安倍・菅政権に対する不支持率が高まっても
政権打倒派野党の支持率が上がらないのは何故か!
政党支持なし層は半数前後も存在するのは何故か!
野党は
この「何故何故何故」に応えたメッセージを国民に送っているか!
迷走・混迷菅政権の政策に対する対案を何故策定しないのか!
自信がないのか!
それとも国民の苦難より「わが党」を優先しているからか!
日本の歴史上の「政権交代」の歴史を視れば
大義名分と道義と決意と共闘が教訓であることは
一目瞭然だ!
野党党首は
国民に向かって
菅義偉自民党総裁・内閣総理大臣を上回る
メッセージを送り届ける決意はあるか!
福井新聞 政権選択の年/不安解消のビジョン示せ 2021/1/16
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1243323
今年はいよいよ政権選択選挙の衆院選が行われる。
自民、公明両党の連立政権の継続か、野党第1党の立憲民主党を中心にした政権への交代か。
来(きた)る決戦の日に備え、与野党には18日に召集される通常国会での政策論争を通じて、新型コロナウイルスに伴う国民の不安解消につながるビジョンを構築してもらいたい。
衆院議員の任期満了は10月21日。
与野党内では、衆院解散・総選挙のタイミングについて
▽2021年度政府予算の成立後、4月25日に投開票される衆参補欠選挙との同日選
▽6月16日の通常国会閉幕後、7月22日の任期満了までに行われる東京都議選との同日選
▽9月5日閉幕の東京パラリンピック後―がささやかれている。
コロナの感染状況をにらみつつ、この10カ月の間に菅義偉首相がいつ決断するかが焦点となる。
最大の争点はコロナの対応、そしてアフターコロナを見据えた暮らしの立て直しだ。
厚生労働省のまとめによると、コロナ感染拡大に関連した20年の解雇や雇い止めは、見込みも含めて累計で約8万人に上った。
政府がこれまで重視してきた感染対策と経済活動の両立は達成できていない。
菅首相は携帯電話料金の引き下げとデジタル庁を肝いり政策に掲げる。
元々、早期の衆院解散・総選挙には慎重なだけに、これらに道筋を付けた上で信を問う目算なのかもしれない。
だがコロナ禍で日々の生活がやっとの国民にとって、暗いトンネルの先に希望を見いだせる政策だろうか。
福井県のベテランの自民県議は危機感を募らせる。
「菅首相は今こそ、将来展望を切り開くビジョンの説明に言葉を尽くすべきなのに物足りない。場当たり的な対応に終始し、しかも後手に回っている。会食問題も信頼を損なわせた。これでは心に響かない」と。
その言葉を裏付けるように内閣支持率は下落傾向にある。
しかし、対する野党側も低空飛行が続く。かつて民主党が政権交代を実現する前夜のような熱は感じられない。
なぜなのか。
野党側は目下、政権交代に向けた共闘態勢の構築を急いでいる。
ばらばらに候補者を擁立すれば自民を利するというのが理由だが、選挙戦略を重視するばかりに「日本をどのような国にするのか」という大事な青写真づくりが後回しになっているように見える。
物事の順序が逆になっているため、「選挙互助会」と受け止められていることも支持率低迷の一因ではないか。
「政策は作れるでしょう。でも人は世界観に感動する。任せてみようと」。
政治学者で東京工業大教授の中島岳志氏はこう語る。
与野党の力量はもちろんのこと、国民の見極める目も問われる大事な年になる。(引用ここまで)