの１人に育った。
絶えず上がってきては正確無比のクロスをヨンセンに合わせるのが特長だが、ご本人は「まず、守備から入っている」と語るので、最初は、ご本人のサイドバック観を見てみることにしよう。

①「守備から入りプラス攻撃というイメージです。まずは守備を完璧にして、そのなかでどれだけ攻撃に出られるかが一つの課題になりますね」
「攻撃同様、守りの時も積極的な守備を心がけています。そうした守備でボールが取れた時は、取る位置が高くカウンターになるので、その点は自分でも満足ですよ」
なんのことはない。「クロス名人」竹内も何をおいてもまず、敵ボール奪取数Ｊリーグ１位というグランパスの支え手なのである。しかも、クロスで駆け上がってよく上にいるくせに、「取る位置が高くカウンターになる」ことまでを狙っている。敵にボールを奪われた瞬間の「攻守の切り替え」が上手くないと今や上位にはいられないＪリーグなのだが、竹内もその先頭に立っているという自覚十分なのである。

②「ヨンセンへのクロスボールの質も高く、ヨンセンに良いボールが入ると対応するのが難しい」（京都、加藤久監督）
この言葉、「クロスボールの質も高く」とは、誰よりも先ず竹内のことなのである。なぜなら、今期始まって以来、Ｊリーグ・クロス数・ベストテンにおいて、竹内は常に２～４位にいて、今期Ｊリーグ・チーム・クロス数ナンバーワンをずっと張り続けているグランパスの最大の功労者なのだから。

③こうして、攻守両方に渡って非凡な有能さ、努力を示すとなれば、竹内のチームでの役割は大きくないわけがない。「躍進名古屋の最大の攻撃手段」、「右サイドからの崩し」を右ＭＦ小川とともに担う「点取りの陰の立役者」なのである。わずか２年目でチームの顔の１人になった小川佳純は竹内とのコンビをこう語っている。
「常にサイドバックの存在を意識しています。ＳＢからパスが出てオーバ－ラップすると相手は守りやすいですが、サイドチェンジで僕にボールが入った時はどんどん裏を回ってくれと言っているんです。ＳＢが上がることで、僕のボールを持てる時間が長くなることもあって、プレーしやすくなっているのは確かですね」

専門家たちは、こういうこと以上総てをよく見ているものだ。「週間サッカーダイジェスト」誌には毎週、ＦＷ、ＭＦ、ＤＦ各部門の「今週のベストテン」というコーナーがあるが、竹内の名が１～２位から外れたことはないのである。彼がおおむね中澤佑二や阿部勇樹の上にいる。個人能力はともかく、「チーム勝利も勘案した貢献度」がいかに高いかが分かろうというもの。興味深い話ではないか！

何度も言うが、集団ボールゲームは「点取り屋」だけを見るものではない。それではゲームの本当の面白さは分からないと思う。バレーボ－ルでもこんなことがいつも言われる。「素人は、凄いアタッカーを見る。ちょっと分かってくると、そのアタッカーには、こんなに良いトスを出しているセッターがいるんだと、そちらに目が行く。もっと分かってくると、そのセッターに良いパスを供給している（サーブ）レシーバーに目が行く」
スポーツを見るのも、テレビのように面白ければよかろうという感じでわーわー騒ぐだけでは、程度が低いと思う。あんなのはスポーツではない。テレビ観戦で視聴率だけに踊らされて、作られたヒーローばかりを見るのは、もうやめようではないか！　スポーツ観戦にも主体性を強調したい。