モリカケ桜、日本学術会議会員任命拒否、そして今回の自民党重鎮・森喜朗の不見識の極み発言。これらが出るたびにマスコミも、猛烈批判をする。が、選挙になると結局国民は安倍に入れて来た。自民党に投票するということは今でも「嘘つき常習犯政治」代表・安倍晋三に入れるということである。安倍の嘘つき常習犯政治とは、「選挙当選勝利だけ、他はどうでも良いという権力願望政治」というやり方を続けてきたからおこったもの。国民がそういう本質を忘れて安倍に入れてきたので、彼の政権が戦後最長になったのである。よくある「権力欲だけ政治」をすぐに忘れてしまい、他の何か「口だけ」に目を付けて自民党候補者に入れてきたということだろう。
弱小野党も口だけということなのだが、その口だけと違って、面白い行動ニュースが、毎日新聞サイトにあった。
『 「黙るもんか」森氏辞任求めJOC前でホウキデモ 女性蔑視の「粗大ゴミを掃く」 2/7(日) 19:23配信
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言を巡って7日、日本オリンピック委員会(JOC、山下泰裕会長)が入る東京都新宿区のビル前で、森会長の退任を求める抗議活動があった。
森会長が4日の謝罪会見で「(自分が)粗大ゴミになったのかも。そうしたら掃いてもらえば」と話したことから「ホウキデモ」としてツイッターなどで参加が呼びかけられた。集まった十数人が小さなホウキや抗議のメッセージを無言で掲げる「サイレントスタンディング」で、2時間ほど抗議した。
呼びかけ人となった千葉県内のパート従業員女性(45)は初めてデモ活動に立ったといい、「女性蔑視であり、自分より弱い立場の人への圧力を感じる恐ろしい発言。政府やJOCなどは『謝ったから許そう』としているが、このままではそれを容認したことになる」と訴えた。賛同して参加した埼玉県坂戸市、自営業、渡辺好造さん(65)は「あの蔑視発言を笑いで済ませてしまう、容認してしまうのが日本社会の現状。世界から問題視されており、五輪開催国の組織委トップとして辞めて責任をとるべきだ」と話した。
「黙るもんか」という紙を持って抗議した東京都内のITエンジニアの女性(34)は「どうせ(日本社会は)変わらないだろうという空気感を変えたい。ここで声を上げないといけないと思って初めてデモ活動に来た」と話した。【大島祥平】 』
「選挙の時まで忘れないぞ!」という意味で、どんな政治家の演説よりもこれは何か嬉しかった。
今の日本人は政治のことを、自分らに押しつけられた悪政のことをすぐに忘れるから、こんな苦労があるのだから、忘れないためには、聴かれもしない演説、言葉よりもこういう行動。
国民一人当たりGDPが世界5位前後から33位にまでわずか25年で落ちぶれた国と、そういう政治。そのせいもあって、50歳まで一度も結婚できていない男性が4人に1人に近づいていて、日本史上かってなかった少子化、人口減少が起こっている国。就職などほとんど不安がなかった70歳以上の男性が、今自分の子ども、孫の就職、結婚などでとても苦しんでいる日本なのである。孫がいないから、子孫が絶える爺婆もどんどん増えているはずだ。8050問題の50にも、50歳代未婚男性が無数に含まれているのである。わずか20年で誰がこんな国にしたのか、忘れないことだ。