九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ザックジャパン(110) 長谷部、早くもチームの柱に  文科系

2013年09月17日 09時10分59秒 | スポーツ
長谷部が、新チームで先発フル出場デビューを果たした。それもパス本数チーム最多という大変な立場だ。修業の場として、こんな良い環境はないだろう。以下は、ゴール・コムの二つの記事を一つにまとめてみた。既にこのチームの攻撃の柱に坐っていた清武の長谷部評も含んでいる。なお、いつの間にか清武は、ドイツ移籍日本人のなかで最高給の選手になっている。その彼が一目置く選手だからこそ、ボールも集まったのだろうか?

『日本代表MF長谷部誠は15日、ブンデスリーガ第5節のブラウンシュヴァイク戦に先発フル出場し、ニュルンベルクでのデビューを飾った。1ー1の引き分けで試合終了を迎え、同選手はもっと向上しなければならないと振り返っている。
ヴォルフスブルクからニュルンベルクへ移籍した長谷部は、望んでいた中盤でのプレーとなった。右ボランチで起用された同選手はフル出場している。
(中略)
代表戦から戻ってきて準備期間が少ない中での先発出場。チームにフィットするには、まだ時間がかかるだろう。長谷部は「難しかったですね。もう少し、攻守の両面で個人的にもチームの一員としても上がっていければいい」と話す。「中盤をもう少し落ち着かせる。自分も味方の特徴を分からないといけないし、逆に自分の特徴も分かってもらえるように」と、連係を高めていく意欲は十分だ。
中盤が間延びしてロングボールが多くなった試合展開については、「蹴って、競って、負けて、ボールを拾われて、という悪循環だった」。「もう少し自分のところにボールを集めて、攻撃で組み立てるというか」と、自ら攻撃を組み立てなければいけないと反省している。
ブンデスリーガで久々にボランチとしてフル出場した長谷部は「楽しい」としながらも、「ボールを持ったときはいいんですけど、守備の部分だったり、球際だったり、あそこのポジションだったら75%以上は勝たないといけない」と、ディフェンス面に課題があると感じたようだ。
(中略)
前半には、長谷部からのパスで裏に抜け出す場面があった。清武は「すごく良いチャンスだったんで、決めないといけないと思います。決めないと、最後にああいう感じでやられちゃう」と反省した。
長谷部との信頼関係は良い連係につながりそうだ。「ハセさんからパスが出てくるんで、そういった動きが必要だと思いました」と、前半は意識して裏を狙っていたと明かしている。最近の試合でそういった動きが多いことについては、「チャンスなんで、そういうプレーは心がけています」と述べた。
長谷部の加入については、「一番しゃべっていましたし、ボールもつなげるし、やりやすかった」と好印象。チーム内では「もうフィットしているんじゃないですかね」とのことで、すでに長谷部がチームの一員として溶け込んでいると感じているようだ。そして、「ハセさんが入ったので、俺はゴールを決めることに専念したい」と意気込んだ。(以下略) 』

 同じゲームを、17日付中日新聞はこう報道している。 
『同僚の清武が「ハセさんは大きい。一番しゃべっている」と話したように新加入らしからぬリーダーシップを発揮した。前半のボールタッチ数と前後半を通じたパス本数はいずれもチーム最多。豊富な経験を持つ29歳の日本代表主将に自然にボールが集まった』

 僕の感想と期待も少々。下位チームといえど、強くて、よく走って、闘うドイツである。このチームの真ん中の柱としてバイエルンともドルトムントとも闘うわけで、長谷部にとっては願ってもない修業の場が与えられた。それもボールが自然に集まる立場で「守備の部分だったり、球際だったり、あそこのポジションだったら75%以上は勝たないといけない」と決意している。代表の弱点の一つ、ボランチ守備にとっても、ボール奪取のための「球際」などこの上ない向上チャンスである。次は、今や「世界の」ドルトムント戦。大丈夫だ。長谷部は4期前のドイツキッカー誌ベスト11選出の選手、円熟の29歳。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザックジャパン(109) 代表の「個と組織」論?  文科系

2013年09月16日 04時42分23秒 | スポーツ
 僕も、「標題のこと自身」を語ってみたい。この論議って案外論議対象自身が何なのかがはっきりしているようでそうでないところがある。こう問うからには「個とは」、「組織とは」にはっきり「皆が前提とできる同一定義」がなければならないのだが、それがあるようでないと思うのだ。サッカーって「個と組織」とを明確に分けるのが大変難しいからだろうが。それは、以下のように。

