九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

アメリカの行動原理 1970

2017年04月07日 18時31分31秒 | Weblog
テロとの戦いを継続中のアメリカからすれば、今回の化学兵器使用は看過できない問題になる。化学兵器による無差別攻撃を放置すればいずれテロにも使用され、矛先はアメリカに向かうことは十分に懸念される。
その事がトマホークによる爆撃に繋がる。
アメリカンファーストを掲げる大統領ならばこうした行動はとるだろう。
興味深いのは攻撃が米中首脳会談のタイミングで実行された点。
対北朝鮮に対する中国へのメッセージとも受け取ることは出来る。
弱腰とも言われた前大統領とは変わりトランプがどんな行動原理で動くのか、それによって日本の対応もどのように変わるのか、或いは変わらないのかを注視したいね。
シリア情勢については今回の化学兵器使用が仮にアサドの暴走ならば(実際常に暴走しているが)、ロシアが今後どんな行動に移るか?
そこも注視したい。ロシアからすれば親ロシアのシリアは友好国として残したい筈だがアサドの暴走を放置すれば益々孤立するので。プーチンが何を選択するかも興味深い。
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アメリカ「ヤクザ国家」論   文科系

2017年04月07日 16時44分50秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 晴天の霹靂、60発に及ぶシリアへのミサイル襲撃! これを我が連れ合いが評したのが、「ヤクザと同じだ!」という表現。そう、それも、世界一大きな組が訳の分からぬ自分勝手を通していく、マッチョな武闘派ヤクザ! ヤクザ国家と言えば、国連の制止を振り切って「有志国」で突入して、国連も認める一つの独立国家を潰してしまったイラク戦争もヤクザ国家だったよと、これは僕が付け足した言葉。

 どんな理由があるにせよ、ある一国が他国を攻めるって許されることではない。「親の敵討ちだって今は許されないぞ」と、これも連れ合いが付け足した表現だった。


 さて、これから何よりの心配は世界が一挙にきな臭さを増し、世界の不幸が更に進むこと。ロシアはどう出る? 北朝鮮は更に針鼠体勢を強めるだろうし、中国の軍拡も急速に進むと予想される。するとこんなことさえ、考え込んでしまうのである。
『アメリカは、その経済力の名残がその強大な軍事力として残っている内に、中国を冷戦に引きずり込もうと決意したのだろうか。あわよくば、ソ連を潰したように・・・』
 この予想内容は、最近ここで紹介した2冊の本の2人の著者なら、同意するだろうとも考えこんでいたものだ。
『詳しく論じる余地はなかったが、3,40年も経てば、西太平洋における覇権国家は中国になっているだろう』
 こう語ったのは、「金融が乗っ取る世界経済 21世紀の憂鬱」における老碩学、政治・経済学者ロナルド・ドーア。
「アメリカ帝国の終焉」で進藤榮一は、新自由主義の罠、軍事化の罠、ナショナリズムの罠の三つを上げて、こう語っていた。
『それら三様の方策を進めれば進めるほど、成長が鈍化し、社会が衰えて分断され、衰退を強めざるをえない。トランプのアメリカがそれを象徴する』

 世界がまたまた一挙にきな臭くなったことに加えて、世界の格差や貧困、世界政治を攪乱するような難民問題もますます深刻この上なくなっていくはずだ。それにしても、なぜこんなことをしたのか? ちなみに、米中首脳会談は日本時間7日朝開始(2日続き)とあったが、シリア襲撃も同じ日本時間7日の午前9時45分。おそらく、この同時進行もトランプの頭には当然入っている。
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シリアの化学兵器「空爆」  文科系

2017年04月07日 06時26分28秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 シリアの反体制派支配地域で標記のことが起こった。死者86人、負傷者は500人を超えるという。またまた、痛ましく、悲しいことである。米英仏が国連に非難決議を提案し、ロシアの拒否権で不採択という国際問題に発展している。この問題は、シリア政府がやったというのが国際的既成事実になっているが、新聞などをよく読むとシリア、ロシアなどはこれを完全否定している。
 ロシアは、「化学兵器工場が存在していて、そこが空爆されたことによって発生した事件だ」と反論した。
 続いて、シリア政権側は6日にこう反論している。
「空爆は4日早朝に行われたが、当日の我が軍の空爆は午前11時半だった」
 ちなみに、この空爆があった時間は午前6時50分頃ということのようだ。

 さて、どちらかに嘘か再泥沼化工作があるということになる。その真実は全く分からないが、今回に限ってはシリア政府がこれを行う動機は極めて薄弱であると、以下のように主張したい。

 なんせ、トランプが「シリアからは手を引く」とアメリカとしては7年ぶりの方針転換を表明したばかり。そんな時のこの事件が、トランプをして「シリアへの姿勢転換を柔軟に再転換して、シリアを懲らしめることにした」と言わしめることになった。この「再泥沼化工作」にトランプが絡んでいると言いたいのではない。誰かが仕組んで、トランプを乗せたという可能性も大きいと思うのだ。なんせこのシリア問題は、アラブの春から数えて7年目、国連も認めたれっきとした独立国家の転覆がなぜか執拗に図られてきたのである。ちなみに、このシリア政権は、西欧長年の仇敵・イランと支え合う仲である。
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ハリルジャパン(90) ついに、柴崎岳が、出てきた!  文科系

2017年04月06日 05時34分56秒 | スポーツ
 満を持したように、とうとう、柴崎岳がスペイン二部戦に出場し始めた。僕は、昔は中田ヒデを、08年からずっと岡崎慎司を追い続けてきたように、そして、一昨年辺りからFC東京の中島翔哉を追い始めたように、柴崎の軌跡を今後ここで見詰め続けて行く積もりだ。

 まず、3月19日の闘いに後半29分から守備的MFで初出場した。次の1ゲームを置いて、4月2日には、1部昇格争い相手を破った大一番で、初の先発出場を果たして後半30分まで出た。勝利したチームは、ほぼ並んでいたこの日の相手を蹴落として、3位に上がった。柴崎のポジションは左MF。

 監督の柴崎評と柴崎自身の自己評価とをいろんな読み物からまとめてみよう。
 監督は、柴崎をこう評価している。
「トップ下、両サイド、守備的MFまでをこなせる。ボールを失わず、良いパスが通せるし、ボールを散らせるから、敵を揺さぶることができる。特に大事な能力は、ラスト数メートルのパス能力だ。課題は、このリーグの激しさに慣れることだろう」
 対する柴崎の自己評価はこうだ。
「2ゲームやってみたところでは、難しいリーグとも思わないし、十分にやっていける」
 明らかに、監督が提起した「課題」を意識して語っている。ここでも、頭の良い選手だと思うばかりだ。

 さて、彼ならばヒデ、岡崎以来の大成功を遂げるはずだと、僕は確信している。この選手はヒデ並みの成功を収めるかも知れないとさえ見ているがどうだろうか。このチーム・テネリフェは、今期リーグ戦終盤に於いて彼の活躍もあって一部に昇格する。そしてこの柴崎個人は、来期のスペイン1部でどんどん頭角を現していくと、これまた確信している。
 彼は何よりも頭が良くって、今までも世界を見据えた長期目標を10代からしっかりと計画し、そこから逆算して時々を過ごすというヒデと同じやり方を取ってきたので、新たな環境への適応が早いし、そういう準備もちゃんと出来る目的遂行力もあると見てきた。でなければどうして、去年末のスペイン・レアル相手に2得点を挙げるなどという誰もが憧れるような離れ業が出来るものか。ヒデは16歳の時に対戦したナイジェリアのカヌーらを頭に描いて以降のトレーニングを重ねたが、柴崎はヒデよりも遙かに容易にシャビやイニエスタのプレーを注視し、取り入れることが出来たはずなのである。現実としてどれくらい取り入れられたかは今後を見ていく他はないが、彼の軌跡を見るとヒデ並みの頭脳を感じざるを得ない。こういう点では、チームメイトであった大迫も似ているなと見てきたものだ。2人とも、厳しい鹿島で高卒後すぐにレギュラーを取った選手だった。
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「よたよたランナーの手記」(192) もう一歩復活   文科系

2017年04月06日 03時34分28秒 | スポーツ
 「よたよたランナーの手記」(192) もう一歩復活と、走れるようになる方法   文科系

 4日に1時間8・6キロ走れて、また一歩新たな復活を遂げられた。それも、かなりセーブして。4月1日に8・5キロ走って、2日に40キロのロードレーサー転がしをやって、その上の4日だからセーブしたのだ。8・6キロというと去年の9月28日8・7キロ以来のことで、この間ここにも書いたいろんな病気治療からそこまで戻ったということ。また、この4日の30分×2回が4・1キロと4・5キロとだから、後半の走りを体験した感じでは、まだまだ行けると思う。後半4・5キロも初めは8キロ時から上げていったから、最後は9・5キロ時で走っていた。つまり、1時間で9キロは走れる身体に戻っているということになる。

 さて、何回も書くけど、40~60歳台のランニングを始めたい男性が1時間は走れるようになる最も無理のない進め方をもう一度書いてみます。その都度の時速が分かると合理的・科学的に、かつ無理をせず進められるので、市営ジムなどのランニングマシンを使うことを前提にして。

① まず、ゆっくり歩き始め、10分過ぎたら時速7キロに近いスピードで歩く練習をする。これが30分続けられるように。
② ①ができるようになるにつれて、その後半に時速5~5・5キロほどで走ってみて、その時間を延ばしていく。15分歩きの後10分走れたら、あと5分歩くというように。これ以降も初めに15分の歩きというのは、いわゆるウオームアップの意味があります。15分は身体を温めないと、各人の身体の本来の機能が出てこないから、走れません。ウオームアップには、末端までの血管を広げて疲労物質を処理しやすくする意味があります。この処理が上手く行かないと、疲労感で走れなくなるということです。
③ 後半15分を走り切れるようになったら、もう少し走り続けられるように挑戦する。5~5・5キロ時と低速でも、とにかく30分走れることを目指す。
④ 低速30分走が可能になれば、これを1時間出来るようにしていく。その内にやがて6キロ時も可能になっていくはずです。つまり、低速でも長く走れば走る程、スピードが上げられるようになっていくということです。
⑤ 以上と並行して、脚を痛めないように以下2点を努力する。
・先ず筋力強化は、片足ずついっぱいの爪先立ちを20回できるように。正しい形のスクワットも10回×3セット程は出来ると良い。今までよりもスピードを上げる時は、この強化が特に必要になる。
・それとともに、柔らかい筋肉を作る必要がある。脚の前後と腹筋背筋のストレッチです。

 というように要諦はこういうこと。①かならず、15分はウオームアップしてから。②低速でも長く走れれば、やがて自然にスピードは上がっていく。③脚の強化、ストレッチと並行して行く
 こうして、脊椎管狭窄症で長年腰痛持ちの連れ合いも、僕より2歳上77歳の友人も走れるようになりました。今日この頃のことです。前者は時速4・5キロ程ですが15分は、後者は時速6・5キロ程で15分は。どこも痛みなどがない身体ならば、15分走れるようになれば、すぐに30分は軽いです。30分走れたら、1時間もすぐそこ。
 一つ忘れていました。体重が重い人は以上を、食糧を増やさないでゆっくりゆっくりと進めること。ちなみに、痩せる方法はこの有酸素運動以外には基本的にありません。「走るー痩せるー更に走れるー更に痩せられる」と良循環になっていけばよいのですが。

 こういう身体になれば、肩こり、腰痛は無くなりますし、目も疲れにくくなります。酸素が最も必要な頭脳も明晰で、血流で免疫力が増して虫歯や歯槽膿漏に対しても強くなって8020とか、良い所だらけ。
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アメリカの軍事基地は日本を滅ぼすか?   らくせき

2017年04月05日 19時26分50秒 | Weblog
北朝鮮が核ミサイルをかなりの数、保有する時代になってしまいました。
北朝鮮とアメリカが戦争となれば、日本各地にある米軍基地はミサイルの標的。
数発なら防御可能とされていますが、それ以上発射した場合は、幾つかは着弾。
これが小型でも核だとしたら日本は壊滅・・・

日本と北朝鮮は戦争をする理由はありません。
しかしアメリカと北朝鮮が戦火を交えるという可能性が以前より高くなっています。
アメリカの核の傘が本当に抑止になるのか?不確かです。
北朝鮮が自らの生存が危ういとなれば、なにをするか?分かりません。
最悪、北朝鮮が敗北しても日本も壊滅。アメリカは軽傷という結末も想定内です。

アメリカ一辺倒ではない、安保条約も議論の対象とした独自の外交戦略が必要です。
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人はなぜ怒るのか?  らくせき

2017年04月05日 09時56分44秒 | Weblog
今村雅弘復興相は4日午前の閣議後会見で、東京電力福島第一原発事故で今も帰れない自主避難者について、国が責任を取るべきでは、との記者の問いに対し、「本人の責任でしょう。(不服なら)裁判でも何でもやればいいじゃないか」と発言した。記者が重ねて質問すると「出て行きなさい」などとして質問を打ち切った。同日夕、記者団に「感情的になったのはおわびする」と釈明したが、自主避難者への発言は「私は客観的に言ったつもりだ」と撤回しなかった。
 自主避難者は、国の避難指示を受けなかった地域から、被曝(ひばく)を心配し遠方に避難した母子ら。福島県によると、昨年10月時点で全国に約3万人おり、国と県は避難先での住宅の無償提供を3月末で打ち切った。強制避難者に比べて東電の賠償や国の支援が薄く、福島県民の「分断」につながると指摘されてきた。
 閣議後会見で今村氏は、自主避難者の支援に国の責任がないか問われ「福島県が対応し、国は県のサポートをする。この図式でこれからもやっていく」と説明。帰れないのは自己責任と思うかとの質問には「基本的にはそうだ。国はできるだけのことはやった」とした。さらに質問しようとした記者に「何で無責任だと言うんだ。無礼だ。もう二度と(会見に)来ないで下さい」と机をたたき、「うるさい」と会見を打ち切った。(大月規義) 朝日デジタルより

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随筆紹介  「今を生きる」    文科系

2017年04月04日 09時13分42秒 | 文芸作品
 今を生きる S・Yさんの作品です

 しごく当たり前のことだが、ちかごろ元気に生きているだけで有難い気がする。
 老いに近づいているからそう感じるのか。若いときは来年、さらい年、五年後、十年後が来ることを疑いもしなかった。夢というほど大そうなものはなかったが、それでも将来というか、未来を考えたりしていた。
 今はそんなに先のことを考えられない。むしろやたらと、今の自分の身辺のものが邪魔になってきた。自分がいなくなった時のことを考えるようになったことに気付かされる。

 身近な人々や、有名、著名な人々も次々と亡くなった。みんないなくなってしまう。みんなどこへ行くのだろう。
 やがて自分もいなくなる。そのとき、先にいなくなった人たちに何処かで会えるのだろうか。終活だとか、生前葬などのセレモニーが盛んだが、この歳になってどれも身近になってきた。人とは勝手なものだ。いまになって祖母や母の寂しさ、体の不自由さ、その辛さがわかる。

 このごろどこへ行っても、巨木を目にすると触れたくなる。木は大地に根付いたら、そこは終(つい)の住処となる。どんな災難にもじっと耐えるしかない。何百年も生きる木は、季節の移ろい、変わり行く時代や人々を見てきている。神が宿ると崇められるのもわかる気がし
てきた。これも年をとったからこその感情なのか。
 それにしても人の生涯は短くて寂しい。いや、それでいいのだと胸の底で声がした。
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随筆紹介  「桜の樹」      文科系  

2017年04月03日 13時54分39秒 | 文芸作品
   桜の樹 S・Yさんの作品です


 うちの前はなだらかな坂道になっていて、そこを上りきると信号機のない十字路がある。その脇の歩道にそれは大きな見事な桜の樹があった。還暦を迎えた夫が「俺が産まれる前からあったからなあ」と、毎年この時期にそう言っている。
 それが今朝、突然消えた。いや消えたことに気付いた。どうして? 確か一週間前にはまだあった。蕾みが膨らみ、ああ、春も近いんだ、と温かな思いに満たされながら樹の下を通った。三人のわが子らの入学式という人生の節目をいつも祝ってくれていたような桜の樹。
 なぜ? なぜ桜の樹が突然なくなったのか? 私にはまったく事態が飲み込めない。歩道上にあって通行の邪魔だったのだろうか。近隣の人に舞う花びらや落ち葉で迷惑をかけていたのだろうか。それでどこか公園にでも移植されたのだろうか。だとしたらその場所を知りたい。どこへ訊けばいいのか、頭が混乱してきた。

 その後、あの桜は三日前に切り倒されたのだと知った。電動ノコギリで倒されて切り刻まれているのを見た人がいた。移植だろうと思い込んでいた私はいいようのない重い気持ちになった。どんな事惰があったのだろう。せめて倒す前にあの膨らみかけた蕾みを咲かせてあげられなかったのか。樹も無念だったのではないか。
 今年のお花見は、あの桜の樹を思うと心から愛でられそうにない。
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「よたよたランナーの手記」(191) 文科系

2017年04月02日 07時50分42秒 | スポーツ
「よたよたランナーの手記」(191) この連載の過去内容   文科系

 この連載は、これの前の「不整脈ランナーの手記」と合わせれば、200回を遙かに超えるもの。ここには、高齢発心ランナーに関わりがあるいろんなことが書いてある。そしてこの全てが、グーブログ編集部のバックナンバーとして残っていて、ここの読者はいつでも取り出せる。
 まず、僕がランナーを始めたのは59才から。それで今に至る体験が書いてあるから、中高年ラン発心者には全て参考にしていただける。その間に、こんな多くのことがあった。

 走り始めて1年ほどで不整脈が発見されたから、これを巡る出来事の数々。僕はこれらの知恵でもって、現在なお走れているわけだ。ついては、ランナーによく起こると心臓専門医が告げた不整脈から慢性心房細動。そのカテーテル手術2回と、その前後3年間のラン完全空白からの復活。これらの経歴から得た体験的知識として、こんなことがある。

 高齢者でもこうやれば走れるようになるという知識。3年間のブランクがあった71才時に再び走れるようになって今76歳でこう走れているのは? 不整脈があって、やがてワーファリンを飲む体にならないためには。ちなみに、現在の僕はワーファリンの類を全く飲んでいない。人が走れるということはそもそも、どんな身体を作れて、血流、酸素吸収能力がもたらすいろんな若さにどう繋がっているか。等々が書いてある。もちろん、ランナーに必須の、特有の老化防止対策、活性酸素対策も。

 僕は、ほぼ走ってきた間中、心拍計をつけていた。これは、初めの頃から不整脈が発見されたからだ。これが発見されて以降でもカテーテル手術を経て15年以上走ってきたわけで、これは対策さえきちんと科学的行えばこんなことも可能だという実験とも言える。なんせ、医者の制止を個人的に進めた科学的対策で乗り切って、3年間のブランクからラン復活を医者に認めさせた身なのである。この対策の中心的武器が、装着してきた心拍計だ。走行中も常時これを確認しながら走っていれば、自分の身体について医者以上に詳しくなるという理屈である。

 200回を優に越えるこの連載内容は、多くの様々なランナーが活用していただけると信じつつ書いてきた積もりだ。よろしくお願いいたします。
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続、薄汚れた国   文科系

2017年04月01日 10時18分25秒 | 国内政治・経済・社会問題
 数日前に書いた同じ題名の事の続きだが、昨日今日の新聞のある記事に関わって腹が立ったことを一つ。

 昨夕刊にこんな記事があった。
『失業率22年ぶり2%台  2月改善人手不足感強まる』
 総務省発表報道である。内容をよく読むと例によってインチキ臭い「完全失業率」とやらのこと。この数式の分子に「家事手伝い」女子や一定期間に1日でも働いている人などは含まず、分母は公務員や軍隊兵士を含んで多くしてあるという、当局にのみ都合がよく、当事者国民には極めて不都合な基準に満ち溢れた統計数字。この件についてはここに何度も書いてきた。
 因みに、「ポスト真実」が世界でも日本でも政治世界に流行だが、日本の官僚は賢くって、統計数字にこういう手口をいつも使ってきたようだ。国連に基準がない統計については、世界で最も政府側に都合の良い定義、基準、数式を使っていると見た方がよい。そして、悪い政権の時には、そういう数字ばかりを打ち出し、報道して、政府を擁護して出世していく。そもそも、優に半世紀以上も1党の保守政治が続いたという希有な先進国・日本では官僚もそれだけ保守的なのであって、一時の野党政権は彼らの予想外に成立したものと見た方がよいのである。省利省益を旨とする官僚唯一の統一最高機関、事務次官会議が民主党政権によって禁止された時にはさぞや驚いたことであろう。

 さて本題に戻って、流石、中日新聞。この昨日夕刊に対してこの朝刊で「失業率22年ぶり2%台」につきすぐに、実質「訂正記事」を付けている。題してこうだ。
『失業率改善22年ぶり2%台 非正規多く消費は低迷』
 そう、これが正解、次のような最悪事態は何も変わっていないのだから。そして、こちらこそ本当の国民実感なのである。つまり、総務省のこんな数字など、以下の情報に比べれば、その価値はどこかに吹っ飛んでしまうようなチャチなもの。28日の拙稿『薄汚れた国!』に書いた、国連発表数字である。それもこの記事と同じように、20年間程の推移数字である。

『 日本国民一人当たりGDPの歴史的推移を調べてみた。各国比較順位も含めて。1995年、2005年、2015年で、こう推移している。数字は、国連統計だ。
 順位は、5位、23位、32位と極端に落ちていく。1人当たり金額も、43,774ドルが34,629ドルにまで落ちた。95年と15年とそれぞれ10位の国との比率を観てみると、その劣化ぶりが分かる。3位であった95年は10位の国の126%だったものが、2015年には57%にまで落ちてしまった。他国がどんどん上がってきた間に、日本GDPだけが急減しているからだ。10位の国はこの20年に、34,871ドルから60,514ドルにまで上がったのである』

 総務省と国連、どっちの数字が国民に密着しているか、誰の目にも明らかだろう。いつの日も官僚は政府密着なのであって、今で言えば安倍さんが「好きそうな」数字ばかりを発表するのだ。そして、こんな官僚ばかりが出世していくから、余計周囲の政治も薄汚れていく。するとそれが当たり前になって、次代の人間も余計薄汚れるように育っていく。かくて、文科省の大々的不法天下りは、全省庁に及ぶものなのに、もうこれ以上の追求はなく幕引きとなったらしい。デブリの在処さえ分からぬ原発までが、そろそろ幕引き。「福島県民健康調査の怪」も一体どうなったのか。子どもの甲状腺癌で調査漏れ例がどんどん指摘され始める雲行きである。つまり、膨大な甲状腺癌発生率を前にして、「原発原因とは言えない」という幕引を押し通す方向を図っている。全国の放射線害医、甲状腺関連医師たち、頑張れ!

