路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【こちら特報部 09.14】:大企業がジャニーズへ厳しいお灸 CM見直しで「まともな会社」へ変革促す

2023-10-04 06:45:30 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【こちら特報部 09.14】:大企業がジャニーズへ厳しいお灸 CM見直しで「まともな会社」へ変革促す

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【こちら特報部 09.14】:大企業がジャニーズへ厳しいお灸 CM見直しで「まともな会社」へ変革促す 

 ジャニーズ事務所の性加害問題を受け、所属タレントの広告起用の見直しを表明する企業が相次いでいる。併せて被害者救済や企業体質の改善を厳しく求めるケースも。一方、取引があった音楽レーベルは、同事務所との取引で得た利益を、児童虐待などの問題に取り組む団体に寄付すると発表した。人権を侵害した企業の「取引先」が果たすべき社会的責任とは何か。(安藤恭子)

◆「性加害の上に成り立っていた繁栄」

 「性加害の上に成り立っていた会社の繁栄の一端を担った」―。同事務所と楽曲のアレンジなどで取引があった音楽レーベル「オリガミ・プロダクション」(東京)の対馬芳昭代表取締役は12日、交流サイト(SNS)に、性加害問題についての声明を公表した。
 
 生前のジャニー喜多川氏に会ったことはないとしながらも「過去にたくさんの方々が被害を訴えていることは把握していた」「被害に遭った方々の声を無視し、利益を優先した」と謝罪。2014年からの取引で得た利益86万円全額を、児童虐待や貧困に取り組む団体に寄付するとした。

 ◆キムタクも契約更新されない

 東京商工リサーチによると、同事務所の取引先は226社に上る。広告起用を見直す動きも相次ぎ、木村拓哉さんを起用する日本マクドナルドは「いかなる人権侵害も許容できない」として契約更新しないと表明。事務所関連会社社長を務める井ノ原快彦さんらのグループを起用する花王も、人権方針に反するとして広告や販促の中止を発表した。今は起用していない日本航空も「再発防止や被害者救済に関わる検討状況を注視する」とした。
 
 危機管理・広報コンサルタントの石川慶子さんは「遅きに失したが、取引先が被害者対応や人権重視のメッセージを積極的に示したのは良いこと」と評価する。これを機に子ども支援を表明するのも一つの「解」として、「問題を知りながら取引を続けた企業の社会的責任として、子どもの居場所づくりなどの社会課題に取り組んではどうか。企業価値の向上にもつながる」と提案する。
 
記者会見する(左から)井ノ原快彦さん、東山紀之さん、藤島ジュリー景子さん=7日、東京都千代田区で

記者会見する(左から)井ノ原快彦さん、東山紀之さん、藤島ジュリー景子さん=7日、東京都千代田区で

 ジャニーズ事務所は7日の会見で性加害を認める一方、社名変更や外部人材の登用、役員報酬の返還といった具体的な提案はしなかった。これを受け、桜美林大の西山守准教授(広告・マーケティング)は「本格的なスポンサー離れが始まった」とみる。「本当に変わるつもりがあるのかと、取引先が不安を抱くような会見だった。コンプライアンスに反する企業と取引できないのは世界の潮流。この流れは止められない」
 
 今後、収入の約8割を広告収入に頼る民放テレビ局への出演にも影響するとみる。ジャニーズのタレントがキャスターを務める番組や冠番組で、企業がスポンサーから降りる判断をすれば、テレビ局も起用しづらい。「スピード感をもって被害者への補償・救済を行わない限り、離反は続くだろう」としつつ、別の見方も示す。
 
 「応援しているファンも多く、企業側が事務所の解体まで望んでいるわけでもない。CMの見直しは『コンプライアンスを守るまともな企業に生まれ変わりなさい』という叱咤激励にもみえる」

◆起用継続は「人権侵害の容認」

 同事務所のタレントを起用した新たな広告や販促は契約しない方針を打ち出したアサヒグループホールディングス(HD)やサントリーHDのトップも相次いで「人権侵害を認めることになる」などと表明した。元博報堂社員で作家の本間龍さんは「推移を見定めようという日本的な企業が多い中、踏み込んだ発言だ」と受け止める。
 
 「これは一企業の不祥事にとどまらず、長年にわたる極めて悪質な児童虐待。黙認し隠蔽いんぺいしてきた大手事務所の罪が問われている。許さないという経済団体や企業トップの発信は、問題を見過ごしてきた社会を変える力になる」
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【こちら特報部】  2023年09月14日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:ジャニーズ謝罪 経営陣刷新が不十分だ 09.08

2023-10-04 06:45:20 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【社説②】:ジャニーズ謝罪 経営陣刷新が不十分だ 09.08

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:ジャニーズ謝罪 経営陣刷新が不十分だ 09.08

 ジャニーズ事務所が、故ジャニー喜多川元社長による男性タレントらへの大規模な性加害を認め、謝罪した。しかし、同族経営を当面続け、喜多川氏の名前を冠した社名も変更しないという。責任の取り方が不十分で、信頼回復を目指す出直しには程遠い。

 事務所は7日、喜多川氏の姪(めい)の藤島ジュリー景子氏が社長を辞任し、タレントの東山紀之氏が後任に就いたと発表した。藤島氏は被害者への補償に当たるため、当面は代表取締役を続けるという。
 
