たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

思いはつきることなく・・・

2014年08月15日 22時08分16秒 | 祈り
朝方はいくぶん涼しくなりましたが、昼間と夜はかなりむし暑いですね。
風の音に落ち着かないものを感じながら毎日を過ごしていますが、今日は
自死遺族の会にまた参加させていただきました。

同じ立場になる方がいなくなることはないんだという現実にあらためて驚きつつ、
自分の経験を話させていただきました。
それぞれの方のお話を聞かせていただいていると、いろんな思いがどうしてもあふれてきてしまって、今日も話しているうちに何を自分で言っているのかわからなくなってしまいました。
うまくまとめて話すことができないのですが、それでいいんだろうと思います。

お別れから、もうすぐ21年間が過ぎようとしています。
あらためて自分の中で本当におもい年月を過ごしてきたんだなと思います。
どうして妹が先に逝ってしまって、私が今こうしているのか、その答えがどこかにあると思って探し続けてきたけれど、その答えはどこにもなかった、そのままで生きていくしかないんですね。このままの私で生きていくしかないんですね。

たくさんの糸が複雑に絡み合った現実の中を生きていくのは本当にむずかしい。
これからもやっていけるのか、すごく不安になったりする瞬間もありますが、なんとかやっていくしかありません。
苦しい現実はたくさんある。目をそむけたくなるような現実はたくさんある。
善悪で単純には語れないむずかしい現実がたくさんある。
一昨日『ミス・サイゴン』を観て、プログラムを読んだ後も役者さんたちは、現実に生きてきた名もない人たちの魂を全身全霊で体現されているんだなと思ったら、いろいろと考えさせられました。

あふれてきた思いを今ひとつひとつ言葉にしていくことは無理なので、引き続き少しずついろいろと書いていければと思います。


深い深い話になったあとのお昼は一カ月ぶりにすこし贅沢なパスタランチ。
すごく疲れているので、ボリュームたっぷりでお腹いっぱいになったあとは、ゆっくりとお茶をいただきながら、舞台写真集の頁をめくりつつ、現実の世界へと戻っていきました。
直後は頭のなかでいろんなことが駆け巡っているので、お休みの時間は本当に大切です。


帰りについでなので、なつかしのアニメが紹介されている展示に行ってきました。

「フランダースの犬」、「あらいぐまラスカル」、「母をたずねて三千里」、
「トム・ソーヤの冒険」・・・。

絵が美しくていいものをみていたんだなあとあらためて思いました。
子どもの頃にみたものって、体がちゃんとおぼえているんですね。


写真は「赤毛のアン」のアニメから。
実際に番組で使われたセル画だそうです。
美しいですね。
他の作品の写真はまた後日。













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