 前回108のコメント「ご応答」で述べさせていただいた中山・名波・福西対談(スポーツグラフィック・ナンバー833号所収。コンフェデ総括対談)でも、3者微妙にここが違っていて同一定義があるようには思えないのである。それを見てみよう。
 中山がこんなことを言っている。
「両方必要なんだよ。個も組織も結局は同じ方法で高まるものじゃん」
 同じ方法で高まる、違ったもの?
 中山のこの言葉は、福西が次のように語った直後に、これに応えたものだ。
「世界のトップを相手にした場合、どちらかでは勝てないのは明白だと思う」
 【今の日本に両方とも必要な、結局は同じ方法で高まる二つのもの?】
 名波がこの対談の最後のまとめを、こんな言葉で締めている。ブラジル目指してこの1年で最も必要なものは?という問いに対して。
「さっき言った『個でボールを奪う能力』と組織で相手を崩す形」
 この「さっき言った」というのは、上の福西、中山の言葉を引き取った部分でなのだが、要約するとこうだ。
 コンフェデでは「個の守備」は世界比較で圧倒的に弱かった。個の攻撃はある程度の所まで上がっている。

「結局同じ方法で高まる二つもの」個と組織が、攻撃では一定レベルにあり、守備では圧倒的に劣っている? つまり、守備の個と組織が弱いのだから、この両者を「同じ方法で高める」ことが現代表の緊急課題である?

 さて、こうなってくると公理、定理などと言葉を厳密に使う幾何学などに慣れている人なら、何を語っているのか分からないという人も出てくるのではないだろうか。プロという「専門家」にしてこうなのである。ただし彼等は失礼ながらプレーの専門家ではあっても、言葉の専門家ではない。よってこの問題への正しいアプローチには、多分こういう作業が必要なのだろう。プレーヤーと言葉の専門家とが協力し合って問題を整理していく作業が。そして、この作業は協会などが一度やってみた方がよいと、僕としては本気で思っている。言葉の整理は思考の整理なのだから。そして、優れたサッカー選手の最重要要件の一つに思考も入っているのだから。

 さて、そんな難しい問題を、素人があれこれ話しても、結局何か出てくるのだろうか? 今の3人の話からまー、こんな程度の事は少なくとも伝わってくるのだが。
・個と組織が同じ方法で高まる二つのことであるにしても、守備と攻撃とではその方法が違うらしい。
・その上で、日本の場合は特に、守備の領域で個の力を上げる必要があるらしい。
・上の二つ両方合わせると、日本にこの1年特に必要なのはこういうことらしい。守備の領域で個の力を高めるべく、守備組織を高めるのと同じ方法で努力していこう。

 3人の言葉をつなぎ合わせただけの積もりである僕には、上のことさえ何を語っているのかよくは分からないのだが、皆さんはお分かりだろうか。ただし、この「つなぎあわせ」3つは「ブラジルまで1年、代表に最も緊急なこと」なのだから、この上なく重要な部分(への考えを表現した言葉)なのである。

 なおこれは上の論議からは離れた私見だが、個人と組織という問題と同程度に最重要なのに、同様に難しい問題・言葉がサッカーにはもう一つある。サッカーの守備と攻撃が、それだ。何を守備と言い、何を攻撃というのか。守備陣だけで守備を語れるチームほど強くはなさそうだという世界の現状が存在するから、重要かつ難しい問題と言えるのである。バルサにしてもドルトムント、バイエルンにしてもそんなチームではないのである。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞の片隅に載ったニュースから(112)     大西五郎

2013年09月15日 15時56分28秒 | Weblog
 五輪 喜ばないと「非国民」(ネットで何が…)(2013.9.14 中日新聞)

 東京が五輪開催地に選ばれた瞬間、ネット上でも喜びの声が多数書き込まれた。
 一方、喜ばない人ももちろん存在する。スポーツに興味がない人、直接の恩恵を受けない人、混雑が増すのがいやな人、東日本大震災の被災者に対する関心が薄れ、復興が遅れないか懸念する人。そして、原発事故で汚染水が漏れているのに、安倍晋三首相が「敷地内に完全にブロックされている」と断言したことに異議を唱える人だ。
 脱原発を掲げて7月の参院選で初当選した山本太郎氏はブログで「仮設住宅で暮らしている人々に、選手村くらい心地よい住居を提供しろよ」と書いた。狭く、夏は暑くて冬寒い仮設暮らしの人がいまだにいることも忘れるな、と指摘したのだ。ネット上でこうした発言をすると、「非国民」という扱いになる。「祝賀ムードに水をさすな」ということだ。
 ツイッターでは、「日本人なら東京五輪に反対する理由はないよな」「「」五輪は不必要」『原発を解決せずして何が五輪か』と言ってる人は、東京五輪、見るなよ!非国民め…」などのつぶやきがあった。
メディアの取材で、被災地の人が「五輪どころではない」といった趣旨の発言をしたことに、こんな意見が書き込まれた。「被災者は一体何様のつもりか!いつまで同情してほしいのか?国民が一丸となって招致したオリンピックをけなすとは被災者は非国民か?」(中略)
 日ごろから、福島の人や米軍基地に反発する沖縄の人を「非国民」と呼ぶことが少なくないが、ネット上では大きな流れができつつある時、異論を徹底的につぶす傾向が強固になる。「日本が一つにになろうという時、「ちょっと待って…私たちのことも考えて」と言う声は、避難の渦にかき消されてしまうのだ。
□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□□
 自分と違う意見に対しては直ちに反撃する。時には集中して攻撃が行われ、「炎上」するということは「ネットで何が…」でもよく取り上げられていましたが、「非国民」というレッテルを貼る攻撃に、戦争の時代を知っている私は、ここまできたかと背筋が寒くなるのを覚えました。
 戦争中、政府や軍部、時には町内会の決定に異を唱えたり、疑問を呈するとその人の考え方は攻撃され、無理矢理戦争に協力することを表明させられました。その時に使われたのが「非国民」というレッテルでした。思想・信条の自由、言論・表現の自由を許さない社会でした。
 今ネット上で、自分の考えが多数と思っている者がそれと異なる考え方や意見に対して「非国民」と罵倒しているようです。そういう人は若い人だと思いますが、「非国民」という黴の生えた言葉を持ち出して相手を攻撃する思想的背景は何なんでしょうか。
今、非正規の従業員が増え、若い人が自分の将来に希望が持てなくなっていると云われます。そういう不満が他人をみんなで攻撃することで、孤立感を解消しようとしているのでしょうか。
 安倍首相は「日本をとり戻す」と云いますが、安陪首相がとり戻そうとする「日本」というのはどういう「日本」なのでしょうか。国民が政府に一致して従う国なのでしょうか。そういう政冶指導者の言動を若者が先走りし解釈しているのかも知れませんね。
                                      大西 五郎
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今の世界に思う  文科系