 「社長」が商習慣上の呼称で法的根拠がないのに対し、「代表取締役」は会社法で定められた地位で真に会社を代表する立場だ。
 
 藤島氏が代表取締役にとどまれば、同事務所のトップであることに変わりなく、責任の取り方として理解されないだろう。直ちに辞任すべきではないのか。
 
 性被害を名乗り出たのは20人超だが、ほかにも声を上げられない大勢の被害者が存在することを忘れてはなるまい。弁護士らによる調査では、喜多川氏と親族が絶対的権限を持ち、性加害が放置・隠蔽(いんぺい)されたと指摘された。藤島氏もその一員だ。「見て見ぬふり」を続けた責任は極めて重い。
 
 事務所が同族経営と決別して、人権や法令順守(コンプライアンス)を重視する外部の人材が経営陣に就いて初めて、出直しのスタートラインに立てる。
 
 東山氏の手腕は未知数だ。喜多川氏の名前を冠した社名の変更を否定したが、これだけ重大な性加害の当事者の名前を残すことなど到底考えられない。喜多川氏に育てられた東山氏もいわば身内の存在だ。「解体的出直し」のかじ取りとして果たして適任なのか。
 
 被害者に幅広く補償する方針は示されたものの、内容は不明だ。事務所にとっては多額の支出になる。中立的立場の経営陣が相当の覚悟で当たらなければ、十分に救済できないのではないか。
 
 喜多川氏の性加害は、国連人権理事会の専門家が調査に乗り出すなど国際的な非難も浴びている。スポンサー企業やテレビ局は、厳しい姿勢で臨む必要がある。
 
 事務所は元日の新聞広告で「日本の音楽シーンの変遷の中で積み重ねた歩み。それは心が躍る瞬間を生み出し、“夢と希望”を届けることにありました」と宣伝したが、経営体制を抜本的に改めない限り「夢と希望」は語れまい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2023年09月08日  07:58:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:ジャニーズ調査 性被害者の救済を急げ 09.05

2023-10-04 06:45:10 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【社説①】:ジャニーズ調査 性被害者の救済を急げ 09.05

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:ジャニーズ調査 性被害者の救済を急げ 09.05

 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による男性タレントらへの大規模な性加害が、弁護士らによる「再発防止特別チーム」=写真=の調査で認定された。長期間放置した事務所の責任は極めて重い。性加害を認めて謝罪し、被害者らの救済を急ぐべきだ。

 
 同チームは元所属タレントの男性ら20人超から聞き取りをし、1950年代から2010年代半ばまで、喜多川氏による性加害が繰り返されたと認定した。
 
 喜多川氏は亡くなり確認はできないが、相当数の人が同様の被害を申告しており、事実として認定することは妥当だろう。
 
 喜多川氏の自宅に少年らが宿泊する育成方法が日常化しており、被害者が他にも大勢いるとも推測できる。喜多川氏が存命なら、未曽有の性犯罪として罪に問われる可能性が高い事案である。
 
 被害者の心身への打撃は計り知れない。被害の記憶がよみがえるフラッシュバックや幻聴、過呼吸を訴えたり、うつ病や自殺願望、性のゆがみに苦しむ人もいる。
 事務所は、幅広い救済と誠実な補償に乗り出すべきだ。
 
 背景には、事務所や芸能界での喜多川氏の絶対的権力があった。少年らは性加害を受け入れればデビューでき、拒めば冷遇されると認識しており、逆らうことは事実上困難だった。力関係を利用した性的虐待の典型的なパターンであり、卑劣極まりない。
 
 喜多川氏の問題は1980年代以降、暴露本などで公にされ、性加害を認める民事訴訟判決も確定している。事務所の不作為が、被害を拡大させた要因である。
 
 旧態依然の同族経営で、歯止めとなる人材や社内規定が皆無だった。経営を担った喜多川氏の姉の故メリー氏は性加害を知りながら放置、隠蔽(いんぺい)したとされる。姪(めい)の藤島ジュリー景子社長も20年以上、役員を務め、責任は重い。
 
 事務所が存続するなら解体的出直しが必要だ。喜多川氏の名前を冠した社名も適切ではあるまい。
 
 調査報告は、性加害が続いた背景に「マスメディアの沈黙」があったとも指摘した。重く受け止めなければならない。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2023年09月05日  08:58:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【記者の目】:ジャニーズ新会社名 公募ではなく自分たちで決めて「覚悟」を示すべきだった

2023-10-03 06:50:50 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【記者の目】:ジャニーズ新会社名 公募ではなく自分たちで決めて「覚悟」を示すべきだった

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【記者の目】:ジャニーズ新会社名 公募ではなく自分たちで決めて「覚悟」を示すべきだった

 ◇ジャニーズ会見

 【記者の目】

 会見では被害者への補償方針などで踏み込んだ内容が発表された。注目のジュリー氏は欠席したとはいえ「事業承継税制」の活用をやめることなどを表明した。前回に比べると評価する声は多かった。ただ今回の会見で、ジャニーズ事務所が再び復活できると思えた人はどれくらいいたのだろうか。<button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">会見に臨む井ノ原快彦(左)と東山紀之社長(撮影・会津 智海)</button>

 

会見に臨む井ノ原快彦(左)と東山紀之社長(撮影・会津 智海)(スポーツニッポン新聞社)

 

 新会社の名称はファンからの公募で決めるという。こんな時だからこそ自分たちで決めた名称で責任を果たしていくという覚悟を示してほしかった。  

 エージェント制は中身が伴わない印象だ。社長と副社長を務めるのは、経営や業務に精通したプロではなく、素人であるタレント。これまでトップダウンで全てを決めてきた組織がこの体制で機能するのか、タレントが今までのような仕事ができるのか、見えてこない。退所する岡田についての「(エージェント制には)そういう自由度がある」という井ノ原の言葉には、離脱への諦めのような境地もうかがえた。  

 どん底に落ちた巨大組織。再生にはトップの強いけん引力が不可欠だ。(文化社会部デスク・小枝 功一)

 元稿:スポーツニッポン新聞社 Annex 主要ニュース 芸能・エンタメ 【話題・ジャニーズ事務所が今後の会社運営について都内で会見を開いた】  2023年10月03日  04:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【英BBC】:ジャニーズ事務所会見 “急先鋒” 被害者の数を強調「創業者の虐待に数百人が補償求める」

2023-10-03 06:50:30 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【英BBC】:ジャニーズ事務所会見 “急先鋒” 被害者の数を強調「創業者の虐待に数百人が補償求める」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【英BBC】:ジャニーズ事務所会見 “急先鋒” 被害者の数を強調「創業者の虐待に数百人が補償求める」

 英BBC放送(電子版)は2日、ジャニーズ事務所が今後の会社運営について都内で会見を開いたことを伝えた。

 ■【イラスト】ジャニーズ事務所、創業者の家系図  

 この日の会見では、従来の同事務所は「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に社名変更され、被害者救済や補償に特化。東山紀之を新社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。救済や補償の具体的時期などにも言及した。  <button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"><ジャニーズ事務所会見>会見に臨む井ノ原快彦(左から2人目)と東山紀之ら(撮影・会津 智海)</button>

<ジャニーズ事務所会見>会見に臨む井ノ原快彦(左から2人目)と東山紀之ら(撮影・会津 智海)(スポーツニッポン新聞社)

 3月にこの問題をドキュメンタリーとして報じ、一連の報道の急先鋒となったBBCは、「ジャニー喜多川:Jポップ事務所創業者の虐待に数百人が補償求める」の見出しで報道。「事務所はスマイルアップと改名され、被害者の補償だけを行う。タレントのマネジメントのための新たな会社が設立される」「被害者への補償について、事務所はケースバイケースで決定される」と、会見の内容を詳報した。  

 会見では、東山社長にも性加害の疑惑が追及された。同局は「彼女(藤島ジュリー景子前社長)の後任には、同じく性的違法行為が取り沙汰されている、日本のテレビスターで歌手の東山紀之氏が就任するが、東山氏はその疑惑を否定した」と伝えた。

 元稿:スポーツニッポン新聞社 Annex 主要ニュース 芸能・エンタメ 【話題・ジャニーズ事務所が今後の会社運営について都内で会見を開いた】  2023年10月02日  19:55:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ジャニーズ事務所】:会見受け各局対応出そろう 「新規起用せず」NHK、テレ東は慎重姿勢崩さず TBSは一定評価

2023-10-03 06:50:20 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【ジャニーズ事務所】:会見受け各局対応出そろう 「新規起用せず」NHK、テレ東は慎重姿勢崩さず TBSは一定評価

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ジャニーズ事務所】:会見受け各局対応出そろう 「新規起用せず」NHK、テレ東は慎重姿勢崩さず TBSは一定評価 

 ジャニーズ事務所が2日、都内で会見を開き、社名の変更や分社化などの組織変更を軸とした今後の会社運営について発表した。これを受け、NHKや民放各局がコメントを続々と発表し、6局の方針が出そろった。

<ジャニーズ事務所会見>多くの報道陣が会見に駆けつける(撮影・会津 智海)

<ジャニーズ事務所会見>多くの報道陣が会見に駆けつける(撮影・会津 智海)

 会見では従来の同事務所は「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に社名変更され、被害者救済や補償に特化。東山紀之を新社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。救済や補償の具体的時期、再発防止策などにも言及した。

 「新規のタレント起用はしない」と厳しい立場を打ち出していたのは、NHKとテレビ東京。NHKは「きょうの記者会見で示された方針も含め、今後も事務所側のやりとりを継続し、被害者への補償と再発防止に向けた取組が着実に実施されているか確認してまいります」と、慎重に経緯を見守る考えを崩さなかった。

 テレ東の石川一郎社長は9月の定例会見で、「10月2日の会見を見て、今後の対応を考える」としていた。会見を受け、「発表内容については不明確な事項が多いため、ジャニーズ事務所に事実関係を確認したうえで、今後の当社の方針を決めたいと考えています」と、態度を保留した。

 一方、フジは「具体的にはまだ詳細が不明な部分もあり、引き続きジャニーズ事務所の対応を注視してまいります」とし、今後のキャスティングについては「被害者への対応が着実に実施されていることを確認しながら適切に判断してまいります」と、これまでと同様の姿勢を見せた。

 TBSも会見については「被害者の救済・補償や人権侵害の防止に具体的に取り組み始めたものを示すもので、改革の緒についたものと受け止めています」と評価。しかし今後については、「定期的な対話を通じて、被害者の救済や二度と人権侵害を起こさないような組織体制の構築をより具体的に進めるよう促して参ります」と、タレント起用などには言及しなかった。

 テレビ朝日は「新会社は、エージェント契約を軸とした新しい形態になりますが、特に、若年層の育成の過程において万全のケアを行って欲しいのと同時に、人権侵害に関わる問題が再発しないよう最善の努力を傾注して頂きたいと要望します」と、新会社へ要望。タレント起用については、「企画内容などを踏まえ総合的に判断していくという方針に変わりはありません」と従来通りの方針とした。

 日本テレビは、同事務所に申し入れていた「事務所の名称変更」「補償とマネジメントの組織の分離」「被害者との直接かつ十分な対話を踏まえた実効的な救済制度および適切な補償の実施」「再発防止策の実施および公表」が会見に盛り込まれていたことに、「一定の前進があったと受け止めております」と評価。「その取り組みが早急かつ確実に実施されるようジャニーズ事務所と適切な対話を続け、進捗を注視してまいります」とした。タレント起用については「本日表明された対策が確実に実施されているか見極め、適切に判断してまいります」と説明した。

 「ジャニーズ」の名前との決別を発表するなど、解体的な組織の見直しに着手したジャニーズ事務所。具体的な対策も各局の対応を大きく変えるまでには至らず、自浄作用の結果をもって示す必要がありそうだ。

 元稿:スポーツニッポン新聞社 Annex 主要ニュース 芸能・エンタメ 【話題・ジャニーズ事務所が今後の会社運営について都内で会見を開いた】  2023年10月02日  18:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【ジャニーズ事務所】:性被害者への補償額は? 専門家は増額を提言「資産を吐き出す形で補償して」「基準を作って」

2023-10-03 06:50:10 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【ジャニーズ事務所】:性被害者への補償額は? 専門家は増額を提言「資産を吐き出す形で補償して」「基準を作って」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ジャニーズ事務所】:性被害者への補償額は? 専門家は増額を提言「資産を吐き出す形で補償して」「基準を作って」

 企業のリスク管理に詳しい桜美林大の西山守准教授が2日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)に生出演し、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題で、ジャニーズ事務所に対して被害者への補償金額に自身の見解を示した。<button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"><ジャニーズ事務所会見>会見に臨む井ノ原快彦(左)と東山紀之(撮影・会津 智海)</button>

<ジャニーズ事務所会見>会見に臨む井ノ原快彦(左)と東山紀之(撮影・会津 智海)(スポーツニッポン新聞社)

【写真】<ジャニーズ事務所会見>会見に臨む井ノ原快彦(左)と東山紀之  

 この日の会見で同事務所は、救済窓口に478人から被害の申し出があり、325人が補償を希望していることを明かした。被害者救済委員会が現在聞き取り調査を行っており、11月ごろから補償の支払いを始める見通し。  

 同事務所の方針について、西山氏は「一つ申し上げると、ジャニーズ事務所というのは資産もありますし、収益も上げてきた企業ですので、今回法を超えた対応というのをおっしゃっていたので、ジャニーズ、(新社名の)スマイルアップ自身が新しい性加害の補償の基準を作るくらいの手厚い補償をやっていただきたいと思う」と述べた。  

 同様の事件で、被害者が手にする補償額は数百万程度が相場だという。「多いだろうと思うかもしれないですけど、訴訟にかかる費用とかをさっ引いたり、訴える心の傷を考えると、割に合う話ではない」と指摘。「それよりも高い、資産を吐き出す形で補償していただいて。海外だと数億円というのが基準になりますので、そこをしっかりケアして基準を作っていただきたい」と提言した。

 【関連記事】:

 元稿:スポーツニッポン新聞社 Annex 主要ニュース 芸能・エンタメ 【話題・故ジャニー喜多川元社長による性加害問題・今後の会社運営について都内で会見を開いた】  2023年10月02日  18:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【大谷昭宏のフラッシュアップ・09.04】:知ってしまった者の責任 性加害問題とメディア

2023-10-02 08:01:10 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【大谷昭宏のフラッシュアップ・09.04】:知ってしまった者の責任 性加害問題とメディア

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大谷昭宏のフラッシュアップ・09.04】:知ってしまった者の責任 性加害問題とメディア 

 ジャニー喜多川氏(故人)による性加害問題で、前検事総長ら外部の特別チームは「40年超に及び、被害者は数百人という証言もある」とする報告書をまとめた。その中でメディアの責任にも言及。「事務所は批判がないことから自浄能力を発揮できなかった」とした。

 この点に関して国連人権理事会はもっと手厳しく、「日本のメディアはもみ消しに加担したと伝えられている」と指摘している。

 こうした批判が渦巻くなか、私は旧知のテレビ朝日の玉川徹さんの発言に少なからず心を動かされた。

 「ぼくは、少なくとも週刊文春の裁判のあと、性加害の事実認定があったことは知っていたわけです。だけど、ぼくの仕事じゃないなと思っていた。間接的に逃げていたのかなって」

 この言葉に胸に手を当ててみた記者やテレビ人も少なくないのではないか。私自身、こうした問題に限らず、さまざまな場面で「それをぼくに言われてもなあ」と何度受け流したことか。

 そんなとき、この性加害問題をいち早く紙面で取り上げた大久保真紀朝日新聞編集委員が、2年前の5月、さわやかな季節に日本記者クラブ賞を受賞された際の一文を、このコラムで紹介したことを思い出した。

 大久保さんは〈理不尽な社会の中で、懸命に生きている人たちに吸いよせられるように取材を続けてきた〉としている。

 そのうえで、それを書き続けることは〈知ってしまった者の責任〉と、きっぱりと言い切っている。

 いまさらながらの私を含め、今回の件は多くのメディア関係者に〈知ってしまった者の責任〉を長らく問い続けることになるはずだ。

 

大谷昭宏のフラッシュアップ

 ◆大谷昭宏(おおたに・あきひろ)

 ジャーナリスト。TBS系「ひるおび!」東海テレビ「NEWS ONE」などに出演中。

 ■大谷昭宏のフラッシュアップ

 元読売新聞記者で、87年に退社後、ジャーナリストとして活動する大谷昭宏氏は、鋭くも柔らかみ、温かみのある切り口、目線で取材を重ねている。日刊スポーツ紙面には、00年10月6日から「NIKKAN熱血サイト」メンバーとして初登場。02年11月6日~03年9月24日まで「大谷昭宏ニッポン社会学」としてコラムを執筆。現在、連載中の本コラムは03年10月7日にスタート。悲惨な事件から、体制への憤りも率直につづり、読者の心をとらえ続けている。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・連載・「大谷昭宏のフラッシュアップ」】  2023年09月04日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【検証】:蜜月関係が終焉…ジャニーズ事務所の言いなりだった”お抱え芸能リポーター”が支払う「高すぎる代償」

2023-10-01 08:01:50 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【検証】:蜜月関係が終焉…ジャニーズ事務所の言いなりだった”お抱え芸能リポーター”が支払う「高すぎる代償」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【検証】:蜜月関係が終焉…ジャニーズ事務所の言いなりだった”お抱え芸能リポーター”が支払う「高すぎる代償」

 9月7日、藤島ジュリー景子氏、東山紀之井ノ原快彦らが登壇した「ジャニーズ事務所」の記者会見で、受付時間の2時間以上も前から会見場だった都内のホテルに集合していたのは、ワイドショーでお馴染みの芸能リポーターたちだった。その中には業界で“ジャニ担”と呼ばれているリポーターたちも顔をそろえていた。<button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">9月7日の会見で、芸能リポーターの存在感はほとんどなかった</button>

9月7日の会見で、芸能リポーターの存在感はほとんどなかった(提供:FRIDAYデジタル)

 【秘蔵画像】その目力で睨まれたら…故ジャニー喜多川氏「晩年でも衰え知らず」圧倒的な威圧感

 そして彼らは“慣例”にのっとり、いつものように会場の最前列に鎮座し、質問する機会を伺っていたのだったが……。どういうわけか、女性司会者が最初に指名したのはリポーターではなく、中ほどの列に座っていた記者だった。

 「司会者や仕切っていたPR会社が“不慣れ”でなければ、真っ先に最前列のリポーターたちが指名され、ある意味わかりやすい展開になったのではないでしょうか。しかし司会者の指名はその後もバラバラで、座っているブロックや『茶色いジャケットの方』『メガネをかけた方』など見た目の特徴で当てていったため、ジャニ担の芸能リポーターにとっては、勝手が違ったので、かなりイラついていました。

 また、ジャニーズのタレントが出演する舞台や映画の発表会見といった、これまでのジャニーズの定例会見と異なっていたのは、テレビ誌やアイドル誌編集部に在籍する”ファン“という名の女性記者たちも居なかったことです。もしも彼女たちが居たならば、年内で芸能界を引退するという東山に対する質問がもっとたくさん飛んでいたことでしょう」(スポーツ紙記者)

 事実、会見では女性芸能リポーターだけが、「個人のファンクラブができたばかり」「舞台もある」「ディナーショーもある」などと東山のタレントとしてのスケジュールに言及していた。本来ならば、その後も彼らの質問が続いたはずだが……。

 ◆ジャニーズ“お抱え”リポーターはこれからどこへ?

 在京キー局のワイドショーに常設されていた『芸能コーナー』がなくなってから10年以上が経つ。テレビ朝日では、『羽鳥慎一モーニングショー』が真っ先に芸能コーナーを廃止。芸能ニュースを紹介するレポーターの姿を目にすることはなくなった。

 ここ数年、ジャニーズ関連以外の芸能会見では、ディレクターや記者がマイクを持ってリポーターの代わりをするのが当たり前となっていた。しかし、ジャニーズだけは絶対に女性リポーターを揃えたがっていた。

 「ジャニーズには、アイドルの周りを女性リポーターが囲み、終始、黄色い声と笑顔で溢れた会見にするという古い慣習がずっと根付いていました。幕間にジャニ担のリポーターだけを別室に呼び、豪華な弁当を振る舞い、事前に用意された質問をリポーターたちに渡していまいた。“台本通り”に会見を進めてもらうためです」(民放情報番組関係者)

 そんな“お抱えリポーター”たちは、今回のように犯罪性、社会性が認められるようなものでなければジャニーズのスキャンダルを扱うことは決してしない。

 「初めからテレビ局もスキャンダルを扱うつもりはないから仕方ないですが、彼らの役割はジャニーズの“よいしょ”です。ただその見返りはちゃんとあります。誕生日に胡蝶蘭などの“贈り物”が届いたり、ライブのチケットなども簡単に取れると聞きました。

 タダにはならないようですが、プラチナチケット化している東京ドームのボックス席や最前列に座れるジャニ担のリポーターたちに、タレントたちが“ファンサ”(ファンサービス)をしにやってくるので、ライブ中も優越感に浸れるというわけです。事務所のチケット担当者を“チケットぴあ”と呼び、重用していました」(前出・情報番組関係者)

 しかし、そんな時代は完全に終わりを告げたと言っていいだろう。所属タレントたちの新規の仕事のリリースがほとんどなくなり、事務所自体も風前の灯火ともいえるなか、ジャニ担のリポーターたちは、これからどこへ行くのだろうか……。

 「キー局の仕事は激減すると思いますが、彼らは地方のワイドショーでレギュラー出演しています。ジャニーズのネタをやれば数字が取れる。一定層のジャニーズファンからの支持もありますから、彼女たちがジャニーズから離れることはないでしょう」(芸能事務所幹部)

 これまでジャニーズの恩恵を享受していたテレビ局やスポンサーがこぞって掌を返しているが、はたして彼らはどうするのだろうか……。

 元稿:講談社 主要出版物 週刊FRIDAY DIGITAL 芸能 【芸能・話題・迷走するジャニーズ事務所】 2023年10月01日 08:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:ジャニーズ問題 「芸能界だから」は通用しない

2023-09-30 06:50:50 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【社説①】:ジャニーズ問題 「芸能界だから」は通用しない

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:ジャニーズ問題 「芸能界だから」は通用しない

 男性タレントへの卑劣な性加害は、半世紀近くに及んでいた。問題を放置してきた所属事務所は組織を刷新し、被害者の救済に全力で取り組まなければならない。

 ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題について、事務所の第三者委員会が調査報告書を公表した。タレントへの性加害は40年以上続き、被害者は数百人に上るとの証言もあったという。

 喜多川氏はタレントの生殺与奪の権を握る絶対的な存在だった。デビューして有名になりたいというタレントの夢につけ込んだのだとすれば、悪質極まりない。

 被害者の中には、うつ病になるなど心に深い傷を負った人もいる。苦悩は察して余りある。

 報告書は、性加害が喜多川氏の「性 嗜好しこう 異常」によるものだと指摘し、事務所側が問題を 隠蔽いんぺい したことで、被害の拡大を招いたと結論づけた。藤島ジュリー景子社長の辞任を求め、被害者の救済措置を取ることも提言している。

 事務所は企業風土を一新し、解体的出直しを図る必要がある。

 喜多川氏の性加害疑惑は1960年代以降、週刊誌などで報じられたが、大きな社会問題にならなかった。当時は、芸能界のスキャンダルであり、少年の性被害という取り扱いの難しい問題だったことも影響したのだろう。

 報告書は、テレビ局などが出演者を確保できなくなると恐れ、問題を報じなかったことも性加害が続く一因となったと指摘した。

 米国では、著名映画プロデューサーによる女優への性的暴行を巡って告発が広がった。日本の映画界でも、監督に性被害を受けたとの訴えが相次いだ。

 芸能界には、性加害やセクハラを許さないという認識がまだ十分に浸透していないのではないか。社会では法令順守の意識が高まり、性的な発言も含めて厳しく対処するのが当然視されている。

 芸能界も例外ではない。所属タレントの被害を見過ごすような事務所とは、今後一緒に仕事をしないという自治体や企業なども出てくるだろう。各事務所は、タレントの人権が軽視されていないか、改めて点検してもらいたい。

 芸能事務所が社会に与える影響力は、若い世代を中心に大きい。その点を自覚する必要がある。

 今回の問題を受け、政府は芸能界のハラスメントや、男性の性被害に関する相談窓口の設置を決めた。声に出して訴えることが新たな性被害の防止につながる。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2023年08月31日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【検証!】:ジャニー喜多川氏と“テレ朝の天皇”の親密動画が流出の衝撃…民放のジャニーズ離れ加速の最中

2023-09-28 06:55:00 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【検証!】:ジャニー喜多川氏と“テレ朝の天皇”の親密動画が流出の衝撃…民放のジャニーズ離れ加速の最中

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【検証!】:ジャニー喜多川氏と“テレ朝の天皇”の親密動画が流出の衝撃…民放のジャニーズ離れ加速の最中

 長年の蜜月関係が指摘されているテレビ各局に、ジャニーズ事務所との関係見直しが迫られている。創業者の故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題を謝罪した9月7日の記者会見を機に、同事務所とのCM契約を見直すスポンサーが相次いだことが大きく影響している。<button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-bGlEWM hZOuVm" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">ジャニーズ喜多川氏訃報時の街頭ビジョン(C)日刊ゲンダイ</button>

ジャニーズ喜多川氏訃報時の街頭ビジョン(C)日刊ゲンダイ(日刊ゲンダイ)

   

 外部専門家による特別チームの調査報告書で指摘された“メディアの沈黙”について、「このような重大な人権侵害、性被害だとは気づかなかった。人権侵害や性被害への意識が著しく低かったと深く反省している」と話したのが、テレビ朝日の篠塚浩社長だが、10月2日のジャニーズ事務所の会見を前に、SNSで、ジャニーズ事務所とテレ朝の親密ぶりを裏づけるある動画が拡散されている。

 ■ 元シブがき隊・本木雅弘はなぜ潰されなかった? 奥山和由氏が明かしたメリー氏の「圧力」  

 それは「ジャニー喜多川が盃を交わす儀式が発掘『芸能界のドン達が盃交わしてヤ〇ザの真似事、怖い』」などのタイトルがつけられた動画だ。

 「この動画は今から四半世紀前のもので、芸能プロの田辺エージェンシー、田邊昭知社長の還暦を祝うために、遊び心でヤクザの盃事を真似した祝いの会が映し出されています。意外だったのが、芸能界やテレビの人間と個人的な付き合いがないと言われていたジャニー喜多川さんが出席していたこと。この祝い事には、ジャニーさんのほかに、“テレ朝のドン”と呼ばれた敏腕プロデューサーの故・皇(すめらぎ)達也(21年3月没)さんが夫婦で参加している姿も見られます」(芸能ライター)  

 動画では、ジャニー氏が“媒酌人 合衆国蛇煮(ジャニー)組総長”、皇氏が“世話人 関東朝日連合白王殿下”と紹介され、笑顔で盃を飲み干すジャニー氏が映し出されている。  

 ケジメの音頭を取ったジャニー氏は次のような挨拶で笑いを取っていた。少し長くなるが、引用する。

 《ここに謹んで、ケジメの儀をとらさせていただきます。ご列席のご一同様に申し上げます。これより儀式万端相整いました。ケジメの儀、滞りなく行わさせていただきます。私、合衆国蛇煮組総長といたしましては、我が組員による踊り、歌の一曲もご提供すべきところ、木魚、鐘とあまりにも騒々しくご近所様にご迷惑をこれ以上かけちゃ申し訳ないと思い、ご遠慮させていただきます。事を考慮し、わたくしによるケジメのみとさせていただきます。田邊会長の今後ますますのご活躍を念じ、ここにご参列の皆々様のご健勝をお祈り申し上げ、ともに最年長のわたくしとして遅刻したバツとしても、ケジメをご唱和ください。それではお手を拝借》

 ■注目されるテレ朝「裸の少年」の処遇  

 先日、田辺エージェンシー所属のタモリ(78)がMCを務める、1985年放送開始の音楽番組「ミュージックステーション(Mステ)」(テレビ朝日系)に、7人組ボーイズグループ「BE:FIRST」の出演が発表されたばかりだが、同番組にはジャニーズと競合する男性アイドルグループは出演できないという不文律があると言われてきた。    

 くしくもそのMステに風穴を開けたのが、ジャニー氏の性加害問題と言っていいだろう。  

 「ジャニーズ常連のMステのほか、Jr.が出演するバラエティ『裸の少年』などを放送するテレ朝は、民放の中でも特にジャニーズ事務所と切っても切れない関係にあると言われていますが、この動画はそれを裏付けているといっても過言ではないでしょう」(週刊誌記者)  

 田邊氏の還暦の祝い事にはジャニー氏、皇氏のほかに、当時、石原プロモーション専務だった小林正彦氏、それに、テレ朝プロデューサーの西河喜美子氏などが出席している。

 「西河さんはドラマ畑の人で、西部警察のほか、ジャニーズのタレントが出演する番組にも関わっていますが、特にジャニーズと癒着していたのは皇さんで、ジャニーさんだけでなく、姉の故・メリー喜多川さんとも昵懇の仲で、テレ朝にジャニーズ路線を引いた人物と言われています」(元テレ朝関係者)  

 テレ朝で報道情報番組を立ち上げた故・小田久栄門氏と並び、“テレ朝の天皇”と呼ばれた皇氏はドラマを経て、バラエティを担当。「欽ちゃんのどこまでやるの!」、「ビートたけしのスポーツ大将」、「タモリ倶楽部」、「ミュージックステーション」を次々に人気番組に押し上げてきた。

 「皇さんはお酒が飲めないのに夜の銀座が好きで、毎晩のように高級クラブでコーヒーを飲みながらホステスをからかっていた。敏腕プロデューサーと言っても、所詮はサラリーマン。銀座のクラブの飲み代は芸能プロが支払っていたというのがもっぱらです」(元テレ朝日関係者)  

 ジャニー氏の性加害の事実を認め、謝罪し、東山紀之(56)の新社長就任を発表した今月7日の記者会見を受けて、テレ朝は「ジャニーズ事務所のタレントの出演につきましてはタレント自身に問題があるとは考えておりません。これまで通りの番組の企画内容などを踏まえ出演して頂きたいと考えてります」との見解を示した。

 「ところが、26日のテレ朝の定例の社長会見で、ジャニーさんの性加害を彷彿とさせる同局のバラエティー番組『裸の少年』のリニューアルの可能性について触れていますが、おそらく打ち切りの方向でしょうね。テレ朝は10月2日の会見を睨みながら、ジャニーズ事務所との関係を徐々にフェードアウトするようです」(制作会社プロデューサー)  

 ジャニーズ事務所との親密の原点と言える動画が流出したテレ朝は、いびつな関係を清算することはできるのか。

  (本多圭/芸能ジャーナリスト)

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 芸能・エンタメ 【芸能ニュース・創業者の故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題】  2023年09月27日  15:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【故ジャニー喜多川氏からの性加害問題】:性被害明かした橋田康さん一部の臆測否定「ジャニーズ事務所からお金をもらったりしていません」

2023-09-26 09:09:50 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【故ジャニー喜多川氏からの性加害問題】:性被害明かした橋田康さん一部の臆測否定「ジャニーズ事務所からお金をもらったりしていません」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【故ジャニー喜多川氏からの性加害問題】:性被害明かした橋田康さん一部の臆測否定「ジャニーズ事務所からお金をもらったりしていません」

 ジャニーズ事務所創業者、ジャニー喜多川氏(19年死去)からの性被害を明かしている元ジャニーズJr.橋田康さん(38)が26日までにX(旧ツイッター)を更新。ジャニーズ事務所や「ジャニーズ性加害問題当事者の会」との関わりについて説明した。

元ジャニーズJr.橋田康さん(2023年5月16日撮影)元ジャニーズJr.橋田康さん(2023年5月16日撮影)

 橋田さんは「ジャニーズ事務所からお金をもらったり、懐柔もされていませんし 現状、僕は単独です」と、一部の臆測をきっぱりと否定。また、「考え方の違いもありそうなので、当事者の会の方達とは一切接触していません」と明言した。

 橋田さんは21日の投稿で、東山紀之新社長(56)と面会し、直接謝罪を受けたことを明かしていた。翌日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演し、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)も同席したことを明かして「9月21日時点での最大の対応をしてくださったのかなと僕は勝手に感じています」と語っていた。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 芸能・エンタメ 【芸能・話題・ジャニーズ事務所創業者、故ジャニー喜多川氏(19年死去)による性加害問題】  2023年09月26日  09:09:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日本テレビ】:社長がジャニーズ事務所の東山紀之社長に宛てた「申し入れ書」に幹部「検討する」と反応

2023-09-26 09:09:40 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【日本テレビ】:社長がジャニーズ事務所の東山紀之社長に宛てた「申し入れ書」に幹部「検討する」と反応

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日本テレビ】:社長がジャニーズ事務所の東山紀之社長に宛てた「申し入れ書」に幹部「検討する」と反応 

 日本テレビは25日、都内で定例社長会見を行い、石澤顕社長がジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長の性加害問題をめぐり、同事務所に申し入れを行ったと明かした。20日に同社長名義で東山紀之社長に宛てた「申し入れ書」を同局取締役社員が同事務所幹部に手渡したという。

日本テレビ本社日本テレビ本社

 内容は同事務所の7日の会見を受け「内容が不十分と思われるところ」について記し、被害者との十分な対話を踏まえた実効性ある救済制度や適切な補償の実施、再発防止策や現組織の見直しなどを求めた。書面を手渡す際には「社名変更、被害者の補償、マネジメントを行う組織の分離を再検討していただくよう口頭で申し添えた」とも明かした。

 反応については「『検討する』というやりとりがあったと聞いております」といい、同事務所が10月2日に再び行う会見を「注視していく」とした。

 同局では「news zero」で嵐櫻井翔がキャスター、「Going!Sports&News」にKAT-TUN亀梨和也が出演するなどしているが、起用中タレントの変更は現時点では否定し、今後の事務所の動向や「民間企業ですのでCM出稿スポンサーの方々の考え方も十分に参考にさせてもらいながら、総合的に適切に判断をしていきたい」とした。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 芸能・エンタメ 【芸能・話題・ジャニーズ事務所創業者、故ジャニー喜多川氏(19年死去)による性加害問題】  2023年09月26日  05:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日本テレビ】:24時間テレビ、来年以降のジャニーズタレント起用は「現時点では未定です」変更否定せず

2023-09-26 09:09:30 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【日本テレビ】:24時間テレビ、来年以降のジャニーズタレント起用は「現時点では未定です」変更否定せず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日本テレビ】:24時間テレビ、来年以降のジャニーズタレント起用は「現時点では未定です」変更否定せず

 日本テレビは25日、都内の同局で定例社長会見を行い、毎年恒例の「24時間テレビ」でのジャニーズ事務所所属タレントの起用について言及した。

日本テレビ本社日本テレビ本社

 同番組では03年以降、21年連続で同事務所所属タレントのメインパーソナリティー起用が続いており、今年8月の放送でも、なにわ男子が務めていた。同事務所は現在、故ジャニー喜多川前社長の性加害問題に揺れており、石澤顕社長は来年以降のタレント起用について問われ「現時点では未定です」と変更を否定しなかった。

 また現在放送中の番組で起用している同事務所タレントの動向については「基本的に現時点ではキャスティング変更はございません」とした。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 芸能・エンタメ 【芸能・話題・ジャニーズ事務所創業者、故ジャニー喜多川氏(19年死去)による性加害問題】  2023年09月25日  18:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【MBSラジオ】:ジャニーズ問題の“メディアの沈黙“に「くみ取れなかったことは一員として反省」

2023-09-26 09:09:20 | 【魂の殺人と呼ばれ、繰り返される性暴力の現状・ジャニーズ事務所が抱える性加害の闇

【MBSラジオ】:ジャニーズ問題の“メディアの沈黙“に「くみ取れなかったことは一員として反省」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【MBSラジオ】:ジャニーズ問題の“メディアの沈黙“に「くみ取れなかったことは一員として反省」 

 MBSラジオは25日、大阪市北区の同局で秋の改編会見を開き、故ジャニー喜多川前社長の性加害問題をめぐるジャニーズ事務所との向き合い方について言及した。

ジャニーズ事務所ジャニーズ事務所

 同局の中村理常務取締役は「公式に謝罪され、被害者の救済補償に言及され、再発防止に取り組むと発表された。ようやく第1歩を踏み出されたのかなと認識している。被害者救済、再発防止を注視して、今後の取引を考えていきたい」と話し、“メディアの沈黙”についても「我々も重く受け止めないといけない。くみ取れなかったことはメディアの一員として反省している」と述べた。

 同局ラジオでは、「関西ジャニーズJr. Aぇ!groupのMBSヤングタウン」などでジャニーズ所属タレントが出演している。中村氏は「タレントの個々の能力やキャラクターを元に出演いただいてる。事務所によって起用したりしなかったりはないので、すぐに変更は考えていない。起用継続について、さまざまな意見があるのは承知している。しっかり見極めて適切に判断したい」と説明した。

 また、3月に急性腸炎の手術を受け、年内療養を発表している谷村新司が「アリスのMBSヤングタウン」(金曜午後10時)を休演している。アリスの堀内孝雄と矢沢透は先日、「『ヤングタウン』も早く3人でやりたいよね。もうちょっと待ってくださいね」などと話していたが、同局関係者は「年内は療養に専念されるとのことですので、年明け以降は今後相談したい」と現状、話し合いは行っていないことを明かした。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 芸能・エンタメ 【芸能・話題・ジャニーズ事務所創業者、故ジャニー喜多川氏(19年死去)による性加害問題】  2023年09月25日  17:49:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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