地方選挙と国政選挙を単純に比較することは
強く大きな党をつくるとりくみに精魂を傾けつつということは
科学的か!
前回比では、
東京区議選で21議席、
一般市議で55議席、
町村議選で15議席の後退、
議席占有率では、東京区議で16・06%から13・12%へ、
一般市議で9・79%から9・15%へ、
町村議では6・86%から6・62%
への後退となりました。
17年総選挙の比例得票率と今回の選挙で得た得票率を比較すると
東京区議選では10・2%から12・0%へ、
一般市議選では7・8%から8・4%へ、
町村議選では7・5%から8・3%
へ伸ばすことができました。
議席を減らした理由は以下の通り!
市民と野党の共闘の前進
日本共産党の躍進を願う多くの国民のみなさんの期待にこたえるためには
質的にも量的にも強く大きな党をつくり、
党の世代継承を成功させなければならない――
これは、選挙戦をともにたたかった全党のみなさんの共通の痛切な思いではないでしょうか。
「現有議席の確保自体が容易ならざる課題」と強調するとともに、
「現有議席を絶対確保すること、新たな空白議会をつくらないこと――
この二つを最優先にすえるとともに、
新たな議席増に攻勢的かつ手堅く挑戦する」という構えを貫くことを訴えました。
この構えを揺るがず貫けたかどうかが前半戦の明暗を分けました。
後半戦の情勢判断と対策をただちに、正確に行い、打つべき手だてを打ち切ることが大切です。
とくに党機関の責任で「共倒れ」を絶対につくらない手だてを断固としてとることを訴えます。
ありとあらゆる条件をくみつくして、
全支部・全党員参加の運動をつくりだし、
宣伝・組織活動の飛躍をかちとり
住民の暮らしをめぐる身近な要求をとりあげ
地方議員のかけがえのない値打ちや実績を押し出したことにも
参院選での躍進をめざすためにやるべきことは
勝利に必要な宣伝・組織活動にただちにとりくみながら、
そのなかで強く大きな党をつくる仕事を特別に重視することを心から訴えます。
参院選の公示までに、すべての支部が1人以上の新しい党員を増やし、
新鮮な活力を党に迎え入れて、歴史的な選挙戦をたたかうことを訴えます。
「しんぶん赤旗」読者の、日刊紙でも、日曜版でも、
この4月から前進をつくりだし、
5月、6月、7月と末広がりに発展させ、
読者の面でも党勢の上げ潮のなかで参議院選挙をたたかいましょう
強く大きな党をつくるとりくみに
精魂を傾けつつ
選挙勝利のための諸課題をやりぬき
2019年4月22日 日本共産党中央委員会常任幹部会
(1)
21日、衆議院沖縄3区・大阪12区補欠選挙、統一地方選挙の後半戦が投開票されました。
沖縄3区補選は、辺野古新基地建設の是非が最大争点となり、「オール沖縄」の屋良朝博候補が圧勝しました。自民党候補は、この間の選挙では初めて「辺野古推進」を公然と掲げて敗北しました。これは自民党にとってあれこれの言い訳のきかない結果であり、「新基地ノー」のトドメの審判となりました。わが党は、安倍政権に対し、この結果を真剣に受け止め、辺野古新基地建設をただちに中止し、普天間基地の無条件撤去を求めて米国と交渉することを強く求めます。
大阪12区では、宮本岳志前衆院議員が無所属で立候補し、市民と野党の統一候補として奮闘しました。宮本岳志候補が及ばなかったのは残念ですが、このたたかいは市民と野党の共闘の今後の発展にとって大きな財産をつくりました。自由党、立憲民主党、国民民主党の代表をはじめ、6野党・会派から49人もの国会議員や元議員が応援に入り、大阪と全国から1千人を超えるボランティアのみなさんが肩をならべてたたかいました。
この二つの選挙で日本共産党が献身的に奮闘したことは、双方で自民党候補を敗北に追い込むうえでも大きな貢献となりました。そのことに深い確信をもって、参議院選挙を自民党・公明党とその補完勢力を少数に追い込み、「安倍政治サヨナラ」の選挙とするために力をつくそうではありませんか。
(2)
統一地方選挙の後半戦では、日本共産党は、東京区議選で103議席、一般市議選で615議席、町村議選で279議席、市町村議補欠選挙での4人の当選とあわせて合計1001議席を獲得しました。
前回比では、東京区議選で21議席、一般市議で55議席、町村議選で15議席の後退、議席占有率では、東京区議で16・06%から13・12%へ、一般市議で9・79%から9・15%へ、町村議では6・86%から6・62%への後退となりました。
こうした結果のなかでも、県都の市議選などで議席増をかちとったところがうまれ、九つの県では党候補の全員当選を果たすことができました。
日本共産党に支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、日本共産党候補の当選のために日夜奮闘していただいた党員、後援会員、支持者、JCPサポーターのみなさんに心からの感謝を申し上げます。私たちは、非改選とあわせ約2700人の地方議員とともに、選挙で訴えた公約の実現に力をつくす決意です。
党の議席を後退させたことはたいへんに残念ですが、前半戦とあわせた統一地方選挙全体の結果から、何を確信にして参議院選挙のたたかいにのぞむのか。次の二つのことが重要だと考えます。
第一に、
安倍政治への審判、地方政治の転換を掲げ、「自公対共産党」の対決構図を鮮明にする攻勢的な論戦を行ったことです。この選挙中、政府・与党からも消費税増税への動揺が生まれるなど、わが党の論戦は安倍政権を追い詰める大きな力を発揮しました。国民健康保険料(税)の連続大幅値上げを告発し、公費投入による値下げの展望を訴えたことは、有権者から熱い期待を集めました。住民の暮らしをめぐる身近な要求をとりあげ地方議員のかけがえのない値打ちや実績を押し出したことにも大きな共感が寄せられました。憲法9条改定に反対し、9条を生かした日本をめざす論戦は、いよいよ重要です。この論戦をさらに発展させていこうではありませんか。
第二に、後半戦でも、17年総選挙の比例代表の得票率との比較では前進をつくりだしたことです。わが党は、今回の統一地方選を、「17年10月の総選挙で獲得した440万票をベースにして850万票の目標に向けてどれだけ伸ばせるか」(1月の全国都道府県・地区委員長会議の報告)を尺度としてたたかってきました。17年総選挙の比例得票率と今回の選挙で得た得票率を比較すると、東京区議選では10・2%から12・0%へ、一般市議選では7・8%から8・4%へ、町村議選では7・5%から8・3%へ伸ばすことができました。これは、前半戦の結果とともに、今後の前進・躍進にむけた足がかりを築くものとなりました。候補者、全国の支部と党員のみなさんの献身的な大奮闘のたまものです。ここに確信をもって、参院選のたたかいにのぞもうではありませんか。
(3)
市民と野党の共闘の前進、日本共産党の躍進を願う多くの国民のみなさんの期待にこたえるためには、質的にも量的にも強く大きな党をつくり、党の世代継承を成功させなければならない――これは、選挙戦をともにたたかった全党のみなさんの共通の痛切な思いではないでしょうか。
昨年6月~9月末に「参議院選挙・統一地方選挙躍進 党勢拡大特別月間」にとりくんだこと、今年1月から「統一地方選挙必勝作戦」に力をつくしたことは、統一地方選挙をたたかう重要な力となったことは疑いありません。
参議院選挙の公示まで2カ月あまり。参院選での躍進をめざし、勝利に必要な宣伝・組織活動にただちにとりくみながら、そのなかで強く大きな党をつくる仕事を特別に重視することを心から訴えます。
参院選の公示までに、すべての支部が1人以上の新しい党員を増やし、新鮮な活力を党に迎え入れて、歴史的な選挙戦をたたかうことを訴えます。
「しんぶん赤旗」読者の、日刊紙でも、日曜版でも、この4月から前進をつくりだし、5月、6月、7月と末広がりに発展させ、読者の面でも党勢の上げ潮のなかで参議院選挙をたたかいましょう。選挙で協力いただいた支持者のみなさんにお礼を述べるとともに、入党と「赤旗」購読をよびかけましょう。
強く大きな党をつくるとりくみに精魂を傾けつつ、選挙勝利のための諸課題をやりぬき、参議院選挙での躍進を必ず勝ち取ろうではありませんか。(引用ここまで)
――統一地方選挙前半戦の結果と後半戦のたたかいについて/
2019年4月8日 日本共産党中央委員会常任幹部会
(1)
7日、投開票された統一地方選挙の前半戦で、日本共産党は、41道府県議選では99議席(議席占有率4・35%)を獲得しましたが、前回の111議席(4・86%)から後退し、愛知県は新たに県議空白となりました。17政令市議選では、前回の136議席(13・31%)から115議席(11・36%)への後退となりました。
道府県議選では、今回新たに議席を獲得・奪還したところが16選挙区生まれ、埼玉、富山、滋賀、和歌山、高知、大分では議席を増やすことができました。一方、12道府県で議席を減らす結果となりました。
選挙戦の結果をはかるさいに、「17年10月の総選挙で獲得した440万票をベースにして850万票の目標に向けてどれだけ伸ばせるか」(1月の全国都道府県・地区委員長会議の報告)でみることが大切です。今回の前半戦で、わが党は、17年総選挙比例票との比較では、道府県議選で124・4%、政令市議選で110・2%の得票を獲得しました。この点で、今回の選挙は、今後の前進に向けた足がかりを築くものであり、全体として善戦・健闘と言えるたたかいとなったと考えます。
日本共産党に支持をお寄せいただいた有権者のみなさん、党躍進のために日夜奮闘していただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに心からのお礼を申し上げます。
11道府県知事選、6政令市長選では、道府県政の転換、市政の転換をかかげて候補者を擁立、あるいは推薦、支援してたたかいました。
北海道では、カジノ、原発、鉄路存続などの旗印を明確にし、市民と野党の共闘候補として石川ともひろ氏の勝利に力を尽くしました。
大阪府知事選・市長選では、「『大阪都』構想ストップ、維新政治を終わらせる」という一点で、小西ただかず候補、柳本あきら候補を自主的に支援してたたかいました。
わが党が大義の旗を鮮明にして首長選挙をたたかったことは、今後の道府県政・市政の転換や、市民と野党の共闘の前進をはかるうえで重要な意義をもつものです。
(2)
前半戦のたたかいから何を教訓にし、後半戦に生かしていくか。常任幹部会として次のことが大切であると考えます。
第一に、政治論戦では、わが党の訴えは有権者の気持ちにかみあったものであり、選挙戦をリードしました。わが党は、安倍政治への審判と地方政治の転換を掲げ、「自公対共産党」の対決構図を鮮明にしてたたかいました。「消費税10%増税の中止」「国保料(税)の値上げではなく値下げを」「『住民福祉の増進』という自治体本来の姿をとりもどす」「9条改憲を許さず平和を守る」など、政治を変える希望と展望を語ったことは、多くの有権者の心をとらえ、支持と共感を広げました。住民と力をあわせて政治を動かす地方議員のかけがえのない役割・実績を押し出したことも大きな力になりました。論戦の基本に深い確信をもって、後半戦にさらに発展させることを訴えます。
第二に、情勢判断と対策を正確に行えたかどうかです。1月の都道府県・地区委員長会議では、「現有議席の確保自体が容易ならざる課題」と強調するとともに、「現有議席を絶対確保すること、新たな空白議会をつくらないこと――この二つを最優先にすえるとともに、新たな議席増に攻勢的かつ手堅く挑戦する」という構えを貫くことを訴えました。この構えを揺るがず貫けたかどうかが前半戦の明暗を分けました。後半戦の情勢判断と対策をただちに、正確に行い、打つべき手だてを打ち切ることが大切です。とくに党機関の責任で「共倒れ」を絶対につくらない手だてを断固としてとることを訴えます。
第三に、宣伝・組織活動で勝利に必要な勢いをつくりだし、運動量でやるべきことをやりぬけたかどうかが、選挙結果を左右しました。1月からとりくんだ「必勝作戦」をはじめ、党機関や候補者、支部指導部の「なんとしても勝ちたい」という決意を込めた訴えが、支部と党員の決起を広げました。読者、後援会員、支持者に「折り入って」作戦で率直に協力をお願いし、選挙の担い手が急速に広がる経験も生まれました。ありとあらゆる条件をくみつくして、全支部・全党員参加の運動をつくりだし、宣伝・組織活動の飛躍をかちとり、勝利を切り開こうではありませんか。
こうした前半戦の教訓を生かし、目前に迫った後半戦――東京・特別区議選、一般市町村議選の勝利へ全力をあげることを心から訴えます。消費税増税の根拠は総崩れとなり、国保料(税)の問題は後半戦でも大争点となっています。安倍政権のウソ・忖度(そんたく)政治への批判が強まっています。
後半戦ならではの厳しさ、激しさ、たたかいの条件を直視するとともに、わが党の前進・躍進のチャンスを生かす構えを貫き、全員当選をめざして奮闘しようではありませんか。
(3)
4月9日告示・21日投票で、衆院大阪12区補選、沖縄3区補選が行われます。
大阪12区補選では、宮本たけし衆議院議員を無所属候補として擁立し、必勝を期してたたかう表明を行ったことに、熱い期待と激励が寄せられています。“市民と野党の共闘を成功させ、安倍政権に退場の審判を下す”――この本気の姿勢が、多くの市民・国民の共感を広げています。
沖縄3区補選は、相手候補が政策のトップに「辺野古移設容認」を明記し、自民党・公明党が死に物狂いで業界の締め付けや無党派層への浸透をはかろうとしており、激烈なたたかいとなっています。
統一地方選の後半戦での勝利とともに、二つの補選の勝利に全国が連帯してたたかい、参議院選挙での共闘の成功と日本共産党躍進への扉をひらこうではありませんか。(引用ここまで)
科学的社会主義を棄てたのか!?
最近では「共産党員魂」などという言葉が赤旗に登場!
しかも
曖昧な情緒的日本語が多い!
「自公対共産党」の対決構図
重要な力となったことは疑いありません
後半戦ならではの厳しさ、激しさ、たたかいの条件を直視するとともに
市民と野党の共闘の前進、日本共産党の躍進
本気の姿勢
自民党・公明党が死に物狂いで業界の締め付け
強く大きな党をつくるとりくみに
精魂を傾けつつ
選挙勝利のための諸課題をやりぬき