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日本会議の天皇観は・・・  らくせき

2016年10月20日 10時12分25秒 | Weblog
朝日新聞の記事で、日本会議代表委員の加瀬英明氏が
「天皇とは何なのかを、今の天皇は全然理解していない」と。
自分と天皇で天皇観が違うと思った時、
正しいのは自分で間違っているのは天皇の方だ、という。
日本会議は、戦前の軍部の先鋭将校と同じ考え。
天皇を見下し、自分の野望に利用しようとする集団。



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「9条」=「現実」ということ  文科系

2016年10月20日 03時01分38秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 昨夜長いコメントを載せたので、エントリーにも上げさせていただきます。15日の『随筆「全体主義的感性」』に付けたコメントです。


【「9条」は信仰ではない   2016-10-20 00:32:51

 sicaさん、ご応答有り難うございました。良い折ですから、長い回答を試みてみます。

 さて、「僕の9条堅持論」は、2016年2月19日拙稿を読んで頂くとして、言われる所の「信仰の部類」という理解については、僕は賛成しかねます。長くなりますが、以下五点に渡って、思いつく所を述べてみます。

 第一に、9条派をこうみなす人に限って、社会ダーウィニズムよろしく、戦争が永遠の人間真理と案外強く信じ込んでいるだけと見ています。それも、以下のような長いスパンで見た世界史状況に不案内のままにそうなっている。
 現代では普通の国家の普通の元首などでは開戦決意などは、なかなか出来なくなっていると認識しています。以下四点はすべて、こういう認識の根拠とも言いたいです。

 これに関連して僕が第二に言いたい事が出てきます。今の中ロなどへの世界大戦級の戦争はなかなか仕掛けられるものではない。こんな国レベルの戦争などしようものなら、世界大恐慌程度では到底済まない大被害が起こる。そんなことは、いざ考えてみれば誰にも分かることだ。なんせ、ムーディーズやフィッチという格付け会社のランク付け取り入れまで含めて、中国も世界経済に組み込まれている時代です。ましてや、日本に攻めてくる国があるなどは多分もう、幻想の世界かと。もし中国が日本を攻めるようなことがあれば、中国の輸出が止まるだけで世界は大混乱。そこからまた再び、中国都市部には多くの餓死者さえ出て来ることさえ予想されるはずだ。

 第三に、日本右派は意識して無視していますが、国連というものがあります。国連を利用はするが無視することも多いアメリカでさえ、これに逆らった大々的戦争は出来なくなりつつあると考えています。そんなヒトラー以上の汚名を、今時どんな大統領が覚悟できるでしょうか。
 つまり、人類が初の国際平和組織を20世紀初めに作ってからこれが浸透してきた度合いは、社会ダーウィニズム信奉者(無意識だが実質これと同じ考え方というのも含めて)と僕には見える日本人が想像するよりも遙かに大きいものがあると考えてきました。
 国連総会などでは、アメリカが圧倒的多数で総スカンをくうことになった例えばニカラグア決議数本などのようなことも多いんです。だからアメリカは国連嫌いなのだが、アメリカの大失敗・イラク戦争は、もはや世界の戦争を巡る趨勢に決定的だったと思いますね。イラク戦争に参戦した西欧同盟国政権などは、その後ほとんど潰れましたから。イラクがくちゃくちゃになって、イスラム国も生まれましたから。これも今や、世界中が知っていることだ。
 ちなみに、アメリカという国は世界からもう半分孤立しているとともに大国から滑り落ちつつあると見ています。今の外貨金融搾取政策以外の何かがなければ、経済大国としては20年と持たないと思います。アメリカ1国ではもう、BRICSにさえ政治的には対抗できぬ時代になっていきつつある。だからこそBRICSは、「西欧と一緒になって」国連をますます強調するようになったのではないでしょうか。ちなみに、アメリカも国連海洋条約などに入らねば、南シナ海の中国批判など到底説得力を持たない状況とかもありますね。

 第四に、日本人が案外意識していない、この事も強調したい。EUの存在です。第二次大戦まで世界の先頭に立って戦争をしていた国同士が一つの国を形成していこうという流れですよね。そして、このEUがますますBRICSに接近している。アメリカには、これがまた眼の上のタンコブ。今のドイツを相当意識し、嫌っていますよね。

 第五に、日本には、意識してこういう国連・世界関連ニュース(NGOなどの大々的働きかけも含めて)が入らないようになっている。これは外務省とマスコミが結託して創っている状況だと僕は見ています。外務省が特にアメリカべったりって、ウィキリークスでも何回かすっぱ抜かれましたから。その程度も何か、恥ずかしいほどに。
 例えば、以下のような世界の動きを、どれだけの日本人が、特に右の方々がご存知でしょうか。手元にあるのは少し古い資料ですが・・・・。
 2001年のスイス・ダボス会議に対抗した「ブラジルはポルトアレグレの世界市民フォーラム」には、NGO代表などが世界から6万人も集まっています。これに引き続く2004年「インドのムンバイのフォーラム」では10万人を越えていました。ここには、アメリカのNGO代表参加なども日本人が考えているよりも遙かに多いはずです(多分、チョムスキーも参加しているはずです。僕がここで良く紹介する人文社会系の大学者です)。これらの動きと、ニューヨーク占拠運動とか、社会民主主義者サンダースの予想外の躍進とかの反ウォール街運動は密接な関係があると理解してきました。】
コメント (7)
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