九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

   『中日新聞』の島田佳幸さん、よくぞ書いてくれました。       只今

2012年12月05日 15時44分33秒 | Weblog
           右旋回甚だしい昨今の日本を、
     ワシントン・ポスト紙始め多くの外国メディアは懸念たびたびも
        日本のメディアは何を懼れてか、知らん振り。
     そうした中で『中日新聞』(5日付)は、1面に次のような檄を掲げました。

●「こんなに怖い選挙はない」 社会部長 島田佳幸
 =世論調査の結果をみると、比例で自民党に入れるとした人の三割弱が、
  「憲法九条」の改訂には反対だと答え、実に半数近くが、将来的に「原発ゼロ」を求めているのである。 
  言うまでもないが、自民党は九条を変える、と宣言している。そして原発は維持していく立場だ。(略)
  二度と戦争をしてはいけない、というのは無論、戦争に少しでも近づくことがないようにせよ、
  というのが、先の大戦で途方もない犠牲を払って、日本が得た教訓だ。
  戦後の日本はその教訓の上に築かれている。
  さらに、あの原発事故は夥しい数の人から故郷を奪い、大事な国土の一部を放射能で汚して、
  事実上、二度と人の住めない土地にした。(中略)
  「何となく」は禁物だ。
  この国の行く末、子どもらが生きていく国のありようをきめる投票。
  そう考えれば、こんな怖い選挙はない。=

         同日付特報欄は、「“落選運動”で選ぶのもアリ」
         この脱原発議員を選ぶための情報サイトとしては
            【総選挙で、グッバイ原発】 

★「こんな怖い選挙はない」という『中日』に対して、『朝日』は同じく1面に「悩む選挙でよかった」という
  政治部長の檄。その大要は=「わかりにくい選挙である」。しかし「朝日新聞は時々刻々起きる現象を、審判の材料として冷静に提供」するから、「幾多の争点から優先順序をつけ、総合力で選んでほしい」=というもの。
  どちらが、より親しく、より身近かでしょうか。   
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新聞の片隅に載ったニュースから(65)     大西五郎

2012年12月05日 09時00分37秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(65)

  石原維新代表公明党に陳謝 党首討論での発言巡り(2012.12.4 毎日新聞)
 日本維新の会は3日、石原慎太郎代表の名前で「公明党と憲法の考え方についての私の発言が、誤解を招いたことは大変遺憾に思います」と陳謝する文書をホームページに掲載した。石原氏は11月30日、日本記者クラブ主催の党首討論会で「公明という政党はあまり評価できない」と発言したが、衆院選の公示を前に、公明党との関係修復を図ろうとしたとみられる。
 石原氏は討論会で、衆院選後に自民党と連立する可能性について記者クラブ側から問われ、「日本を衰退させた大きな原因は憲法だ。その憲法を大幅に考え直すことに、どうも公明党幹部が反対のようだ」と指摘。「自民と公明が連立している限り、その自民に期待できない」と述べ、強くけん制した。
 維新は、公明党が公認候補を擁立する大阪府と兵庫県の計6小選挙区で独自候補の擁立を見送る選挙協力を行う一方、公明党は大阪市議会で橋下徹市長を支える関係にある。

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 どんな誤解を招いたというのかと思って日本維新の会のホームページを開いてみました。「ニュース」→「代表談話」と進んだら、
「公明党と憲法の考え方について私の発言が、誤解を招いたことは大変遺憾に思います。このことについて、将来、公開の場で討論したいと思います。」
と書かれていただけでした。「将来公開の場で討論したい」ということは、石原氏は公明党の憲法についての態度に反対の考えを変えていないということになります。毎日新聞の云うように「陳謝した」ことになるのでしょうか。「現憲法の破棄」が石原氏の持論ですが、憲法改正を主張しないような公明党とは連立を組むことはできないというのが本音です。維新の会が公明党との選挙協力のことを考えてとりあえず取り繕ったというのが本当のところでしょう。
その少し前(11月20日)に行われた外国特派員協会での演説でも、「日本は核兵器に関するシミュレーションぐらいやったらよい。これが一つの抑止力になる。軍事的な抑止力を持たない限り外交の発言力はない。あのシナの覇権主義に侵され、日本がチベットになることは絶対好まない」と発言しました。憲法9条を頭から否定しています。
さらに自由報道協会の記者会見でも、「日本維新の会の公約の中に、解雇規制の緩和、最低賃金制の廃止というのがありますが、全労働者のうち3割が非正規の労働者で、非正規労働者の半分以上が年収200万円以下です。もし維新の政策が実施されることになると、彼らは結婚もできず、少子化が進んで国力を失うことになりませんか」と記者に問われて、「俺は今のところ知らねえんだよ。何て書いてあんの」と逆に記者に問い返し、「俺、竹中ってのは好きじゃねえんだよ。あれが、こういうのを全部書いてる。あんまり竹中を信じるなって云っているんだ」と維新の会の政策が気に入らない様子でした。維新の会は自称「暴走老人」の暴走発言の尻拭いで、例えば「原発フェイドアウト」を取り消したり、最低賃金制廃止を「市場メカニズムを重視した最低賃金制への改革」に改めるなど、政策のブレが続きそうです。
                                       大西 五郎
コメント (1)
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