2013年09月15日 08時06分16秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
これはまた、コメントをエントリーに格上げするものです。14日の只今さん「放射能汚染食品を食したいのですが……」に付けたコメント。一部手直ししています。

①「あの頃と今と」
 らくせきさんが呼応してくださったので、一歩踏み込んで、標題のことを、まー聞いて下さい。
 あの頃(戦前1930年代)と今では、同じ本質と、そこから出てくる大変違った人類に悲劇的な諸現象とがあると思います。以下のように。
 本質は言うまでもなく、過剰生産恐慌。少人数で社会に必要なものができてしまうので購買力は増えず、慢性的にものが売れていかない状況が10年に一度程爆発して、銀行が潰れ、会社が潰れ、膨大な失業がでるというようなことでしょう。今はこれが慢性的になっていますが、先進国家が常時介入して辛うじて信用崩壊を食い止め続けている。その「先進」国家介入を通じて、金融自由化によるその儲けの拡大が、以下のように世界を牛耳っているのだと思います。
 ここから来る「一次的な現象形態」は大変違います。世界の物の世界を金融が、それもごく少ない先進国大金融が完全支配してしまった。どんなふうに?
 株主資本主義ということで他国の会社にも自由に乗り込んでいく。低い株価の割に財産があって、社員給料が高いような会社が世界中で狙われました。財産を整理したり、社員の首切り、減給に励んだりして、製品原価を下げ、株価を高めてそれを売ってから逃げていったりします。会社を長期にじっくり育てるような不効率なことは間もなく他人任せにします。自身は、全部短期資本運用。その方が儲かるからです。
 超先進国以外の国家までが、短期資本運用の対象、餌食になりました。1990年代から世界あちこちで無数に繰り返された通貨危機、国債危機。要するに国が買われ、値を上げてから、たたき売られるのです。値が上がることから先ず儲けて、次は安くなるほど大きく儲かるという空売りの仕組みから、これでもかとたたき売られる。こんな手法で先進国以外が物の世界で汗水垂らして稼いでも稼いでも社会資本の金さえむしり取られてきました。ちょっと進んだそういう国ほど失業者が多くなります。ハイチのような極貧困国ではこんな短期プレーもうま味はありません。
 世界の1%と99%とはそういうことだったと思うのです。もっとも、この1%には他と差別された長時間労働の大企業高給正社員が連なっているのですが。

 私見によれば、これへの根本対策はむちゃくちゃ難しい。1%以外が、みんな仲良くまーなんとか暮らしていけるようにするには、こんな道しかないと思うからです。正社員の仕事を失業者にも分け合う方向へと、株主資本主義に抗して進める道しかないと思うのです。物の世界を荒らす短期資本運用に対して、制限も必要になるでしょう。人の職業というものは、基本的に物の世界にしかないからです。そして、あらゆる人に職業が必要だからです。以上これらのことは、先進国で一斉に始めていかねばならないという難しさまで存在します。
 こんな作業は、次のような条件が出来ねば先ず無理でしょう。大金融の世界支配の苛酷さが誰の目にも明らかになって、先進国を中心に世界的論議が巻き起こること。ちょうど、第一次世界大戦という「総力戦の結果」がどれだけ苛酷なものであるか分かった時に初めて、戦争違法化が世界的に論議され、着手されたようなことだと思います。あの時のアメリカ大統領ウィルソンのように世界的なイニシアティブを取る人が果たしてどこから出てくるのでしょうか。
 また、1%がTPPなどで世界の農業、食料、水、医薬品、医療などを完全支配し始めた時には、どれだけの惨劇が待っていることでしょう。その頃は多分、普通にヒューマニズムと呼ばれた感じ方、考え方が、違ったものにねじ曲げられるという重大な思想工作も成されているでしょう。生活保護の考え方にも、それが入ってくるはずです。

