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エクアドル大統領選挙  文科系

2021年02月18日 11時43分31秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

 7日に表記のことが行われた。新大統領は決まらず、4月の決選投票に持ち込まれることになったが、注目は現在の中南米の例に漏れず、親米・反米どちらが勝つか。というのは、ここ2代の大統領がくっきりと明暗を分けてきたからだ。

 今の大統領モレノは、前大統領コレアがロンドンのエクアドル大使館にかくまったウイクリークス創始者のジュリアン・アサンジをイギリスに売り渡すなど、親米政策へとどんどん舵を切り直していったお方。そのようにはっきりとした変節のせいですっかり人気が落ちてしまって、今回の選挙には出馬断念。コレアの副大統領として、コレア路線を引き継ぐと宣言して当選したのにこれを裏切ったと観られたから、無理もないのである。それでさて、7日の選挙結果はどうなったか。

 1位はアラウスと言い、コレアの系統の人。2位はラソというモレノの系統。そして3位が原住民出身のペレスとあった。それぞれの得票率は、後2者が各20%ほどに対して、アラウスは32%となっている。決選投票は4月11日だが、アメリカの妨害を乗り越えて、アラウスが当選すると確信する。間にペルーを挟んで隣国のようなボリビアで、大統領選挙不正口実の親米クーデターによって亡命させられていたモラレス大統領派が去年10月の選挙で大統領と国会をともに奪還したように。このボリビア大統領選挙では、得票率で2倍近くとモラレス派が圧勝していた。

 前世紀70年代のチリを典型として、キューバ、ベネズエラ、ボリビア、アルゼンチン、このエクアドルなどなど、アメリカが自分の国のように中南米を食い物にしすぎてきたことへの反発なのである。ブラジルの〝トランプ〟ボルソナロも間もなく失墜すると確信する。

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