路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【筆洗】:古今東西、毒殺事件はあまたあり、陰謀渦巻く宮廷では警戒もさ…

2024-02-20 07:14:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【筆洗】:古今東西、毒殺事件はあまたあり、陰謀渦巻く宮廷では警戒もさ…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:古今東西、毒殺事件はあまたあり、陰謀渦巻く宮廷では警戒もさ…

 古今東西、毒殺事件はあまたあり、陰謀渦巻く宮廷では警戒もされた。昔のペルシャでは、アルタクセルクセス2世の母が刃の片面だけ毒を塗ったナイフを使い、息子の妻を毒殺したと伝えられる

 ▼食事の際、ナイフで鶏を切ってやり、自分は毒が塗られていない刃の面の肉を食べる。狙われた側は同じ肉ならと安心した。仕掛けは後世の物語の作り手にヒントを与えたという(フランク・コラール著、吉田春美訳『毒殺の世界史』)

 ▼標的が幼女ならそう警戒もされなかったか。東京で4歳の次女に有害な化学物質や薬物を飲ませて殺害したとして両親が逮捕された。まだ犯人と断定できぬが、犠牲に胸がふさがる

 ▼化学物質はエンジンの凍結を防ぐ不凍液に使われる「エチレングリコール」。水に溶けやすい無色無臭の液体で甘みがある。虐待を想起させる顔の傷もあったという幼子はあるいは、甘い飲み物にだまされて逝ったのか

 ▼逮捕された父親の姉も6年前に不審死。遺体からエチレングリコールが検出されたという。人の心の闇の深さを見せつけられる事件になるかもしれない

 ▼古代ペルシャでは毒殺者に、石を使って頭をつぶす刑罰が科されたという。毒殺は綿密に計画されたのだから頭を的にする-とも解される。調べが続く今回の事件で刑罰まで語るのは早いが、事情を知る者には全てを語ってもらわねばなるまい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2024年02月16日  07:08:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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