 長々と書きました。愚痴と思って下さい。


②「要は、と補足」
 以上のこと、物が売れなくて激しすぎる競争社会では、要は結局、世界金融資本が勝つということです。商品の中でも一番儲けがある金自身(為替とか国債とか株とか、金融派生商品を含めて)を相手にしているところから、儲けが最も大きいからです。大変なリスクを冒しても、破産するときは大きくて潰せないということで、政府の援助まであったから、なお好きなことができる。この点ではもう、今は資本主義とか自由主義とかでさえない。自由資本がかならず危機に陥って、政府に救済してもらうのですから。それが織り込み済みの世界なのですから。

 なお、上に一部表現したような彼等の恥部は、社会には隠されることになります。彼等がマスコミを支配するから、都合の悪いことはなかなか世に出ません。テレビと新聞程度の人々には知らされないということ。これを古い命題で言えば、こんなことでしょう。
「時の経済的支配階級が時の社会の思想生産手段を握る」
 彼等がこういう差別社会を肯定する思想を振りまくとき、人類がここまで築き上げたヒューマニズム思想は、嘘で固めた新理論でねじ曲げられることになるのも、さしあたって必然です。

 我々はこれに勝てるでしょうか? どうやって?
 以上すべての根源になるような過剰生産恐慌に対して、マルクス的に国家経済計画を正しく進めることができれば解決するはずという理論も今は挫折しているのです。「計画」経済をやる人間が信用できなかったということでしょう。それならば逆に、資本による自由競争に任せた方がましと、そんな現状なのだと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

        藤原紀香、危機を訴える      只今

2013年09月14日 13時06分50秒 | Weblog
  ●五輪の陰で、タカ派が始動。
   「福島原発のから流失し続けているストロンチゥム90は、廃液処理すればいいと言われている。
    廃液処理する場合の法令上の基準値は、1リットル当たり30ベクトル以下とされているが、
    地上タンクから漏出した汚染水は、1リットル8千万ベクトル。
    ということは、許容濃度にするには、300万分の1以下に処理しなければならず、
    これは不可能なことである」
    というようなことを言う輩は、危険人物として拘束されかねないす法が『秘密保全法』。
     
  ● この法はとても心配、と憂う藤原紀香。
    小生が藤原紀香を知ったのは、日韓共催のワールドカップの親善大使になった時ですが、
    彼女はブログで、こんな呟きを漏らしています。
    =このまま通ると、国民の一人として、いかなるものかと、心配しています=
      
       ※この情報は、「デモクラTV」の池田香代子発言で知りました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

総理大臣とは?    らくせき

2013年09月14日 09時42分49秒 | Weblog
国益のために平気で嘘をつく人。
国民とは?
五輪に批判的な人を非国民と批判する人。

あの震災直後の日本と同じ日本なのかしら?
ヘンな国。日本。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザックジャパン(108) ザックの代表構想    文科系

2013年09月13日 19時06分38秒 | スポーツ
 ザックの代表構想を1970さんへのお返事コメントとして書いていて、この手直しエントリーを思いつきました。よろしくご批判を。

 ザックの代表構想としての343が、1990年代末の彼のウディネーゼ343とはちょっと違ってさらに攻撃的なものであるということは、僕と同意見と見ました。以前のものは得点力もあったけれど、前と後の分業制度のようなものがあったから、後は言わば守備専念でしたが、今の構想の後は守備専念ではないということも。ところで、今の問題は、4231も合わせてザック構想というものがどういうものであるかということと、現実的にこの構想はどうなるだろうかという二つがあると思うのです。

 前者は、これ以外にない。4231をもっと攻撃型にしたのがザック343と。そしてこの343は、4231に比べてさらに前も含んだ全員守備(全員攻撃)が徹底されるというものでしょう。さらに、そういう343が一定目処が立てば、4231ももっと洗練されてくるという関係付けかと思います。
 そういう意味では、前後はさらに全く分けては考えられなくなる。前がロングを上げさせなければ後は攻めにも出られるのだし、時に最近の今野がやっているように後も攻められれば前がもっと守備ができるという関係でしょう。
 そして、これにはこういう敵との関係もあるかと思います。こっちが前後合わせてすき無く攻勢に出られれば、「相手を押し込む」ことも多くなるということです。ちょうどバルサや、ドルトムントのように。ザックは、日本にはそうするだけの走力も技術もあると見ているのではないでしょうか。ただそういうチームを目指した場合に日本で問題になることはやはり、1970さんおっしゃるようにFWからDFまでの守備力にあることは間違いないと思います。チームとして組織的に相手ボールを奪う力のことですが、1対1で奪いきる力も必要になってきますから。これは以下に見る次の問題の最大難関になります。

