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野党への無力感  文科系

2021年02月07日 11時19分09秒 | 時事問題

 あれだけ酷い言動を吐いて叩かれていても、森喜朗五輪組織委員会会長は居座る方向を決め込んだようだ。「モリカケ桜」、「学術会議」に対しても、与党特大失点というような野党実績はほとんど上がっていない。政治とは、何かを語ることではなく現状諸悪を少しでも変えて、生活を改善していくことのはずなのに、こんな与党自滅言動、失点に対して、野党は何の得点も挙げられないでいるのである。
 この愛知でも、大村知事リコール署名のネトウヨや維新の大失態に対して、こういう動きへの抵抗勢力はやはり、何の得点も挙げられていない。ちなみに、このリコール運動の事務局長だった県議が維新から国会議員候補になっているとは、愛知ではよく知られた話だ。こうして、あのリコール署名運動が野党が強いこの愛知への維新による浸食運動とも観られる面があるのではないか。だからこそ、あんな醜態でよかったのだが。

 こんな調子だと、森喜朗、安倍らがその顔である日本会議流儀で日本をどんどんファッショ化させていく動きに対して、歯止めを掛けられる勢力が一体存在するのかと言いたくなる。この世界で40年ほど続いた金融株主資本主義が完全に行き詰まっている現在、保守の道はファッショ化しかないように見えるというのに、一体誰がこれを止めうるというのか。野党はあらゆる形で団結、協力し合って、ネットでも何でも使って、「神の国」目指す森を退陣させるべきだ。彼の女性蔑視発言は「神の国」思想ともきっちりと結びついているのである。

 政治は演説するものではなく、生活改善、そういう実績。与党のこれだけの自滅点に関わってそういう実績を野党が作れなければ、「無力」「何もできない」「存在していると言えるのか」とあちこちで語られ、さらにより広い人々にそう思われていくだけである。その末は、アメリカと同じ二大保守体制?
 野党が生活に根ざしていない演説、言葉だけの浮いた集団になっているから、こんなことになるのだと思う。一例、日本会議の草の根保守にどんどん負け続けているわけだ。

コメント (4)
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