 ここの読者諸氏に訴えたい。わが国だけの統計数字の「歴史的改善」等は何も信じぬこと。諸外国と比較した国連統計を懸命に覗くことである。ネットで探せばいくらでも出てくる。つまり、日本の政治を職業とする人でも、国連サイドの「人材」が存在するということだ。例えばここでよく紹介した進藤榮一氏のような。彼は学者だが、国連サイドの数字をどんどん教えてくれるからこそ、貴重だと見てきた。国民によい政治を望む若くて大望ある日本人は、これから、国連に就職したら良いとさえ思うのである。国連が発展していかねば、どうせ世界は平和にならないのであるから、難民も無くせない理屈。これは故ケネディ米大統領なども最も強調した所。もっとも彼は、「国連だけが世界平和唯一の希望」という国連総会大演説をした2年後に暗殺されたのだ。
 こうして、失礼を承知で敢えて言うが、日本のことだけしか知らぬ人は、ネトウヨ諸君と実質同じ水準とも言える。少なくとも、ネトウヨ諸君に反論出来ないことが多くなる理屈である。 
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「よたよたランナーの手記」(190) 好調を抑えて・・・   文科系

2017年04月01日 10時01分43秒 | スポーツ
 3月3日以来書いていないと気付いたが、まだまだ走っている。と言うよりも、好調だがセーブしていると言った方がよいだろう。こんなふうに。

 5日鶴舞公園往復とそのグランド外周10周。8日ジムで30分×2回の8・3キロ、11日10周、16日10周、20日8・4キロ、24日外走り35分で4・3キロ、27日8・4キロ。
 鶴舞公園グランドが工事に入ったため使えなくなったが、外走りをかなりやってきたので、蹴りが強くなった。その分マシンでは楽に走れるのだが、心臓医が言ったこの言葉を思い出してはセーブしている。

「アスリートは早死にします」

 ランに関してはアスリートであったことは一度もないが、こういう数字は確かにアスリートのものだろう。76歳になる身で継続心拍数を160ほども出せるというのは。最近はただ、無理をしないようにこれを145ほどに落として走っている。するとその内に、同じ速度での心拍数がだんだん下がってきて、今の我が心臓はこんな風だ。
 時速7キロなら120台後半、8キロで130台後半、9キロで145ほどである。ただ、10キロ時になると160に近くなるはずだ。だから今は1時間に8・5キロなのだが、これはいつものようにウォームアップ歩行を含んだ時間だから、一定持続速度は9キロ時というところ。
 なお、こういう記録全ては、最近購入したエプソンのGPS付き腕心拍ランニング時計が弾き出すもの。使った感じでは誤差がかなりあるが、とても便利なランニング・ギアと分かってきた。僕にとっては特に、ストライド長とか、1キロのラップとか、何よりも平均心拍数が出るのが、とても役に立っている。ストライドなどは、その日の蹴りの強さが分かるし、1キロラップはその日の頑張りが分かる。これらの内例えば、ストライド長は日によってかなり差がある。これまでの最短日平均77センチ、最長日で86センチなのだが、僕の場合ストライド長が長い程平均心拍数は下がるということも発見した。心臓カテーテルアブレーション手術をした身としては、同じ速度で心拍数が下がる走り方というのは凄く魅力だ。以下のような智恵も浮かぶからである。
「蹴りを強くしてストライド90センチで走れれば9キロ時心拍数が140を切るだろうか?」
 僕の場合なのかランニングマシンで走っているからなのか、老いがどうも蹴りの弱化に最も現れてくるらしい。

 鶴舞公園周回が出来なくなったから、外走りポイントをどこか探さねばならない。新設の川名公園にしようかとか、千種公園かとか、迷っているところ。定点距離が分かるようにしたいから、コ-スを定めたいのである。
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安倍さんの強みは   らくせき

2017年04月01日 09時32分20秒 | Weblog
海外では、安倍首相の退陣は当然とみているようです。しかし国内では少し様子が違う。
それは、安倍さんが、国会、マスコミ、検察・裁判所を押さえているから。
その背景で安倍さんを支えているのは、雇用の改善。これってスゴイこと。
いや国民が安倍さんを支持する最大の理由じゃんないかな?


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