 次は最初に上げた後者の問題を見てみます。
 現状のできあがりでは、そういう343は確かに絵空事になりかけています。が、こんな気もするのです。コンフェデのブラジル戦とイタリア戦に大変な出来の差があったように、ちょっとした前後の意思統一の「弾み」のようなものがあるのではないかと。
 イタリア(GKブフォン)をして「このチームがこれだけシュートを打たれたのは記憶にない」と言わしめたあのゲームの出来は、今後を考える上でとても大事だと思います。あの時のチーム・マインドをもっと徹底させることがなかなかできない。それで343をやったら、例え負けても将来への財産になると思うのですが、まだそんな343ゲームは見たことがありませんね。ただ、日本の将来を見たらやはり挑戦して欲しいと、僕は思っています。ちょうど、ドイツ大会の教訓が現在の選手の自主的討論育成に繋がっているように。ブラジル大会だけではなく、やはり歴史的(積み上げ的)に考えることも大事と言いたいです。

 こうして343にしても4231にしても、このチームの構想では、とにかく前はロングなど安易に上げさせてはいけないのです。これはあれだけ出来のよかったガーナ戦の後にも、長谷部が最も強調していた反省点でした。多分この発言はザックの意見でもありましょう。簡単にロングを上げさせるようなら、サイドバックが上がることなどできないから、後は守備専念になってしまいます。すると前はさらに攻撃専念になる。これは、このチームとして最も悪い時といえます。やがて失点を喰らうという時。
 これを「後だけの責任ではない」と選手が言うのだと思います。このチームの構想としては、後ももっとラインアップしたいので、それができないと不満が溜まるわけです。これじゃ、よい守備になるわけないという時です。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

      放射能汚染食品を食したいのですが……    只今

2013年09月13日 09時40分24秒 | Weblog
●風評被害を煽るようなことがあってはならないので、メディアがその報道に留意するのは当然。
   も、「魚介類については、この通り汚染されていません」と、
   9月11日のNHKTVは、画面にちらりと検査結果表を見せた。
   しかし【首相官邸HP】には、ひっそりとではあるが、汚染品目が掲示されている。

   =報道関係者各位ーーーーーーーーーーーー  原子力災害対策本部長・指示(8月8日)
    「本日、昨日までの検査結果等から福島県に対し、福島県沖で漁獲された〈カサゴ〉について、
     出荷制限を指示しました」=

 同じ日(8月8日)に、福島県知事あて安倍総理大臣名で次のような「指示」が出されている。
   =○○については、当分の間、出荷を差し控えるよう関係自治体の長、及び住民等に要請すること=      
    ○○は、米、カブからうさぎの肉にいたる49品目。
    そのうち、魚介類は〈カサゴ〉だけでなく、スズキからヒラメにいたるまで42品目が列挙されている。
    何故、報道関係者には〈カサゴ〉しか提示していないのだろう。

 ●それはそれとして、
          「汚染地域では安全な食べ物はもうない。
           子どもを守るためには、大人(高齢者)が食べることで…」 
  と発言して一部から猛反発をくらったのは小出祐章さんですが、
  小出さんの訴えに同感し、応えようと、福島県産の食品を探しましたが、どこにも見当たりませんでした。
  この東海三県で、福島県産と銘打って売っているところがありましたら、ご教示ください。
    
 
   

                       
  
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よたよたランナーの手記(16) 走れるけど、変調あり   文科系

2013年09月11日 17時39分41秒 | スポーツ
 この5日に怪我以来42日ぶりで走ってから、7、9日とやはりジムへ通って、昨日は30キロほどロードレーサーを転がしてきた。走りの方が順調なので気づくのが遅れたのだが、どうも体に変調がある。一つは、走り始めて快調になるまでの時間が長くかかるようになったこと。血管が開くというか、温まるというか、人よりも短かったその時間が前よりも長くなったらしく、初めの10分ほどが苦しいのである。それだけに、その後のランニングハイの気分は大変心地よいのだが。これはレーサーを転がし始める時も同じである。初めはなかなか時速30キロでは走りがたいのだが、後には40キロ時も可能という調子だ。
 そして変調のもう一つは、疲れの回復が遅れるようになったこと。この怪我のブランク以前は時速8~9キロ程度の30分走行なら毎日走ってさえ疲れは残らなかったのに、今は一日置きでも怪しいのである。走った日の身体の熱感というか、そういうものが何か残っているような気がするし、おしっこの黄色が2日経っても消えないのも気になる現象だ。やっぱり、怪我によるブランクのせいに違いないが、はて回復するのかどうか、心配だ。

 ともあれ、前回以降のヨタヨタの走りは、こんなふうだ。7日は45分ほどを2回に分けて、5.5キロほど走った。9日は30分きっかりで3.7キロ。いずれも、いつものようにウオームアップ歩行を含めての距離である。最高速度はいずれも8キロ時だ。その速度での平均心拍数は7日が152~3、9日が147~8である。つまり、たった一日の走りで、心肺機能が3~4%回復しているということであろう。最初に走った5日から見れば感じとして10%は回復しているのではないか。この調子で続けていけばよいのだが、上に述べた走行後の疲労感回復スピードもブランク前に戻っていくのだろうか、それが今最も心配なことである。
 でもまー年だし、ぼつぼつやるさ。体脂肪率が13%を越えたのにはびっくりしたが、これがおいおい元に戻れば、疲労度も変わってくると思うことにしよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザックジャパン(107) 本田の改心    文科系

