【金口木舌・01.13】:AI時代に深める学び
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌・01.13】:AI時代に深める学び
わが家のスマートスピーカーは人工知能(AI)の機能を持ち、いろいろな質問に答えてくれる。日々の天気のほか、日本語の英訳もしてくれる。分からないことがあると、つい頼ってしまう
▼生成AIの技術も発達している。利用者の求めに応じて、ネット上の情報も駆使しながら文章などを作成する。今後は生活のさまざまな分野で私たちをサポートするだろう
▼嘉手納中学校では英語や音楽などの授業で生成AIを活用する。うまく使いこなす方法を伝えながら、生成AIが出した答えをそのまま使わず、自分の考えや教科書などと合わせながら判断するよう教えているという
▼ネット上には誤情報や差別的な内容も散見される。生成AIが導き出した答えが間違っていたり、情報が偏っていたりする可能性もある。何が正しいのか見極め判断する力や、自らの意見をまとめる思考力は今後、ますます重要になる
▼子どもたちは学びを深め、AIが普及する未来に向けて歩み続ける。大人も一緒に学び、判断力や思考力を磨く必要がある。最新技術に頼ってばかりではいけないと、自分自身にも言い聞かせている。
元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】 2025年01月13日 04:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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