九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

これまでのグラ(18) 大敗を自ら慰める  文科系

2008年06月29日 12時08分14秒 | スポーツ
1ヶ月ぶりのゲームが大敗で、驚いた。ここまで連戦で疲れ切っていた強豪・鹿島が、休養十分と変身していて怖いとは思っていたが、こんな差がつくなんて!
こういう敗戦は、「勝負だけ主義」を捨てて、スポーツの本質に合致する「将来性」を探し出し、強調し、自ら慰めるしかない。
そう考えて初めて、このゲームに将来性の片鱗は無数にあるのだし、相手に好都合な大ハプニングも多いゲームだったと、見えてくる。

まずボール保持率。前半終了時点で既に、グラの61%対39%だった。だから、シュート数もコーナーキックの数も断然多かった。なのに、0対2。初め30分に2点を取った鹿島の方は攻める必要が減ったにせよ、ボール奪取の闘いにはグラが初めから大勝していたのである。
1点取られた後に玉田がペナルティーキックを外した。山口が落としたボールを「ヨンセンが蹴りこんでゴール!」が、無効になってもいる。そんなマイナス・ハプニングで味方は2点損をして、対する敵には小笠原の30メートルシュートという2点目があった。彼曰く「打ってみるもんですね」だってさ。ただあのシュート、強烈に左に曲がって行ったとはいえ、その右手に当てた名手・楢崎なら弾き出すことはできなかったと、僕は考え込んでいた。彼に、油断があったのか、集中力が欠けていたのか。

防御の入り方とフィニッシュに至る何かとが、微妙に狂っていたと言うしかない。グラはもともと初め3分の1の時間で点を取られることが多いチームであるが(今期今節前まで、初め30分で9点、残り60分で7点)、それにしても、これでは後半にアセリが出てくるのは必然だ。

今期今節までの先発メンバー3人を欠いていたことは、やはり大きかったと思う。守備の要・中村直志が山口に、左ウイングのマギヌンが深井に代わり、右サイドバック竹内も怪我のためにいなかった。今期Jリーグ最多タックル数を誇る中村を欠き、チームの最大武器「左右のサイド攻撃」から左右1人ずつ顔ぶれが代わっては、多少は狂うよと言うしかないだろう。がしかし、層が厚いはずの代役たちがこれでは困るのだ。将来のために投資をしたゲームだったと自分を慰めることにしたとしても。


さて、こういう準レギュラー3人への投資も含めて、この前半はまーハプニングだったとしよう。ハーフタイムのストイコビッチ談話も「悪くない」ということだったのだから。問題は後半である。
グラの「好機、外し」があいかわらず多かった。これに、敵の「前線からの潰し」と「カウンターの厳しさ」とが加わって、疲労度が急増していったように思う。それが、イエローカードの多さや、残り10分ほどでの2失点につながっていった。ここらは、「流石に前年度チャンピオン! 試合巧者から疲労が抜けたのだろうが、見事なもんだ!」と言うしかないのかな。

こうしてまー、こうまとめるしかないのだろう。3人のメンバー変更があり、敵に有利なハプニング、味方に不利なハプニングも重なって、精神的に追い込まれ、余裕をなくしていったゲームと。また、準レギュラー3人に投資をしたという以外にも、将来性という観点からは、こんな収穫も見られたはずだと。
①準先発メンバー3人も含めて、ボール保持率では圧倒し、攻勢的チーム走力はほぼ最後まで衰えなかった。
②2列目の深井、右サイドバックに入ったバヤリッツァに、ドリブル・突進力・敢闘精神など観るべきものが多かった。周囲とのかみ合い方さえ反省し、微調整すれば、大きな戦力になりうる。
③盛夏の疲労期間の前に、山口を実験できたことも意外に大きかったのではないか。このチームの防御ではもともと、ボランチ中村直志の偉大さから彼の夏場の疲労が最大の不安点だと言われていた。
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田中宇さんのブログより   落石

2008年06月29日 10時48分20秒 | Weblog
米政府が北朝鮮の核問題の解決を急ぐのは、
来年1月までのブッシュ政権の任期中に、
北朝鮮核問題の6者協議を成功させ、かねての予定どおり、
6者協議を北東アジア集団安保体制に格上げしたいからだろう。

それによって、朝鮮半島を中心とする北東アジアの国際関係は、
米日韓VS中露朝という60年間続いた冷戦型から脱却し、
中国が中心となり、アメリカとロシアが協力して
北東アジアの安定が維持される多極型に移行する。

韓国と北朝鮮は和解し、日本は対米従属から引き剥がされ、
東アジア諸国のネットワークの中に組み入れる方向に引っ張られていく。


   

これが現在進んでいる状況だそうです。
日本外交の方向をどうするのか?
中国・韓国などと、どうお付き合いするのか?
すでに両国からは、未来志向という強力なメッセージが
送られている。

客観的に見れば、まさに9条の出番です。
9条を掲げて新しいネットワークのなかに
入っていく時がきました。

福田さんは、その辺りを気づいていますね。
9条派は気づいていますか?

           
コメント (3)
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世界の流れの中で考える日本国憲法 2 へそ曲がり

2008年06月29日 10時17分07秒 | 国内政治・経済・社会問題
★「世界の流れの中で考える日本国憲法」(井上ひさし)・・・2、水色ペンキの入ったバケツを下げて 非核地図を塗り広げる

 国際法や条約などの堅い約束(ハード・ロー)や、宣言や行動計画やガイドラインといったゆるい約束(ソフト・ロー)によって網の目のように編まれた国際社会・・・これはなかなかおもしろい、そしてふしぎな生きものである。戦争と暴力で荒れ狂っているかと思えば、同時に中立国(いわば良心的兵役拒否国家)を認め合ったりしている。そればかりでなく、この国際社会は、わたしたちの知らないうちに、途方もない大事業を進めていたりもするのだ。
 ここに好例がある。第2次大戦のあともなお「南極はうちらの領土だ」と所有権を主張する国が7つ(アルゼンチン・オーストラリア・チリ・ニュージーランド・イギリス・フランス・ノルウェー)あった。
 日本も観測船宗谷を派遣した「第3回国際地球観測年(1957年7月から18か月間)」に参加国はそれぞれ南極に観測基地を置いたが、そのとき改めてこの領有権問題が再燃した。というよりもアメリカとソ連がおたがいにお互いを疑いの目で見ていたらしい。
「観測にかこつけてアメリカは(ソ連は)こっそり南極に軍事基地を作ろうとしているのではないか」
 そこで、国際地球観測年を主催する国際学術連合会議が上の7カ国に、アメリカ・ソ連・南アフリカ・ベルギー・そして日本の5カ国を加えて議論することにした。場所はワシントン。討論は白熱して火花を散らし、やがて談判決裂の危機が来た。
 そのとき、日本側が、「わたしたちは紛争を話し合いで解決するという憲法を持っている。これはよりよい世界をめざすための最良の手引書であって、人類の知恵がぎっしり詰まっている。それにもとづいてわたしたちはあくまでも話し合いで解決するように主張する」と発言・・・・というのは、オーストラリア国立大学で住み込み作家をしているときに(1976年)、この会議に出席していたという地理学の老教授から聞いた話だが、なにしろ、あのときは日本中の小学生までがお小遣いを削って献金して基金を集めてやっと築いたのが昭和基地だったし、その上、戦後初めて世界の学術界に再登場したこともあって気合いが入っていた。
 その気迫に圧されて討論が再開され、やがてその成果が「南極条約」(59年)となって結実した。

 条約の中身をまとめると、次のようになる。
「領有権は凍結する。南極は人類の共有財産であり、世界公園である。軍事基地も軍事演習もだめ、活動は調査研究に限られる。そして核実験も核の持ち込みも禁止する」
 
 この核禁止の流れはゆっくりと広がって行った。気がつくと、宇宙も(1966年、宇宙条約)、中南米も(68年、ラテンアメリカ非核地域条約)、海底も(71年、海底非核化条約)、南太平洋も(85年、南太平洋非核地帯条約)、東南アジア全体も(95年、東南アジア非核兵器地帯条約)、そしてついにアフリカ大陸も(95年、アフリカ非核兵器地帯条約。アフリカ統一機構閣僚理事会で採択)、どこもかしこも非核兵器地帯になっている。
 試みに、非核兵器地帯を水色のペンキで地球儀の上に印すと、南半球全体が水色に染まる。もちろん海底も宇宙も水色一色である。相も変わらずなんだかんだと真っ赤になって揉めているのは北半球のお偉方たちだけだ
 名古屋大学名誉教授の森英樹氏の名言を拝借するなら、〈もうひとつの世界は可能だ〉(『国際協力と平和を考える50話』岩波ジュニア新書 )なのだ。
 どぎつい赤を水色で塗り直そうという国際社会のもう1つの大きな流れの先頭に立っているのは、もちろん日本国憲法である。わたしは今日も水色のペンキの入ったバケツを下げて生きている。
コメント (1)
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