市中感染を封じ込めるためには
医療体制の整備強化が必要だ!
安倍菅政権に任せておくことができるか!
安倍・菅政権打倒派は対案を提示して
国民の命・暮らし・健康を守れ!
NHK 都内クリニック PCR検査が急増「対処できる状態超えている」 新型コロナウイルス
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210807/k10013187571000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003
感染の急拡大で都内のクリニックでは、PCR検査を希望する人が急増しているほか、陽性になった患者から「保健所から連絡が来ない」といった相談の電話が相次いでいます。
陽性率は5割余りに上っているといいます。
検査の予約枠が2日先までいっぱいになることもあり、この日も「熱が出ているので検査を受けたい」という電話が入りましたが、すぐには難しいと答えていました。
また、陽性となった患者について保健所に報告するとこれまでは当日のうちに保健所から患者に連絡が入っていましたが、感染の急拡大以降、「保健所から連絡が来ない」とか「電話がつながらない」といった相談が相次いでいるということです。
このため医師は陽性となった患者一人一人に検査結果を連絡する際、症状を確認したり急に悪化した場合は救急車を呼ぶか、クリニックに電話するよう伝えたりしていました。
「ロコクリニック中目黒」の嘉村洋志医師は「自宅療養中の患者からの往診の依頼も増えており、PCR検査や発熱外来の希望者をすべて受け入れるのは難しくなっている。このままでは通常診療に支障が出てしまうし、忙しくなりすぎれば命に直結するようなミスが起きかねない。一つのクリニックで対処できる状態を超えている」と話しています。
新型コロナウイルスの急速な感染拡大で自宅での療養を余儀なくされる人が急増し、都内の保健所では、体内に酸素をどの程度、取り込めているか測定する「パルスオキシメーター」を貸し出すなど、容体に変化がないか対応に当たっています。
療養している人たちの容体に変化がないか確認するため、体内に酸素をどの程度取り込めているか測定する「パルスオキシメーター」を780台確保して療養者に貸し出していて、この日も職員が郵送の準備を進めていました。
ただ、いったん貸し出すと、消毒などのためにすぐに次に使えるわけではなく、さらに台数を増やさないと足りなくなるとして準備を急いでいます。
療養中には買い出しも難しくなるため、食料支援も行っていますが、自宅療養者の急増で都から食料を発送する準備が追いつかない状況になっているということです。
区では、3連休中もほかの部署の職員も加わって自宅療養者への健康状態の確認を続けることにしています。
葛飾区保健所の清古愛弓所長は「なかなか入院できない、ホテル療養にも入れなくて、毎日のように自宅療養者の数がふくれあがっている。年末年始の第3波でも自宅療養者は多かったが、それをすでに超えていて大変な状況で、急に容体が悪くなる人をどうキャッチするかが難しい。とにかく新規感染者を減らさないと厳しいので、なるべく少人数で行動したり、マスクの着用を徹底したりしてほしい」と話していました。(引用ここまで)
新型コロナウイルスの感染が急激に拡大し、連日、感染確認の発表が過去最多を更新しています。感染者とともに急増しているのが、自宅療養者です。
実際に療養している人は今どうしているのか。そして、自宅療養者の急増による影響は。
家族に感染を広げないか不安
この女性は、今月1日に発熱し、翌日、陽性と判明。38度台の熱が出たあと薬を飲んで熱は下がっていますが、今も左胸に刺すような痛みがあり背中や節々も痛いということです。
女性は自分の部室から出ないように生活していますが、トイレなど共用で使わざるをえない場所もあるため、家族に感染を広げないか、不安に感じているといいます。
外で会食はしておらず、自宅と会社をバスで往復しかしていないため、感染経路は分からないということです。
女性は「常にマスクもしていたので、いつどこで感染したのか全く分かりません。基礎疾患のある母親にうつさないように、一刻も早く宿泊療養などができる状況になってほしい。パルスオキシメーターも届かないので、症状の悪化が客観的に分からず心配です」と話していました。
東京都の自宅療養者 1か月で約14倍に
ネット注文相次ぐスーパー 自治体からの注文急増も
こうした中、インターネットでは食料品などを買い求める動きが広がり、サービスを提供しているスーパーでは対応に追われています。このうち、埼玉県のスーパーでは、去年春の最初の緊急事態宣言の際に利用者が急増し、その後、しばらく落ち着いていましたが、感染者が急増し始めた先月下旬から再びネットでの注文が増え始めたということです。
埼玉県には今月2日に再び緊急事態宣言が出され、先週と比べるとおよそ2割、増加しました。
鶴ヶ島市の店舗では6日も大半の従業員が出勤し、野菜や冷凍食品などを配送用のケースに詰め合わせる作業に追われていました。
特にカップラーメンなどの保存食品や、ティッシュペーパーなど紙製品の注文が多いということです。
新型コロナに感染して自宅療養する人には、埼玉県が、缶詰やレトルト食品など1人あたり3日から5日分の食料を無料で配布しています。
感染の急拡大を受け、スーパーでは県からの注文が前の週の3倍の1050件に急増し、その対応にも追われている事態となっています。
埼玉県によりますと、件数が多いために手配が間にあわず、配送が遅れるケースも出ていて、県では1人暮らしの人などを優先して届けるようにしているということです。
このスーパーを運営する会社の移動販売課係長の今井紀江さんは「注文数が急増し、お客様からの注文に必ずしも対応しきれていない部分が出てしまっていると考えられますが、何とか応えられるよう対応を検討したいです」と話していました。
自宅療養者がネットスーパーを利用
SNS上では、自宅で療養する人や感染を懸念する人がネットスーパーを利用して食料を確保したという書き込みが相次いでいます。女性は“第5波”に入って感染が急激に広がっているため、スーパーを訪れて買い物するのを控え、4日、ネットスーパーで野菜や肉などの食品を注文しました。
ことし1月にピークとなった第3波のあと、都内では感染者が減ったため店舗で買い物をしていたということですが、近頃、子どもが通う保育園や夫の職場でも感染者が出たことなどから、予防のため外出をなるべく控え、半年ぶりにネットスーパーを利用したということです。
女性は「身近でも感染が出てきて不安を感じています。ネットスーパーは少し割高ですが感染予防には代えられないと思い、感染者の数が少なくなるまでは利用するつもりです」と話していました。
また、都内に住む50代の女性は夫が新型コロナに感染して自宅での療養となり、自分も濃厚接触者となりました。
保健所の要請で外出はできず、自治体には食料品の配送を希望しましたが、いつになるか分からないと言われたということです。
このため久しぶりにネットスーパーを利用し、療養中に必要な食品などを注文しました。
女性は「注文した翌日には食料品を確保できました。我が家は自宅での療養も食料の確保もうまくいっているほうですが、大変な思いをしている人はもっといるのではないでしょうか」と話していました。
医療従事者が自宅待機になる事態も
東京 文京区の東京医科歯科大学附属病院では、6日の時点で、入院患者は重症が6人、中等症が23人となり、いずれの病床も満床の状態になっています。
さらに、この1週間は容体が重い患者の搬送が多く、入院した半数が酸素の投与が必要で、人工呼吸器や、鼻から高濃度の酸素を大量に投与する「ネーザルハイフロー」という医療機器を準備して対応にあたっています。
医療従事者はワクチンの優先接種を済ませていますが、まだ接種できていない同居家族が感染することで、濃厚接触者とされてしまい、働けなくなるケースが相次いでいます。
これまでに病院で働く医療従事者のうち、およそ30人が自宅待機となり、人手不足が深刻化すると危機感を募らせています。