4日外走りで、やっと標記の地点までたどり着いた。いつものようにウオームアップとダウン含めた8キロほどのうち、間の5キロをランニング・ウオッチが弾き出した結果が、キロ6分34秒、ストライド92センチ、157bpmと出たからだ。この秋初の外走りが9月29日で、キロ7分29秒、84センチ、140bpmから次第に調子を上げてきて、10月23日にちょっと頑張って6分40秒、91センチ、152bpmまで来た。その後何回かのLSDを挟んで、4日のこの到達である。
4日のbpm157とは僕にとって最高継続心拍数に近い数字だから頑張ったもんだと思う割には、身体の疲労感は少ない。走っている途中も、こんな高い脈拍数になっているという感じは全くなかったし、走り終えて少々はある疲労感も、明日になれば消えているようなものと感じる。これは、7月1か月の白内障手術ブランクから筋肉もやっと通常ランニング・シーズン並みの平常に戻ったということだろう。
さて、ここ2年はずっと、ここからが大変だった。18年12月11日に同じやり方で6分12秒というのがあって、確かそれ以来6分30秒を切ったことはないはずだから。というのも、19年の7月末に胃がんの疑いから「胃腺腫皮下削除術」という手術入院をやったそのブランクから、昨シーズンは回復できなかったのだ。これが元に戻せるのか、それとも6分近くまで行くのはもう無理という不可逆的なものになっているのか。これはこれで、面白い挑戦ではある。ここで何度も書いてきたように、年寄りは過去に蓄積された知恵だけはあるのだし、人間の身体って年取っても結構可塑性があるものだと何度も痛感させられてきたし・・・。例えば、去年の12月ごろから走法を変えてきたのは、そういう知恵の一つの積もりなのだ。この「地面をつついて走る新走法」が新たな結実をもたらせてくれるのかどうか。