【政界地獄耳・11.07】:お粗末な石破茂の大嘘 候補者がいない選挙区支部には2000万円支給せず
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・11.07】:お粗末な石破茂の大嘘 候補者がいない選挙区支部には2000万円支給せず
★選挙前から自民党裏金問題のスクープを連発した「しんぶん赤旗日曜版」11月10日号が政治とカネでまたかっ飛ばした。「“裏金非公認候補が代表の政党支部に自民党が、公認候補と同額の政党助成金2000万円を支給した”とのスクープは『当落線上に踏ん張っていた候補者を奈落の底に突き落とし』(産経10月29日付)」という書き出しで、記事は2000万円の交付金は首相・石破茂が「政党交付金は“党勢拡大”のために政党支部に出しているのであって非公認候補に出しているのではない。報道に憤りを覚えると」と強く反論していたが、編集部の調査では「2000万円は候補者(公認・非公認)がいない選挙区支部には支給されていなかった」ことが分かったという。
※:しんぶん赤旗2024-11-07
★記事は続けて、自民党福岡県第9選挙区支部代表の県議は「うちの支部には党本部から政党助成金は振り込まれていない。1000万や2000万が振り込まれたら事務所職員がびっくりするよ」と答えた。同選挙区は候補者を出していない。つまり党勢拡大は、うそということになる。記事ではほかの選挙区にも丁寧に取材しており幾つもの証言も取れている。自民党は赤旗のスクープに対して、首相が憤慨したような内容の反論文「わが党の支部政党交付金に関する報道について」を出し、大々的に反論しているが、どうやら反論として書かれていることとも大きくつじつまが合わない。お粗末な話だ。
★今回の選挙は、自民党の長年にわたるからくりで裏金づくりがまかり通っていたことへの評価が問われたものだ。赤旗のスクープに便乗しながら共産党が大嫌いな野党や連合は、「共産党などとは組めない」と言いながら政治とカネで野党各党の独自調査などは皆無で、赤旗の記事に乗っかり自民党と公明党を攻めたものだ。まさに彼らは労せずして“こたつ記事”で議席を稼いだようなものだ。なにしろあれだけ選挙で戦ってきたにもかかわらず、幹部は顔がにやけっぱなしで自民党政権にすり寄り、この世の春を謳歌(おうか)する野党もあるぐらいだ。赤旗の調査報道に敬意を表す。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年11月07日 07:15:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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