九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

米包囲網、やがては・・・ 文科系

2014年07月18日 08時59分25秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 6月29日のエントリー『集団的自衛権と谷内正太郎国家安保局長』に今付けたコメントを、エントリーに格上げしたい。 

『米包囲網、やがては・・・ (文科系)
 マスコミぐるみで嘘の理由を大々的にでっち上げてイラク戦争を起こしたアメリカ。世界に名が轟いている9条を持った日本のそれへの参戦。このアメリカに従って戦争ができるような国に換えた解釈改憲! 同じく参戦した西欧諸国ではたとえば英国でも、「平和に対する罪」運動が今でも続いている。参戦を決めた当時の首相ブレアが今でも告発され続けているのである。
 西欧でも、アラブでも、アメリカはすごく嫌われている。

 さて、この流れに抵抗する一大勢力がずーっと形成努力を続行し、今また一段とその輪が広がった。昨日の新聞ではこう。
『米へ対抗 思惑一致 BRICSと南米諸国』
 ブラジルでBRICS首脳会議が開かれているが、16日にはこういうさらに広い輪の中で、以下のような意志一致をしたという。
『首都ブラジリアに南米の大統領全員が集結して会議に合流。米国主導の世界秩序への対抗姿勢を強めるBRICSと、南米に多い反米左派政権は思惑が一致しており、関係強化に向け強い意欲を示した』

 出席者らが特に重視しあった困難、課題がこういうものであったということで、ここには特に注目である。
『再デフォルト(債務不履行)の危機にあるアルゼンチンのフェルナンデス大統領は演説で、危機の原因になった米ファンドや米裁判所の裁定を批判し、15日に設立が決まったBRICS主導による「新開発銀行」からの支援に期待を示した』

 ブラジル、ロシア、インド、中国に南アフリカ。これに加えて南米諸国が、日米ファンドによる各国経済破壊にも等しい空売りなどの蛮行を告発したという形なのでもあろう。ちなみに、中南米諸国って、アメリカの今の行き方の被害を通貨危機という形で史上真っ先に受けた被害者なのである。アルゼンチンなどは以降何度この被害を受けたろうか。けっして中国やロシアの肩を持つつもりはないが、日米のファンドがいろんな国(の実体経済など)をがたがたにする空売り世界などは、人の道に外れて異常すぎると見続けてきた。

 BRICSプラス南米諸国銀行って、大賛成である。日米一極よりも世界が多重でなければ、世界に民主主義などは決して保証されぬと思うからだ。
 日本もこの谷内のようにアメリカべったりが目立ちすぎて、世界から孤立せぬように願いたい。どうせこれらの国向けとの二枚舌を使っているのであろうが、それが見透かされてこれらの国からどんどん馬鹿にされぬようにということである。日本外務省などがODAをどれだけ使っても、目に余る対米追随がこれらの国々の腹の中ではせせら笑われているはずなのである。

 同じ記事中に、こんな文章もあった。
『中国の習近平国家主席はペルーのウマラ大統領との会談で、ペルーとブラジルを結ぶ南米大陸横断鉄道の建設に協力する方針を示した』
 これらの国々が、日米のマネーゲーム経済に抗して、物作り世界経済を世界の中心に置くことをこそ切に期待したい。人の職業というものは、物作りの中にしかないのだから。金がいくらあったってものがなければ人間は裸の大様だし、投資先を物作りと結びついた銀行に押さえられてしまえば、物作りを食い物にしてきただけの金融などは何もできなくなるはずだ。日米金融は世界の物作りをがたがたにしてきたはずで、さらに嫌われないことを祈るのみである。』
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする