私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

蕪栗沼の月にハイチュウを狙ったが、天気予報が変わり、曇りで断念。鳥の海以外の在庫アップ完了。明日から鳥の海。

2022年4月19日(火)鳥の海

2022年04月19日 | 鳥の海

■2022年4月19日(火)10:21-13;32【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+EF500
【場所】鳥の海、周辺田圃・畑地
【種名】ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、スズガモ、クロガモ、ウミアイサ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ハジロコチドリ1S、コチドリ6+、シロチドリ5、小型シギSP、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハシボソガラス、ヒバリ、ツバメ、ムクドリ、ツグミ、ノビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、オオジュリン(20科34種)
【メモ】今日は昨日の余勢?をかって、EF500mmを付けた方のR5を持って鳥の海に出かけた。しかし、昨日と違って風があり小鳥を撮影するにはちょっと不向きの天気だった。ノビタキやオオジュリンは昨日と同じ場所で出たが、風が強いため、止まっている時間が短く、結局、姿は見たが写真には写せなかった。それから干潟へ行くと、昨日いたハマシギ、メダイ、ムナグロの姿はなく、陽炎が揺らめく遠くの干潟にシロチが数羽いるのが見えただけだった。がっかりしてとぼとぼ歩いて行くと、自分の左側でピュイピュイ鳴いている声が聞こえたのでそちらの方を見ると、何とそれはおそらく2月、3月に計3回見たハジロコチドリだった。2,3月の時は額部分がまだ黒くなく、嘴も黄色と黒があまり明瞭でなかったが、今日のハジコチは完璧な夏羽だった。春の渡りに完璧な夏羽を見ることは多くはないので、これはラッキーだった。今回も前回同様、シロチ1羽と行動を共にしていた。それから、帰るついでにコチドリが争っているのを見たり、干潟の窪地に溜まった水に入り、水浴びをしている様子などを見ながら、戻ったのだが、帰る途中に今度は後ろで、例のピュイピュイという声がして振り向くと、ちょっと離れたところにハジコチがこっちを向いていた。このハジコチは、これまで撮影した個体と違って、やや警戒心が強く、画面からはみ出すようには近づけない。しかし、2月に撮影した時よりはやや大きめに撮影でき、特徴がわかる写真となった。ちょっと気分を良くして家に帰ったが、沼地で見た小型シギも気になった。またいるかもしれないので、今週中に来るつもりだ。
【写真】

  
セグロカモメ第4回W-S/交尾するウミネコ/セグロカモメAdW-S
  
コサギ/ハジロコチドリ夏羽/水浴びをしたコチドリ
  
争うコチドリ/ハジコチといるシロチ/コチドリ
  
ハジロコチドリ夏羽


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2022年4月18日(月)鳥の海

2022年04月18日 | 鳥の海

■2022年4月18日(月)10:47-12:24【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】鳥の海、周辺田圃・畑地
【種名】キジ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、スズガモ、クロガモ、ウミアイサ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ムナグロ2、コチドリ12+、シロチドリ5+、メダイチドリ14、ハマシギ34、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハシボソガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ++、ムクドリ、ツグミ、ノビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ホオアカ、アオジ、オオジュリン(22科40種)
【メモ】久しぶりに鳥の海に行った。オオジュリンがいつもの場所にいた他、同じ場所にノビタキもいた。東側の干潟のアシワラ近くにもノビタキの♂♀がいた。潟湖は全体の半分以上が干潮のため姿を見せていて、シギチは一見分散しているように感じるが、実際にはいつもいる東側の干潟で採餌していた。多い順にハマシギ、メダイ、コチドリ、それにムナグロもいた。もう少し早い時間にはダイゼンもいたということだった。それにしてもハマシギが34というのは少ない。昨年は19日~23日のカウントでハマシギ111+だった。そもそも、以前は、鳥の海でハマシギやミユビシギの大群が越冬していて、少しずつ夏羽に変化する様子が観察できたものだが、越冬しているのはハマシギが少数ではないだろうか。それもいたりいなかったりするので、ハマシギ自体の個体数が少ないのかもしれない。ミユビシギに至ってはすでに大群を見ることはなくなっている。昨年は、4,5月はまあまあだったが、秋の渡りは壊滅状態だった。蒲生も同じで、現状では10羽以下のオオソリがすでに渡っているようだが(自分もオオソリ1羽は見たが)、何となく沈黙の春という感じがする。
【写真】
  
ノビタキ♂S /オオチュリン(スズメ)/キジバトペア
  
ノビタキ♀    /ノビタキ♂S
  
ノビタキ♂S   /オオジュリン♀ キジ♂
  
ムナグロW-S
  
ゴカイをつかまえる       /ムナグロW-S
  
もう一羽のムナグロと比べ夏羽への換羽が進んでいる
  
さかんに砂の中のゴカイをさがして食べていた
  
ムナグロ/メダイチドリS/メダイチドリ♀WS?
  
メダイチドリ♂♀/干潟の様子/メダイチドリの群れ
  
カウント用写真1、2、3、下4 メダイ14羽、ハマシギ34羽
 
カウント用上面  ウミアイサ♂♀もいる


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2022年3月19日(日)20日(日)24日(木)鳥の海

2022年03月24日 | 鳥の海

■2022年3月19日(日)20日(日)24日(木)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500,EF500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ウミアイサ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タゲリ1、ダイシャクシギ1、ハマシギ23、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ♀、ノスリ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、コホオアカ2、カシラダカ、シベリアジュリン、オオジュリン(22科51種)
【メモ】今シーズンは、阿武隈大橋付近中洲、鳥の海、磯浜・釣師浜・松川浦各漁港をめぐるコースをかなりの回数こなした。目的はカモメウォッチングだったが、コホオアカの情報をいただき、帰りにグーグルマップのナビで教えていただいた鳥の海周辺の緯度経度の地点に行ってみた。EVモードで静かに走っていき、その地点に到着し、ナビが案内を終了したまさにその草原にホオアカ2羽とシベリアジュリンがいたのには驚いた。急いで助手席側の窓からレンズを出し、シベリアジュリンとコホオアカが一緒にフレームに入るように撮影したが、そこから、ちょっと奥にいたコホオアカは飛ばれてしまって撮影できなかった。この一帯をその後、ゆっくり走ると15羽+のホオジロ科の群れがいることがわかった。この日は、オオジュリンは見つけられなかったが、最終的に、この群れはカシラダカ、オオジュリン、シベリアジュリン、コホオアカの混群だったようだようだが、シベリアジュリンの個体数が多かった。シベリアジュリンとコホオアカは飛島で何回か見たが、まさか鳥の海で見ることができるとは思っていなかったので、感謝したい。またシベリアジュリンとオオジュリンは、別のフィールドを最初に教えていただいて、何回通って識別していたので、鳥の海でシベリアジュリン他を見た時には、あまり識別に困ることはなかったのが幸いした。これにも感謝したい。今まで、この類の小鳥はとにかく苦手だったので、識別の練習ができて本当によかった。
さて、肝心のカモメ類だが、阿武隈川河口中洲のカモメ類の観察はあとで記事を掲載するが、個体数が例年よりやはり少なかった。鳥の海も識別に困るカモメは、写真のカモメ1羽くらいで、ウミネコは多いが、その他のカモメは少なかった。この時点でまだシロカモメを見ていないのは、シーズンとしては初めてなような気がする。それでも、福島県の松川浦や原釜・尾浜では、震災後少しずつ
大型カモメ類が戻ってきている。それから、以前は当たり前にいたユリカモメやカモメが本当に少なかったのも今期の特徴だった。
【写真】
  
シベリアジュリン♀WとコホオアカW/カシラダカ♂W
  
シベリアジュリン♂W-S/シベリアジュリン♂Sに近い個体と♀W/シベリアジュリン♀W 
  
タゲリW-S    キジ♂     ハマシギW
  
ハマシギWの羽繕い        ダイシャクシギW
  
ダイシャクシギAdW/アカエリカイツブリW/ハジロカイツブリW-S
  
オオジュリン♀W /シベリアジュリン♀W
  
結局セグロカモメW-Sだと思うが検討中。かなり小型。


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2022年2月19日(土)・20日(日)鳥の海

2022年02月20日 | 鳥の海

■2022年2月19日(土)・20日(日)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+EF500Ⅱ
【場所】鳥の海、周辺田圃
【種名】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ハジロコチドリW-S1、シロチドリ7、ハマシギ67+、ユリカモメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、オオジュリン(19科42種)
【メモ】いつもは土日でもあるし、高速を使うのだが、名取ICで降りて、復興道路経由で鳥の海に行った。途中、長谷釜や周辺の田んぼを通るが、津波前、この辺りは陸シギの宝庫だった。今は、一面の整理された田んぼになっている。復興道路を下りて、阿武隈川沿いの田んぼに、コクマルガラスの黒色タイプや一見小さなハシボソガラスに見えるミヤマガラスの幼鳥を含む、ミヤマガラスの大群がいた。ここでしばらくミヤマガラスの群れを見ていたが、その中に顔が顔盤風に見えるミヤマガラスもけっこういた。それから、阿武隈大橋から見える中洲にカモメ類がいないか見たが、今日は全くいなかった。一通り鳥の海周辺を見てから干潟でシギチの姿を探すと、シロチと一種に「コチドリ」がいるではないか。2月のこの時期にコチドリはまず見たことがないので、ハジロコチドリだと直感して双眼鏡で見ると、確かにそうで、しかも夏羽にかなり近い個体だった。ハジロコチドリは幼羽や冬羽は見たことが何度もあるが、夏羽に近い個体は初めて見た。土曜日に見つけて日曜日にきちんとした写真を撮りたくてまた行ったが結果は、下の写真に見るようにかなりのいまいちだったが、証拠写真程度には写った。個人的にはW-Sの個体は初めてだったのでうれしかった。
【写真】
  
コクマルガラスを含むミヤマガラスの群れ
  
ユリカモメAdW/オオセグロカモメAdS/オカヨシガモ
  
ハシボソガラスにモビングされるチョウゲンボウ♂/クロガモの群れ
  
ハジロコチドリW-S/シロチドリ,ハマシギの群れにハジロコチドリ(2番目)
  
ハジロコチドリW-S(1番目),シロチドリ,ハマシギの群れ/ハジロコチドリW-Sとシロチドリ

比較3/21大沼コチドリS


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2021年10月3日(日)・4日(月)鳥の海

2021年10月04日 | 鳥の海

■2021年10月3日(日)・4日(月)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500(4日) EF500Ⅱ(3日)
【場所】鳥の海、周辺田んぼ
【種名】ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、スズガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、オオバン、メダイチドリ夏1・幼羽5、ダイシャクシギ成1・幼1、トウネン幼羽5、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ♀、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ショウドウツバメ++、ヒヨドリ++、セッカ♀、ムクドリ、ノビタキ♀、イソヒヨドリ♀、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ(23科36種)
【メモ】台風後の鳥の海に行ってみた。1日目は気温が高く、ほぼ無風で干潟では空気の揺らぎが大きかった。海側干潟で藻が大量にある場所にダイシャクシギ2羽が採餌しているのが見えた。2羽で微妙に違うように見えたが、空気の揺らぎがあるのと、やたら距離が遠いのでよくわからなかったが、南側干潟にやってきたときに見た時には、明らかに羽衣のパターンが違っていた。嘴は両方とも長かった。とりあえず、成鳥と幼鳥ということにした。2021年9月5日(日)鳥の海のダイシャクシギは明らかに幼鳥だったが、今日の場合は、とにかく遠く、間近に見ることができなかった。成鳥と幼鳥の比較は、2019年2月11日(月)鳥の海写真の中の2羽のダイシャクシギを見れば、左は成鳥、右は幼鳥の特徴がある。
 海岸に出てみると、台風の影響で防潮堤下の消波ブロック・テトラポッド前にミニ干潟ができていて、シギチが採餌していた。1日目はトウネン5・メダイ5の小群、2日目はトウネン1・ハマシギ1がいた。ショウドウツバメが2日間とも20羽前後防潮堤付近を飛び回っていたし、ヒヨドリの小群が渡っていった。南側の広大な田んぼ、草地にノビタキとセッカがいたが1日目は、R5の高解像を持ってしてもかなり小さくしか映らず、しかも空気の揺らぎでとても写真にも証拠写真にもならないレベルだったので、2日続けて行ったというわけだ。2日目は何とかわかるようには撮影することができたが、小鳥類とジシギはいまだに苦手だ。ということで、シギチはいまだ渡っていて、そのうち、越冬モードに入る。
【写真】
<10月3日>

  
ミサゴとトビ   コメツキガニ   ヒドリガモとダイシャクシギ(左成・右幼)
  
ヒドリガモの群れ ダイシャクシギ(左成・右幼)トウネン・メダイチドリ幼羽
  
トウネン・メダイチドリ幼羽 計10羽 ミサゴ成鳥♂
  
ミサゴ成鳥♂   ダイシャクシギ(右成・左幼)
<10月4日>
  
セッカ♀     ノビタキ♀   ハマシギ幼羽→第1回冬羽    
  
ハマシギ幼羽→第1回冬羽 トウネン幼羽
  
トウネン幼羽とヨロネン幼羽(9/13石巻)の角度比較 ショウドウツバメ


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2021年9月5日(日)鳥の海

2021年09月05日 | 鳥の海

■2021年9月5日(日)12:13-13:22【天気】曇り【機材】EOSR5+RF100-500mm
【場所】鳥の海(干潟、海岸)、周辺田んぼ
【種名】カルガモ、オナガガモ3、スズガモ2、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、シロチドリ夏から冬羽2・ヒナから幼羽3,メダイチドリ夏羽から冬羽♂1、オオメダイチドリ幼羽1、ダイシャクシギ幼羽1、ソリハシシギ夏羽5・幼羽2、トウネン幼羽1、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒバリ(10科22種)
【メモ】午前中八木山で所用を済ませ、ここまできて、このまま帰宅するのも・・・と思い、三神峯公園にトケンが来る頃だという話を聞いたのを思い出し、公園に行ったが、日曜日の昼前ということもあり、ヒヨドリ以外は人が多すぎという感じだった。さらにここまで来て空港西側休耕田に行かない手はないと思い、山を下りて、長町からバイパス経由で、休耕田に行ったがジシギ1羽が飛んだくらいで何もいなかった。ここまで来て帰るわけにもいかないので、鳥の海に東部道路経由で行き、黄色い家の前の干潟を見るとトウネンとソリハシシギの群れはいたが、肝心のオオソリなどの姿は見えず、もう、今シーズンはオオソリは蒲生で2羽(+チュウシャク1)見た以外は終わりかと落胆していると、ダイシャクシギの幼羽がいると教えられ、とりあえず干潟を歩いてみたが、1羽のシギチもいなかった。ならば、海岸のミユビシギかと思い、防波堤を歩いて行くと、遠く1羽海上を飛んでいるのが見え、ミユビシギだとはわかったが、波打ち際には1羽もいない。ついにがっかりして、とぼとぼ歩いて行くと、砂浜の方から声がした。シロチかなと思い、仕方なく双眼鏡で見ると、太ったオオメダイの横にかわいいシロチの幼羽がおり、よく見るとメダイやシロチの成鳥、幼鳥もいた。オオメダイは、石巻でたまたま飛んできた1羽を見て以来、2個体目で、同一個体かもしれない。ちょっと気をよくして潮が満ちてきた干潟を見ると、オナガガモ3羽がいた。黄色い家の前の干潟に行くとダイシャクシギの幼羽と、最初のトウネンとソリハシシギの群れ、それにオオセグロカモメの幼羽がいた。
 オオソリを見たくて行ったのだが、結局、この時期いるはずのチュウシャクやオオソリの群れはおらず、しかも1羽もいないという異常事態の秋の渡りとなった。この後、オオソリ、チュウシャクの群れは見られるのだろうか、見ることができないなら、大学野鳥の会で鳥を見始めた昭和51年から、初めてのこととなる。
【写真】
  
ミユビシギ幼羽       ノスリとハシブトガラス
  
まるで親子のようなオオメダイ幼羽とシロチ幼羽(というかヒナから幼羽)
  
オオメダイとシロチ オオメダイとメダイ メダイとシロチ
  
メダイチドリ♂  メダイとオオセグロカモメ オオセグロカモメの成鳥夏羽だが、尾羽を含めほとんど擦り切れているが、初列風切の内側は、フレッシュな感じに見える。
  
ハマニガナ。茎は苦いです。 ダイシャクシギ幼羽
  
チゴガニを捕まえてくわえて、
  
飲み込むまで、0.02秒だった。8コマ撮影。
  
トウネンとソリハシシギの群れ オオセグロカモメ幼羽 トウネン幼羽とソリハシシギ夏羽
  
夏羽と幼羽    幼羽      ダイシャクシギとオオセグロカモメ


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2021年8月13日(土)鳥の海

2021年08月13日 | 鳥の海

■2021年8月13日(土)12:45-13:30【天気】雨【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】鳥の海
【種名】カルガモ、スズガモ、アオサギ、ダイサギ、チュウシャクシギAdS2、キアシシギAdS1、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、セッカ、ヒバリ、スズメ、セグロセキレイ(10科14種)
【メモ】これまで8月中旬はあまり鳥の海でシギチを観察に行かなかったので、シギの成鳥夏羽目当てに行ってみた。雨が降っていたが、海岸側の干潟にチュウシャクシギらしい2羽が飛んできたので長靴に履き替えて行ってみることにした。キアシシギを最初に見つけ、ぐるっと干潟を双眼鏡で見ると、体の大きさの違うチュウシャクシギが2羽いた。大きい個体の方が嘴が短い。2羽とも雨覆いをよく見るとけっこう摩耗していてることから、成鳥と考えられる。それにしても一方は体が大きく体格がよく、一方は細身で、まるでハヤブサの夫婦のようだった。
【写真】
  
明らかに体の大きさが異なり、大きい方が嘴は短い。雨覆いが摩耗しているのがわかる
  
大きい方の個体の飛翔
  
堤防近くの干潟・砂地で採餌していたが、大きな干潟の方に飛んで行った。


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2021年8月10日(火)鳥の海

2021年08月10日 | 鳥の海

■2021年8月10日(火)11:41-12:35【天気】晴れ、強風【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】鳥の海
【種名】スズガモ3、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ダイゼンAd夏羽1、メダイチドリAd夏羽4、キアシシギAd夏羽5、キョウジョシギAd夏羽1、アカエリヒレアシシギAd冬羽移行個体1、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、ハクセキレイ(8科13種)
【メモ】晴れ間が出るのが今日と明日だけのようなので、最初にシギチ渡りシーズンが始まって、まだ来ていなかった鳥の海にきた。干潟が全面にでていたが、いつもいる西側干潟にはカワウとスズガモしかいなかった。移動して、南側干潟を堤防から見ると、何種類かシギチがあつまっていた。強風がすごく、風に向かうと飛んでくる砂に目も明けられないありさまで、しかも砂粒が顔に当たって痛い、帽子は飛ばされそうになるなど、久々の「砂嵐」状態。それでも、シギチが何種類か集まっているのを双眼鏡で見たところ、ダイゼンのすぐそばにやたら小さいシギがいたので、少しずつ近づいてみるとアカエリヒレアシシギだった。その後、メダイチドリ2羽、キョウジョシギ1羽、ダイゼン1羽、キアシシギ2羽がグループで採餌しており、ソリハシシギ1羽とキアシシギ3羽のグループが少し離れた干潟で採餌していた。浜の方にも行こうとしたが何しろ強風で車の窓も開けられない状況だった。あきらめて蒲生に行ってみることにして鳥の海をあとにしたが、結論から言えば、蒲生は堤防の上から見る限り、シギチの姿はなかった。
【写真】
  
アカエリヒレアシシギとソリハシシギ
  
キアシトとソリハシ イソガニと自分の長靴の跡
  
キアシシギとメダイチドリ、ダイゼン
  
キョウジョシギ♂         ダイゼン♂
  
メダイチドリとキョウジョシギが飛んだが、強風で
  
前に進むのにかなり苦労していた  干潟の様子


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2021年5月3日(月)6日(木)7日(金)鳥の海

2021年05月07日 | 鳥の海

■2021年5月3日(月)6日(木)7日(金)【天気】晴れ・曇り【機材】EOSR5+RF100-500,EF500
【場所】鳥の海,周辺地域
【種名】オカヨシガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,チュウサギ,コサギ,オオバン,ダイゼン2,コチドリ4,シロチドリ2,メダイチドリ12,シベリアオオハシシギ1,オオソリハシシギ17(♂5♀12),チュウシャクシギ22,ホウロクシギ1,アオアシシギ1,キアシシギ9,キョウジョシギ5,トウネン2,ハマシギ53,ウミネコ,オオセグロカモメ,コアジサシ,ミサゴ,トビ,ノスリ,カワセミ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ,ウグイス,セッカ,ムクドリ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ,アオジ(23科44種)※シギチの数値は3日間の観察時に,群れの飛翔撮影写真から識別したその種類の最大値。ハマシギは砂浜にいた群れを100mmで遠くから撮影し,全数をカウントしたもの。
【メモ】5月連休中の鳥の海シギチウォッチング。3日は,13:00頃潮がかなり退いていて,海側干潟が端から端まで全部出ている状態だった。コアジサシの群れは例年通り,海側干潟の中央から北寄りの海藻が多く繁茂している場所にいた。毎年,撮影している場所だ。チュウシャクシギの個体数は4月より少なくなっていた。ホウロクシギが1羽いたが4月の個体かどうかは,本人に訊いてみないと分からない(笑い)。6日はシベリアオオハシシギが来ているという情報をいただき,行ってみた。夏羽は蒲生でエクタクローム時代(大学野鳥の会時代)に1回,幼羽は岩沼で1回見ているが,今回は,よく観察できた。オオソリハシシギとは頭の形と嘴の形状が違うので,遠くでも見ればわかる。しかし,オオソリハシシギとオグロシギの幼鳥は,目の前にオオソリの幼羽の群れがいてその中に1羽オグロシギの幼羽がいるのに気づくのにちょっと時間がかかったことがあった。ただのオオハシシギとシベリアオオハシシギはそれくらい形が違う。フロリダのセントマークスの大きな干潟で見たアメリカオオハシシギは,オオハシシギのフォルムに近い。何はともあれ,この連休はシベリアオオハシシギ夏羽を見ることができたのでよかった。
【写真】

チゴガニを食べるオオソリハシシギ♀成鳥夏羽

キアシシギ成鳥夏羽

チュウシャクシギ/オオソリハシシギ・隠れてチュウシャクシギ/コアジサシ

コアジサシの群翔

コアジサシ/オオソリハシシギ♀/チュウシャクシギ 

シベリアオオハシシギを探しましょう

シベリアオオハシシギ夏羽/オオソリハシシギ♂夏羽とシベリアオオハシシギ夏羽の頭の形と嘴の形状の違い

オオソリと違い,シベリアの翼下面は白く軸斑が目立たない/チュウシャクシギの群れ/キョウジョシギ

キョウジョシギ/干潟と南蔵王/一瞬?と思ったが横から見たらただのメダイ

メダイチドリ  昔はフラットではなく石積みだったのでシギチがたくさんいた/ハマシギ夏羽

コアジサシ/トウネン夏羽

メダイ,トウネン,ハマシギ,キアシ,オオソリ、アオアシシギ/コアジサシ

コシジロタイプのオオソリ/アオアシシギ夏羽/オオソリ夏羽♂

オオソリハシシギ♀と♂       

コシジロタイプもいる/シベリアオオハシシギ

オオソリハシシギとシベリアオオハシシギ/シベリアオオハシシギとキアシシギ/ホウロクシギ・オオソリハシシギ・岩に隠れているシベリアオオハシシギ


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2021年4月19日(月)~23日(金)鳥の海・牛橋(概要)

2021年04月23日 | 鳥の海

■2021年4月19日(月)~23日(金)
〇4月 19日(月)10:27-11:28【天気】曇り 【*シーズン初認・個体数】*コオバシギ1、*チュウシャクシギ1、*キョウジョシギ♂1、ヒヨドリ渡り
〇4月20日(火)11:05-13:18【天気】晴れ 【*シーズン初認・個体数】コオバシギ1、チュウシャクシギ5、*オオソリハシシギ4、*セイタカシギ6、ヒヨドリ渡り
〇4月21日(水)10:50-12:56【天気】晴れ 【*シーズン初認・個体数】オバシギ2、*ホウロクシギ2,チュウシャクシギ不明、キョウジョシギ2,オオソリハシシギ5、*トウネン夏羽1、セイタカシギ6
〇4月22日(木)10:08-12:38【天気】晴れ 【*シーズン初認・個体数】コオバシギ1、ホウロクシギ2,チュウシャクシギ72、オオソリハシシギ5、セイタカシギ6、、ズグロカモメ第1回冬羽から夏羽移行中
〇4月23日(金)11:05-13:18【天気】晴れ 【*シーズン初認・個体数】コオバシギ1、チュウシャクシギ不明、オオソリハシシギ5、アオアシシギ1,セイタカシギ6【機材】EOSR5+RF100-500mm・EF500mmⅡ EOSR+24-105mm
【場所】鳥の海,牛橋
【種名】オカヨシガモ8,ヨシガモ3,ヒドリガモ+,マガモ6,カルガモ+,コガモ+,スズガモ+,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,ムナグロ夏羽1,ダイゼン冬羽3,コチドリ5+,シロチドリ4+,メダイチドリ23+,セイタカシギ(牛橋)6,オオソリハシシギ7(コシジロ2),チュウシャクシギ72,ホウロクシギ2,アオアシシギ1,キョウジョシギ2,オバシギ2,コオバシギ1,トウネン夏羽1,ハマシギ111+,ズグロカモメ第1回W=S,ウミネコ,オオセグロカモメ2,(コアジサシ3),トビ,ノスリ3,カワセミ1,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ渡り,セッカ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,アオジ(19科45種)
【メモ】現役時代はできなかった同じ場所でほぼ同じ時間で同じポイントを回る探鳥がやっとできた。初日は曇りで,個体数,種類数も少なかったが,コオバシギは月から金まで観察できた。最初,ダイゼンだろうと思って,適当に撮影して,自宅に戻り,よく見るとコオバシギの夏羽移行個体だった。火曜日から金曜日までは晴れて,気温の高い日や風の強い日は大変だったが,曇りよりずっといい。水曜日はトウネンの夏羽が1羽,最大の鳥見は木曜日,黄色い家の前の干潟にチュウシャク,オオソリ,オバ,コオバの4種が集まっていた(動画参照)。また,この日はズグロカモメを観察。最初ちょっと遠くに小型の翼が少し小さめのカモメがいたので,これは!と思い,近くまで行ってみるとズグロカモメだった。しきりに干潟の上を飛び,時折急降下して餌のカニを捕獲していたが,カニ自体あまりいないようだったので,翌日にはいなかった理由かもしれない。牛橋ではセイタカシギが6羽いて,情報をいただき見に行った。
鳥見のスタイルとして同じ場所に続けて何回も通うのが趣味なので,今回はとてもよかった。
【写真】