2013年09月10日 18時15分39秒 | スポーツ
 東京スポーツWebに、本日こんな報道記事が載った。僕としては「やっぱり」という感じだ。

【 本田改心“前線から猛チェックやる”  東スポWeb  9月10日(火)

 日本代表のエースMF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)がついに改心した。キリンチャレンジカップのガーナ戦(10日、横浜)に臨む日本代表は、今大会前まで7試合で19失点と崩壊した守備の再建に乗り出している。本田らは攻撃を重視する姿勢を見せてきたが、多くのイレブンは前線からの積極的な守備を主張。活発な話し合いの末に、本田も守備に取り組むことを受け入れたという。

 DF長友佑都(26=インテル)は9日の全体練習後、こう切り出した。「圭佑や(FW香川)真司(24=マンチェスター・ユナイテッド)とも話をして、前(攻撃陣)の人が守備をしないと、僕らのサッカーは強豪相手には厳しいと…。圭佑は攻撃面だけではなく守備でも成長したい気持ちが強い。そこは彼の(レベルアップに向けた)通過点なんじゃないか」。エースが前線から積極的な守備に取り組むことを明らかにした。
 3戦全敗に終わった6月のコンフェデレーションズカップ(ブラジル)で本田の恩師の星稜高(石川)サッカー部・河崎護監督が「圭佑だけがボールを追わな過ぎた。あの緩さがチーム全体にも波及した」と厳しく指摘したように、守備の意識は低かった。2―4と敗れた8月のウルグアイ戦後にDF内田篤人(25=シャルケ)が守備の重要性を説いても「それは違う。楽しくない」とあくまで攻撃重視の方針を示した。
 とはいえ、ザックジャパンの守備再建は急務。今回の合宿中も「攻撃か守備か」を選手ミーティングで議論した。ある選手は「かなりの時間を使って話し合いをしましたね。結局は守備のほうに意見が統一されていった。圭佑くんはいつもは自分の意見を強く言うけど、今回はほぼ何も言わず聞いている感じでしたよ」。これまで「攻撃」を主張してきた本田もイレブンの決定に従い、ただうなずくだけだったという。

 3―0で勝利した6日のグアテマラ戦では相手が守備的だったため、日本DF陣の積極性は見られなかった。それでも、主将のMF長谷部誠(29=ニュルンベルク)は「それぞれのマインドの中で攻撃に比重が偏り過ぎていた。そこの切り替えはしっかりできた」と手応えありの様子だった。
 本田らが前線から組織的な守備を構築できれば、確実に失点は減るはず。“抵抗勢力”だったエースも守備を受け入れ、ザックジャパンはブラジルW杯に向け再スタートできそうだ。】

なお、同じ東スポに4日付けでこんな記事も載っていた。見出しはこういうもの。
『「攻撃陣vs守備陣」日本代表内の対立を岡崎が仲裁へ』

【 ザックジャパンは再建できるのか――。日本代表は、キリンチャレンジカップ・グアテマラ戦(6日、大阪・長居)、ガーナ戦(10日、神奈川・横浜)に向けて合宿中。6月のコンフェデレーションズカップ(ブラジル)以降、DF陣が崩壊。チーム再建を急ぐ中、MF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)ら攻撃陣と守備陣の“対立”が浮き彫りとなっている。この状況を打破するため、FW岡崎慎司(27=マインツ)が仲裁に乗り出す考えを明かした。

 7試合で計19失点。守備面で大きな課題を抱えるアルベルト・ザッケローニ監督(60)は、初日から守備練習に多くの時間を費やした。イレブンに細かなポジショニングなど、戦術指導を施し、再建への意欲を見せた。その一方、イレブン間では守備をめぐる対立が激化していた。
 8月の親善試合ウルグアイ戦で4失点した際、DF内田篤人(25=シャルケ)が「やっぱり(全員が)守備から入らないと」と主張すると、MF本田は「それは違う。楽しくない。やられたから引いて守るのはナンセンス。3点、4点取れなかったことを反省したほうがいい」と反論。大きな溝が浮き彫りなっていた。
 2日にはDF吉田麻也(25=サウサンプトン)が「前からの守備も連動してやれれば良い守備になる」と全員守備を提唱したのに対し、司令塔のMF遠藤保仁(33=J2G大阪)は「(現状を)攻撃的すぎるとは捉えていない」と、今後は攻撃に比重をかける意向を示唆するなど、足並みは揃っていない。
 攻守両陣営が統一見解や方向性を見いだせないまま試合に臨めば、苦戦は必至。親善試合とはいえ、ホームで再び大量失点での敗戦となれば、日本代表の支持率は下がり、チームを立て直せない指揮官の評価も急落する。ブラジルW杯を前に、ザックジャパンは空中分解しかねない。
 そんな危機を察知した岡崎は攻撃陣とDF陣の“和解”に乗り出す考えを明かした。「DF陣だけで守備というのではなく、攻撃陣も含めて全員で守る意識。プラスアルファも大事だけど、それよりも基礎が大事だと思う。攻撃陣としてもそれは“これから話そう”となっている」
 岡崎の見解は、前線から積極的な全員守備で再建するというもの。そのためにも、まずは攻撃陣が譲歩。チームとしての意思統一を図り、守備面の課題が修正できれば、攻撃面の改革に着手するもくろみだ。全イレブンが揃う3日以降にも選手ミーティングで提言するという。

