愛知県大村知事をリーコールすると称して鳴り物入りで大々的に展開された署名は、偽造が多すぎて全国に大恥をさらした。これについて本日の中日新聞に『リコール偽造署名 告訴 弥富市議5人「勝手に名前」』という記事が載った。主要部分を抜粋してみよう。
『同県弥富市議五人が三日、私文書偽造・同行使と地方自治法違反の疑いで、容疑者不詳の告訴状を名古屋地検に郵送で提出した。・・・・・
県選管は一日、提出された署名の83・2%が無効とする調査結果を発表。弥富市分は、3618筆のうち3340筆(92・3%)が無効だった。
これまでに弥富市議のほか複数の県議や碧南市議、田原町長らが署名に名前を勝手に使われたと本紙の取材に明らかにしている』
さて、これほどあからさまな大々的不法行為の「容疑者」らは、一体何者か。大村知事の「表現の不自由展覧会」への反発を叫んでいたいわゆる右翼団体が疑われることになるが、それにしてもなんと非常識かつお粗末な結末であることか。こうなることが分かっていた組織的大々的政治活動? それも民主主義の名において不法な権力者を裁く仕組を活用した政治活動??
街頭演説に立つなどしてこの活動を率先して応援した河村たかし名古屋市長も、この2月市議会で裁かれることになった。当然のことだろう。南京大虐殺否定発言なども含めて、河村たかし氏は右翼思想の塊。僕には、あの日本会議呼びかけ文章への賛成者としか思えないのである。だからこそ、こんないい加減な運動に見境なく飛び込むことができたのだ。この市長は、名古屋市民の恥である。