田村和紀夫「音楽とは何か ミューズの扉を開く七つの鍵」講談社選書メチェ (2012/01)
七つの鍵,というわけで全体で 7 章から成る.
第1章 音楽は魔法である
第2章 音楽はシステムである
第3章 音楽は表現である
第4章 音楽はリズムである
第5章 音楽は旋律である
第6章 音楽はハーモニーである
第7章 音楽はコミュニケーションである
楽しく読了.著者の専門は音楽学だそうだが,音楽学ってこういうことをするの ! というのが最初の感想.役に立ちそうもないところは,高エネルギー物理学と良い勝負である.
でも,本書は「音楽学にとどまらない多様な視点」という惹句.
第1,2,7章は社会学的ときには文化人類学的視点だが,第3-6章はもっと音楽に近い視点で,ぼく的には後者が内容が具体的でおもしろかった.
楽譜も多数.でも小さくてみづらいものもあるのが不満.ほとんどの引用楽譜はクラシックからで,例外はスティービー・ワンダーの「心の愛」だが,歌詞だけで楽譜がないのは著作権の問題だろうか.
七つの鍵,というわけで全体で 7 章から成る.
第1章 音楽は魔法である
第2章 音楽はシステムである
第3章 音楽は表現である
第4章 音楽はリズムである
第5章 音楽は旋律である
第6章 音楽はハーモニーである
第7章 音楽はコミュニケーションである
楽しく読了.著者の専門は音楽学だそうだが,音楽学ってこういうことをするの ! というのが最初の感想.役に立ちそうもないところは,高エネルギー物理学と良い勝負である.
でも,本書は「音楽学にとどまらない多様な視点」という惹句.
第1,2,7章は社会学的ときには文化人類学的視点だが,第3-6章はもっと音楽に近い視点で,ぼく的には後者が内容が具体的でおもしろかった.
楽譜も多数.でも小さくてみづらいものもあるのが不満.ほとんどの引用楽譜はクラシックからで,例外はスティービー・ワンダーの「心の愛」だが,歌詞だけで楽譜がないのは著作権の問題だろうか.