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「桜犯人」秘書を使い続ける安倍   文科系

2021年02月15日 20時19分17秒 | 国内政治・経済・社会問題

 長周新聞2月5日号に、「桜」で犯罪人になった安倍の第一秘書について、こんな記事が載った。「配川はピンピンしてるぞ!」(2月5日「コラム狙撃兵」長周新聞より)。全文ご紹介したい 

『 「配川はピンピンしてるぞ! 〇日前に電話で話したばかりだ。謹慎なんてするわけないじゃないか!」「配川が筆頭秘書を辞めるわけがない。誰が替わりをやるっていうんだ。畑村ではとても無理。続投だよ、続投!」――。下関の安倍派の皆さんったら相変わらず意気軒昂で、桜を見る会を巡って略式起訴(罰金100万円)された安倍代議士の公設第一秘書・配川博之は、どうやら「秘書を辞職」したのではなく、厳密には「公設第一秘書」を辞職したのであって、引き続き地元の安倍事務所の筆頭秘書(私設秘書)として暗躍するのだそうだ。まぁ、山口県政界や4区の事情を考えれば切れるわけもなかろうし、薄々そんな事であろうと地元のみんなはヒソヒソ話題にしてきたけれど、見事にビンゴであった。東京界隈や世間を欺くためなのか、「公設第一秘書は辞めた(が秘書を辞めるとはいっていない=私設秘書として続投する)」をやっているのである。例の如く「ご飯は食べていない(がパンは食べた)」で知られるご飯論法の応用編なのだろう。

 「本人の申し出によって公設第一秘書を辞職し、しばらくの間謹慎する」。この文脈を理解するためには幾つもの注釈が必要なようで、どうやら正確には「本人の申し出によって公設第一秘書を辞職し(たが私設秘書を辞めるわけではなく)、しばらくの間(期間は明確にしない)謹慎する(が謹慎後には筆頭秘書として復帰する)」になるのだそうだ。安倍晋三って、どこまでも安倍晋三だな…とある意味感服したくなるほどの詭弁体質を見せつけられている気がしてならない。嘘をつくことへの躊躇のなさという点において、年季が入っているとでもいおうか、磨き上げられた味わいすら感じるから不思議である。これは何も褒めているわけではなく、唖然とするほかない心境でそう思うのである。だって、日本中のほとんどの人が、「秘書がぜ~んぶ悪い!」で切り捨てられた配川博之は表舞台から消えたと思い込んでいるだろうし、まさか地元で引き続き筆頭秘書として君臨しているだなんて思っていないだろうからである。まんまと欺いているのだ。

 安倍事務所の体質をご存じない他県の皆様のなかには「トカゲの尻尾切り(口封じ)で秘書が自殺するんじゃないか?」「赤木さん(公文書改ざんで自殺に追い込まれた財務省職員)の二の舞になるのでは…」というような言説までネットで飛び交っていて、それに対して「配川が死ぬわけないじゃないか」と安倍派の皆さんったらおおいにウケていたし、これには安倍派のみならず、林派の皆さんだって笑っていた。要は一連の検察の捜査と幕引きなどすべて出来レースであり、配川がすべて悪いことにして代議士としては露払いをやり、その配川もこれまでと同じように地元家老としてのポジションはそのままというのである。もともと公設第一秘書といっても東京に詰めている訳でもなく、地元を任せられている秘書のトップであり、その地位が公金で養われる第一だろうが第二だろうが、代議士の私費で養われる私設だろうが、握らされている権限が変わらなければ大勢に影響などないのであろう。

 「配川博之はピンピンしている」――。桜を見る会のほとぼりが冷めるのを待って寒い冬をこしたら、また開花しちゃった――みたいな話である。それにしても他に成り代わる者がいないとはいえ、ちょっと開花は早すぎるだろうし、美しさとは対義の意味で、え? 咲き乱れ過ぎてんじゃないか? と思うのである。

吉田充春  』

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