 ブラジルW杯に向け攻撃陣と守備陣が対立し、不穏なムードも漂っていたザックジャパン。果たして岡崎の仲裁は奏功するのか。 】

 私見だが、この内田や岡崎の動きの背後には、ザックが糸を引いていると僕は観ている。ザックがコンフェデの前の守備に怒っていたことははっきりしているのだから。そして、こういう前と後の対立という問題はサッカーでは元々よく起こりうる難しいもので、選手が自主的に解決するのが最も望ましい(とザックも観ているはずだ)からだ。

 この一連の記事は、サッカーの最も難しい部分を的確に取材した素晴らしいものだと思う。どういう記者がこういう問題意識を抱き、取材し、書いたものか知らないけれど、非常に深謝という気持ちになる。
 今夜のガーナ戦がいよいよ楽しみになった。
コメント (34)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「翼賛報道」に陥没することを警戒する一番手は、『中日・東京新聞』     只今

2013年09月10日 09時24分08秒 | Weblog
        東京五輪で新聞各社が祝辞記事連ねるのは、仕方ないと思います。しかし
            【五輪反対者は非国民扱いされかねない
             〈国威発揚〉〈翼賛報道〉に対して新聞は、
             反対の声、批判がしにくい案件にも、
                        耳を傾けてほしい】
        という斎藤美奈子(文芸評論家)氏の訴え(『朝日』9月10日付)に合点して
        9月8日の新聞各紙をみてみました。
 
●一面 大見出し
 『中日』→「原発事故 全員不起訴」   
 『朝日』→「東京五輪 戦略の勝利」
 『毎日』→「勝ち取った安心 半世紀後誇れる大会に」
 『読売』→「日本一丸で 東京五輪」

●「汚染水 完全ブロック」という安倍発言に関して
 『中日』→「汚染水・廃炉までは 長い道のり」
 『朝日』→「東電〈遮断完全でない〉」
 『毎日』→「遮断出来ず 東電困惑」
 『読売』→安倍発言の紹介もないから、記事全くナシ。救いは、投書欄にあった次の声。
      「汚染水問題は本当に解決できるのだろうかと、少し戸惑いを覚えます」

           ※安倍発言を聞いてビックリした東電は、
            政府に、「どういう意味でしょうか」と問い合わせた、とのこと。
                          ーテレ朝「モーニングバード」報道ー
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発事故不起訴・・・・   らくせき

2013年09月10日 08時42分23秒 | Weblog
検察は原発事故の刑事責任を問う告発に
不起訴と答えました。

ある程度、想定内の結論ですが、ちょっと一言。

①未必の故意という考え方があり、刑法でも罪に問われます。
②これだけの歴史的な事件。真相の究明はある意味、
検察にも責任を感じてほしい。

国民の安全を保障するという意気込みがあるのなら
起訴して裁判で真相を明らかにする道を
選択してもよかったかも・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 「後は野となれ、山となれ」 見て見ぬ振りすることが、いちばん……      只今

2013年09月09日 12時04分09秒 | Weblog
●私(たち)はいま何となく知っている。政府やメディアの報じることの中には多くの偽りがあることを。
 半ば知りつつも、真相知ること恐ろしく、アベノミクス・オリンピック開催バンザーイの声に和す。

 これは12月8日、それまでの閉塞感を破ってくれたと、文化人も「ヤッター」と叫び、
 少国民だった私は、シンガポール陥落を祝うゴムポールを蹴り上げたあの時代と、そっくり……。

●中学理科程度の知識しかない私にも判ることを、福島原発のことでみてみたい。
 (1)「完全にブロック」されている「0、3平方キロメートル」とは、
   地図でみると、防波堤で仕切られた内側のこと。
   油なら、オイルフェンスで止められようが、海底にまで届く遮断壁でも作ったのだろうか。
   昨年の12月、港で捕獲のムラソイは口にしたら直ぐ死亡するというセシウム濃度25万ベクレル内包。

 (2)地下水の流入は一日1000トン、これに加えて事故以降は、一基当たり一日400トンの冷却水投入。
   溜り続ける高濃度汚染水を入れるタンクは、二日に一基増設しなければならず。
   しかし写真でみると、やがて建設場所なくなる。
   有効使用期限五年というタンクの四基から、汚染水漏れ発覚。
         ※セシウム(137)の半減期は、30年。プルトニゥム(239)は、2万4千年。
          だからフィンランドでは、耐久年10万年の「オンカロ」を作った。

