こんなコメントが僕のエントリー「所信表明」に付いてきた。一種、面白いほどに興味を引かれたもので、即座に御応答をと決めたところだ。こんなふうにまともにこのシン君に応えるというのは、大人げないことでもあろうが。
【 世間知らずですね(^0^) (シン) 2020-10-31 23:44:27
学生の私がいうべきではない事ですが、どう考えても会社というのは、非民主的なものですよ。選挙で社長を選ぶ会社がどこにありますか? 会社の意思というのは、社長の意思です。社長の意思が重役、部長、課長、社員と伝えられていくのです。社員の意思が社長の耳に入る、などということは、ない。社員の意思など無視される、それが、会社というものです。
また、サイフのヒモは、妻が握っています。夫は、全ての給料を妻に渡します。夫は小遣いを貰っているから、全てではない、という反論は愚かです。小遣いをいくらにするか、決定するのは、妻だからです。それだけの金を支払っているのですから、亭主関白は当然です。家事をやってもらうのであれば、家政婦を雇った方がよほど安上がりです。専業主婦より楽な仕事は、この世にありません。
もっとも、共働きは、きついですよー。離婚するのは、だいたい共働きが多い。働く女性にとって、夫は必要ないのかもしれませんね。】
学生なのにこんなことを書く? 僕がどういう人生を送ったかも知らずに? でも、応えてあげましょう。こんな学生のままでは(?)、シン君、貴方の将来は碌なものにならないから。
①君が言うような社長の会社は、先ず潰れます。創業ワンマン(その後継含む)社長の悲劇は無数。最近では大塚家具、ちょっと前にはどっかの大製紙会社などね。吉兆も入るのかな。僕の弟はJR三社の一つの取締役で、ギター教室を通じた某親友は誰でも知っている製薬会社の元副社長。彼ら二人とも、僕と同じ批判を貴方のこの意見に対してはするはずです。最終決断は社長がするが、それに至るまでのしっかりした中長期計画などには、しっかりした会社ならどれだけの衆知を集めることか!
②君の言う「亭主関白」は、よほどの金持ちでもない限りは、すぐに離婚されます。そんな金持ちでさえ、妻に生活力があればやはり離婚されるはずだ。馬鹿な亭主関白には、妻の仕事が見えないのです。見る力も暇もないのだから。「専業主婦より楽な仕事は、・・・ありません」って、それこそそういう馬鹿な金持ち「亭主関白」が言う言葉。ちなみに、僕は共働き。もっとも、僕の妹は共働きを貫いて、貴方が言うように離婚ね。夫さんは、東京大学の工学部教授でしたけど。子ども三人は、妹一人で立派に育て上げ、今は幸せです。離婚が不幸せというのでもない。その女性に力があればね。ただし、今の世では力があっても大変難しい。正規職そのものが少なくなった上に、日本は女性進出(受け入れ先)が先進国でもワースト1になってしまったから。このワースト1も、日本会議の政治家達がのさばって「行きすぎた男女平等」とかを叫んできたからでしょう。