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世論調査の落とし穴(野田氏のメールから)         ネット虫

2008年06月22日 21時37分01秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
★つねづね世論調査というものの信頼性について疑問があったのですが、「国民投票」の運動のリーダー野田氏のメールを読んでなるほどとうなづいた。

********* 野田氏のメール ***********************************:**

6月16日毎日新聞の世論調査結果の一部を紹介します。読売との比較もしました。
やはり世論調査は質問の仕方で随分影響されますね。

1 後期高齢者保健制度を以前の老人保健制度に戻すことに

  賛成  56    反対  30 (毎日の調査)


(参考 読売新聞の世論調査)

Q この制度について、民主党などの野党は、高齢者の負担が重いなどとして、とりあ えず以前の老人保健制度に戻すように主張しています。あなたは、こうした野党の 対応を、評価しますか、評価しませんか。

 答え 1.大いに評価する 17.4   3.あまり評価しない 29.4
    2.多少は評価する 35.9   4.全く評価しない  12.1 5.DK.NA 5.2)

2 福田首相の問責決議が参議院で可決されました。福田首相は衆議院の解散も内閣総辞職も行わない考えです。この対応を評価しますか。

    評価する    29%
    評価しない   61 ( 毎日の調査)


(参考 読売の調査)

Q 参議院は、福田首相に対する問責決議を、民主党などの賛成で可決しましたが、衆 議院での内閣不信任決議と違い、法律上の効力はありません。あなたは、今回の問 責決議について、「参議院の意思を明確にしたことは意味があった」と思いますか、 それとも、「法律上の効力はなく意味がなかった」と思いますか。

 答え 1.意味があった 36.2   2.意味がなかった 50.2   3.DK.NA 13.5)

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モンスター・ペアレントの生みの親   落石

2008年06月22日 09時48分31秒 | 時事問題
給食の時、我が子に「いただきます」と言わせないでほしい。
こんな親からの要望があるということ。
モンスター・ペアレントの登場。

いったい何故なの?

給食費を払っているのに、頂きます、
というのはオカシイというのが理由とか。

確かに理屈は通っている。
こうした親たちを育てたのは、今の高齢者である私たち。
私達のなかにも、こうした考え方があったから、
こうした子どもが育ってきたのかも。

この話を聞いて思い出したのが、中学の昼休み。
お弁当を食べる時に呪文のごとく唱えさせられたコトバ。
「ホントウニ生キンガタメニ、今、コノ食ヲイタダクマス・・・」
後を覚えていないのが残念。
同年輩の人も、子どもの頃、家で、
先祖や親、天に感謝するコトバを述べたという。

「いただきます」というコトバを
学校から給食をいただいているとしか理解できなくなったのは何故か?
天地から食をいただいている、という意味がスッポリと抜けてしまった。

これは私達の生活から「祈り」が消えていったことと深く関わっていそうです。
自分や人間を越えた存在を想像する能力がなくては、
祈りは生まれてきません。
私達の世代は人間中心のヒューマニズム、個を大切にすることを
第一に考えてきました。
それが新鮮だったのは、人間や個を抑圧する軍国主義などが存在していたから。
対抗するものが消えていった後に、
ヒューマニズムが変質する可能性に気づかなかった。

子どもの世代は、そういう対抗する存在のないなかで、
人間中心、個の尊重を刷り込まれて来た。
人間を越えた存在を否定したために「祈り」は消えてしまった。
いただきます、の相手は見えなくなってしまったのでしょう。

もちろんバランス感覚がある人がほとんどですから
極端な行動に走るのは、ごく一部でしょうが、
根底には同じ考えがあるのではないでしょうか。

こうした極端な考えは「個」を越えた「公」というものをも無視して
「給食費の不払い」にまで発展しているようです。

さて、不払いの論理の根底にある「個」(我)の重視が
さらに進めば、世の中、どうなっていくのでしょうかね?

新自由主義といった考えなども、他人の痛みを想像しようともしない
ホリエモンをヒーローとして作り出しています。

こうした風潮に対抗する考えをキチンと提示していくのは
我々世代の責任でしょうね。

コメント (6)
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