 (3)では、安倍首相と原子力ムラの人ちはどうしようとしているのでしょうか。
   汚染水については、田中原子力委員長の言うように、海上投棄をするのでしょう。
   汚染食品は、「風評被害を煽るな」という恫喝をすることで当分、誤魔化そうとするのでしょう。
   数年を経ずに顕在化する病人については、検査、検査で時間稼ぎするのでしょう。
   しかし最も恐ろしいのは、福島原発の新たな噴放射能、その他の原発の事故。
   これは、どうすることも出来ない。
   
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザックジャパン(106) 今、代表に切望する事   文科系

2013年09月09日 06時21分44秒 | スポーツ
 標記のことを書きます。というよりも、最近の代表を見ていてテストマッチ・ガーナ戦勝利のために最も不可欠と思われる要件の愚考です。105でカジュさんと交わした会話の、最後の部分の再掲なのですが。

【  カジュさん
 このコンフェデ論評の一つの下りは僕も前に読んだことがあって、ちょっと感動した部分です。何せ、ユーロで好成績のイタリア相手だったし。思い出させてくれて、ありがとう。
『失点が特に少ないイタリアに「こんなにシュートを打たれた試合は記憶にない」とまで言わしめていましたね』
 そして、この下りは、僕が言いたいことを結果的にまさにぴったりと表現してくれている。僕が望み、言わんとしてきた代表スタイルをもう一歩突っ込んで表現するとこういうことです。

 集団球技って、こちらがリスクテイクの攻勢に出たとき、相手は必ずこう思うもの。
「空元気なのか、実力が伴っているのか?」
「このプレスが、かなり続けられるのかどうか?」
 集団球技って、こういう「疑心暗鬼」を相手にもたらさなければ絶対に甘く見られるものではないでしょうかと、ここが僕の最も言いたいことなんです。いったん甘く見られたらもう、相手に必ず精神的優位に立たれてしまう。そういう相手は走り回るのもずい分楽になってしまいますよね。こうなると先ず負けです。
 日頃実力を見知った野球でもチーム最高のピッチャーをもってくれば、相手は構えるでしょう? まず、そうしないといけないのだと思う。そんな時間帯に、ブラジル戦のように安易な中距離シュートを決められては、話にならぬ訳ですよね。これはもう、「こいつら、空元気だ!」と、相手に絶対的優位に立たれてしまう。サッカーみたいな「彼我の心が流動的なゲーム」は、こういう精神的戦いがすべてと思うわけです。
「初めに最高のコンパクトプレス以外のものなど論外。これを30分はやり尽くして、その時はバイタルエリアなど絶対に空けない」
「それくらいの覚悟が無くては勝負にならぬのだ」
 とまーこんなことです。ザッケローニもこう命じているに違いないのだ。

 お仕事になれていく真っ最中と思われる貴方ですから、そんなに返事は要りません。時間が空いたときに、思い出したように書いてくださればよろしい。】

  最も大事なことなので、さらに追加ね。
「初めに最高のコンパクトプレス以外のものなど論外。これを30分はやり尽くして、その時はバイタルエリアなど絶対に空けない」
「それくらいの覚悟が無くては勝負にならぬのだ」

 このことに、追加です。この表現該当部分の、味方攻守陣の相互関係について少々。

 上記の時のような集中的コンパクトプレスでは、「味方攻守(陣)は絶対に分けては考えられない」ということです。「ワントップから始まって前が絶対に良いロングを出させない」があればDFラインは上げられるのだし、「ラインが上がってこそ、前のボール奪取も密な繋ぎも可能になる」。
 これと反対の想定、相互不安などを最初の30分間に持つようならば、そんなゲームはどうせ負けですから。そんな負けの体勢など、一切考慮の余地なしと、そう言いたいわけなんですよね。

 南ア大会のような引いて守るをやるならともかく、そうでないならば上記のような覚悟が必須です。そこで、本田にそれぐらいの、そういうことを押さえた覚悟が果たしてあるかどうか。そこを僕は言いたかった。本田の立場では、こういう態度は間違いになるからです。
「俺は必死にこうやっていく。後ろは後ろでやってくれ!」
 これではいかんと思う。上記のように、最初の30分間は前も後のことを必死に考えてあげなければならんわけです。

 大変複雑なことを書きましたが、集団球技で他のあれこれとは全く違う最も大切なことだと思うのですよね。 】
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これで「フクシマ」 なんとかなるかもしれない    只今

2013年09月08日 05時26分56秒 | Weblog
             オリンピック東京に決定。
          安倍首相は、全世界を前にしてこう言った。
       「汚染水は、0、3キロ平方メートルの中でコントロールされている。
        フクシマの青空の下で、子どもたちはサッカーボールを楽しんでいる。
               フクシマは全く問題ない」。

         放射能汚政染で、出荷できない100種類近くの食品を、
         何としてでも無くさねばならないことになった。    
         
         今年の夏、この愛知、三重、そして岐阜にもやってきたのは
         蝉とりや泳ぐことの出来ないフクシマの子どもだった。
         こうしたことは、もういつまでも続けることは出来なくなった。

         

       
    
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする