【米国】:黒人女性が初めて米最高裁判事に 上院が人事案を承認、今夏に就任
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【米国】:黒人女性が初めて米最高裁判事に 上院が人事案を承認、今夏に就任
【ワシントン=浅井俊典】米上院は7日の本会議で、バイデン大統領が連邦最高裁判事に指名したリベラル派のケタンジ・ジャクソン連邦高裁判事(51)の人事案を賛成多数で承認した。黒人女性が最高裁の判事に就くのは初めて。今夏に引退する最高齢のリベラル派ブライヤー判事(83)の後任となる。
7日、ホワイトハウスで、バイデン米大統領㊧とともに上院本会議での承認を喜ぶケタンジ・ジャクソン次期最高裁判事=AP
バイデン氏が2020年の大統領選で初の黒人女性判事の起用を公約にしていた。バイデン氏はツイッターで「歴史的な瞬間だ。最高裁が米国の多様性を反映する新たな一歩を踏み出した」とコメント。支持率低迷やロシアのウクライナ侵攻など国内外の問題を抱えるバイデン政権にとっては、11月の中間選挙に向けたアピールとなる。
最高裁判事の就任には上院(定数100)の承認が必要で、採決は賛成53、反対47だった。民主党の全議員に加え、共和党も3人が賛成に回ったが、圧倒的な超党派による承認とならず、党派間の分断が反映された。
最高裁の判事は全9人で終身制。最高裁は人工妊娠中絶や銃規制、同性婚など米社会を二分する問題に最終的な判断を下すことから、判事の構成は政権運営にも影響を及ぼす。トランプ前大統領は任期中に保守派3人を任命しており、現在の構成は保守派6人対リベラル派3人で、ジャクソン氏が就任しても変わらない。
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元稿:東京新聞社 主要ニュース 国際 【米国・米上院は7日の本会議で、バイデン大統領が連邦最高裁判事に指名したリベラル派のケタンジ・ジャクソン連邦高裁判事(51)の人事案を賛成多数で承認】 2022年04月08日 19:51:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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