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朝鮮日報より  らくせき・愛知・自民を落とそう

2016年01月16日 19時46分49秒 | Weblog

『帝国の慰安婦』の著者、朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授に名誉を傷つけられ、
人格権を侵害されたとして、慰安婦被害者9人が損害賠償を求めた裁判で、
ソウル東部地裁は13日、朴教授に原告1人当たり1000万ウォン、計9000万ウォン
(約875万円)の賠償金を支払うよう命じる原告勝訴の判決を言い渡した。

 問題の著書は、2013年8月に初版が発行された当時から慰安婦問題について、
これまで知られていた事実とは異なる記述が論議を呼んだ。

慰安婦被害者9人は「朴教授が著書で我々を『売春婦』とか『日本軍の協力者』
などと売り渡した」と主張し14年6月に損害賠償を求める訴えを起こした。

 ソウル東部地裁は「日本政府と日本軍が慰安婦を募集、運営する上でで直接的、
間接的に介入した事実は国連のさまざまな報告書、河野談話、国内外の学術研究結果
などで認められている。
それに基づけば、朴氏が著書に記述した内容中32カ所が虚偽事実に該当するか
、極めて一部にすぎない事実を一般化して断定しており、
慰安婦被害者の名誉を毀損し、人格権を侵害した」と判断した。

また「慰安婦の大多数はからゆきさん(日本人慰安婦)の後裔」
「アヘンを軍人と共に使用したのはむしろ楽しむためだった」
などとした10カ所を虚偽事実の摘示による名誉毀損に当たるとした。

判決は「こうした記述は朝鮮人慰安婦が本人の選択で慰安婦になり、
経済的代価を受け取って性売買を行う売春用従事者であるかのように
暗示するもので、慰安婦被害者の社会的評価を阻害している」と指摘した.



一方、朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授は13日、判決について、
「裁判の結果を承服しかねる。控訴する」と述べた。

 朴教授は本紙のインタビューで、「学者として十分に研究を行い、
資料を調査して書いたもので、本の内容に虚偽事実や名誉毀損に当たる
部分はないと思う」と主張した。

 朴教授は「本全体を読めば、慰安婦被害者を批判しようとしている
わけではないことが分かるが、一部の都合の悪い話だけ選び出して
批判しているのが残念だ。そうした社会的ムードならば、
学者が新たな主張と学説を明らかにするのは難しい」と指摘した。

 朴教授はまた、「本の問題とは別に(慰安婦被害者が暮らす施設)
ナヌムの家と以前から対立があった。生前にナヌムの家の人々を批判した
故ペ・チュンヒさんと私が親しかったせいだ」とも述べた。
朴教授は「ナヌムの家が私を快く思っていないところに慰安婦支援団体を
批判する内容が含まれたこの本が出版されるや、民事・刑事訴訟を仕掛けたものだ。

 本を出版した出版社「根と葉」とチョン・ジョンジュ代表(53)も
「本に描写された慰安婦の姿が自分の考える慰安婦のイメージとは異なるという
理由で被害者に対する名誉毀損だと断定するのは誤りだ。
裁判所が本に対する深い理解がないまま、慰安婦被害者の主張と国民感情に
従った判決を下したと言え残念だ」とコメントした。

 チョン代表は「本に出てくるように日本軍の慰安婦の中には生計を立てる
ための慰安婦もいるのに、全ての慰安婦を『日本が銃剣で脅して性奴隷にした
韓民族の純潔な少女』だというふうに定義すれば、他の観点は受け入れられなくなる。
偏見で学問と表現の自由が侵害されてはならない」と主張した。



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