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エノラ・ゲイ搭乗員、日本の謝罪要求を拒んだまま死去     らくせき

2014年07月31日 19時19分11秒 | Weblog
エノラ・ゲイ搭乗員、日本の謝罪要求を拒んだまま死去

この見出し。日本の新聞では寡聞にして知らない。
韓国の朝鮮日報の見出しです。

日本のマスコミと韓国とではどちらが愛国的か?
考え込んでしまいました。


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外務省が怖い  文科系

2014年07月31日 03時05分20秒 | 国内政治・経済・社会問題
 昨日コメントした文章を、投稿にします。6月29日エントリー「集団的自衛権と谷内正太郎国家安保局長」に、コメントしたもの。ちょっと大事という気がしますので。

『 国家安保局長も外務省出身、解釈改憲の尖兵に選ばれた内閣法制局前長官小松氏とやらも確か外務省の出。今や、外務省が外交ばかりか、軍事にもしゃしゃり出てきたり、憲法解釈改憲でさえ内閣をリードしている。出兵して死ぬのは、防衛省なのにね。

 現内閣の軍事文民統制って、外務省の仕事かよ? また、外務省が現内閣官房までを出世互助会のポスト増にフル活用し始めている。
 こんな外務省って、どうせアメリカの入れ知恵で動いているのだろう。ウイキリークスによって、民主党日本政府に対するアメリカ・スパイと言って良い行為が暴露された過去もあることだし。
 日本政府の今後、実にまことに恐ろしいことである! 斜陽アメリカの泥舟に、どんどん引き入れられていきそうだ。 』
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掌編小説 「新しい娘ができた」   文科系

2014年07月31日 02時59分29秒 | 文芸作品
「今日は、彼、来るかな?」、これは、俺の質問。彼女が応えて「多分、来ると思う。あっ、あの自動車が彼だと思います」。数10メートル先、市営スポーツセンターの駐車場の一角を指さした。緑がやや濃くなりかけた去年の初夏のある夕方、拙宅近くの地下鉄駅出口で待ち合わせて、ここまで500メートルほどを二人で歩いて来た。それぞれの更衣室で着替えて二人してトレーニング室に入っていくと、彼方のトレッドミルに背の割には太めの黒っぽいウェア姿がいる。ほとんど歩いているようなスピードで、見たところ時速7キロ。無理もない。彼にとっては十数年ぶりのランニングで、週一度も途切れがちの4日目ほどに過ぎないのだから。それにしては言いつけを守ってフォームは悪くない。ゆったりと体を立てて、小さく軽めの一歩一歩を上下動少なく踏み出している。最初に空いたマシンを彼女に譲ると、彼女も速歩で歩き出した。
 彼は息子、バツイチ子なしの40歳。新しい彼女と、俺の誘いでジムに通い、走り出したのである。この日の2人の30分成果は彼女3・8キロ、息子3・5キロほど。このまま続ければまー走れるようになるという感触だったのだが、この日を境に息子の方は欠席がちになって、彼女と俺という妙な取り合わせで週一デイトが続いた。息子は、美容院の新規開店用店探しと、その準備が意外に忙しくなったようだ。それにしても意志が弱い奴だ!

 こんな二人のデイトを重ねるうちに、俺にある疑問が湧いてきた。2人の今後の「予定」がどうもはっきりしないのである。「彼、そういうことは………何も言わないんです」、これが彼女にたずねた時の答えだった。彼の方に聞いてみても、笑いながらこう返すだけ。「何を心配しとるの?」。そりゃ、心配しとるよ。
〈彼女も30代半ばに近いはず。最近あるマンションに一緒に住み始めたんだし、もう早く決めればよいのに。何か「障害」でもあるのかな。それとも、どちらかに何か大きな迷いが出現した?〉
〈彼が子ども嫌いなら、何の心配もしない。人間、結婚はすべきなどとも、俺は全く思わない。が、これほどの子ども好きも珍しいのだ。娘の子、彼の姪に当たりもうすぐ四歳になるハーちゃんが一番遊びたがる人だ。ディズニーアニメ大好きでオマセなハーちゃんは、一種恥じらいも含んだフィリップ王子相手のような応対をするし。今子どもができても、彼が60でやっと20か。そりゃ、心配にもなるよー〉

 こんなモヤモヤの心境が半年近くも続いたある日、急転直下した。後から考えてみれば、俺が2人を前にしてふと思いつく所あって、特に息子に向けたこんなおしゃべりが、後に重大な意味を持っていくことになるのである。
「2人に言うけどさ、そちらは親1人子1人の母子家庭。将来はそっちのお母さんをちゃんと面倒看るんだぞ。俺らの方は何とかなるから」
 この日その後すぐに、彼女から僕にメールが入った。
「あの言葉は本当に嬉しかったです。私が大好きだった同居の祖父母が亡くなった中学時代からは、ずっと母とだけ2人で暮らしてきましたので……」
 この言葉だけで、俺は何倍彼女を好きになったことか。きちんと育てられた方のおばあちゃん子のようだ。俺は、これを好機とばかりに、相当な分量のメールを一気に送った。俺ら2人の一方は他方が面倒を見るだろうし、いざとなれば何とかという経済力もまー保有しているということ。さらに、娘夫婦が「スープの冷めぬ距離」に住んでいるのは、今は共働き支援を俺らに頼り、将来は自分らが残った一方の面倒みるという相談が済んでいるということ。俺の家へは、長男が入らなければならぬ等という考えなんぞ全く持っていないということ、などなど家族で話し合ってきた既定の計画を細々と綴っていった。

 それからちょっとたった頃、2人と親3人との会食の場が設けられ、一滴も飲めない息子に代わって彼女親子が俺と杯を交わし合った。これが、今から半年前ほどのこと。そこから後は、とんとん拍子に事が進んだ。息子の二つの美容院の経理を一手に引き受けている連れ合いが、仕事の一部を彼女に委譲し始めて、彼女が週何回かわが家の事務室に通ってくるようになった。「覚えが早くって、頭の良い子だよ!」、マイクロソフト・エクセルなどの使い方を覚えていく彼女を、連れ合いが評した言葉である。
〈若さって素晴らしい! こんなにしっとりと可愛くってしっかりした子がわが家に一人増えて、連れ合いに何かあったらという俺の不安が一気に消滅したな。経理業者に頼めばお金もかかるし、頼りになるかどうかもあるから、家族が一番! 彼女の方へも、短時間労働で良い稼ぎになるようにと連れ合いが給料の一部を回したようだし、かなりの臍繰りもできるだろう〉
今では、彼女が仕事に来る夕べは、わが家が宴会場に様変わりする。お婿さんを呼んで、彼女、俺の三人が俺の晩酌用ワインでグラスを傾け合う。俺よりも飲める実の娘が、第二子妊娠中なのがちょっと残念というところ。そして最近のことだが、とうとう式場も決まった。彼女ら母子が年パスで通い続けてきたという、ディズニーランド。そこのアンバサダーホテルとやらで、あと一か月足らずのことだ。あそこは、俺の全く知らない世界だ。

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