<4/19月>

コオバシギ   キョウジョシギ  メダイとハマシギ

<4/20火>

チュウシャクシギ オオソリハシシギ セイタカシギ♀

セイタカシギ♂ この♂♀は一緒に行動

4羽で採餌していたが2羽のカラスにモビングされる。後方から追い,もう1羽は前方に回り込む。ただモビングして遊んでいるだけで,特に危害は加えなかった。

♂夏羽がコシジロ ヨシガモ   ハマシギとメダイチドリ

<4/21水>

オオソリ,チュウシャク,コオバ,オバシギ

コオバシギとオバシギ

コオバシギとオバシギ/ダイゼン2羽。奥の方が夏羽になりかかっている/カモ3種とシギ2種がいる

ホウロクシギとハマシギ/トウネン夏羽。1羽のみ観察。

トウネン    セイタカシギ♀  メダイ,ハマシギ,チュウシャク

※写真は別記事で木,金と続く。


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2021年4月22日(木)鳥の海

2021年04月22日 | 鳥の海
■2021年4月22日(木)10:08-12:34【天気】晴れ 【機材】EOSR+100-500mm EOSR+24-105mm
【場所】鳥の海
【メモ】37年間+4年間計41年間働いたあととりあえず1年間は休養を兼ねて鳥見をすることにした。それで,以前から一番やりたかったことが同じフィールドの同じ時間帯に1週間鳥見をすることだった。ということで,とりあえず月から金まで鳥の海に通ったわけだが,月は曇り,火・水はそれなりに出たが,いまいちだった。そして4日目の木曜日,黄色い家の向かいの干潟に,シギチがごちゃっと集まっているのに遭遇した。ちょうど,潮が上がりかけていて,どんどん,いる場所が狭くなり,砂浜までチュウシャクシギが上がってきていた。これは,大ラッキーでカウントの手間が省ける。100mmに入る画角にシギチの群れがいる。しかも,メダイ,ハマシギ以外は全部ここにいるわけだ。オオソリ,チュウシャク,コオバ,オバシギの4種がいた。動画にもアップしたので分かると思うが,こう狭い場所にたくさんいると,まさに鶏の感じ。常に動き回っているのもいればじっとしているものもいる。トラブルも多発という感じ。以前,上野動物園でソリハシセイタカシギが狭い飼育舎に本当に鶏のように飼われていたのを見て,どうみても鶏だと思った。せわしなく常に動き回っているわけだ。自分も酉年なので同じようなものか。
閑話休題。ここから,海岸側の干潟を見ようと思い,車を移動させると,白い小型のカモメが飛んでいるのを見つけた。当然コアジサシではないので,まあ,悪くてもカモメ,ユリカモメと思ったが,翼の感じやフォルムが違う。もしやと思って見たら,やはりズグロカモメの第1回夏羽移行個体だった。ズグロカモメと言えば蒲生で越冬し,頭が黒くなったのを観察したことがあったし,昨年は松川浦に2羽冬羽がいた。ズグロカモメは干潟を巡回して,カニを食べているのを蒲生では何度も見ている。鳥の海でもやはり干潟を巡回していたが,肝心のカニがほぼ捕れない感じだった。餌がないから,1日でいなくなってしまったのかもしれない。なにはともあれ,月曜日から通ったかいがあった。金曜日はカウントに専念しようと思ったわけ。
【写真】

オバシギ            オオソリハシシギ

コオバシギ   オオソリ♂夏羽 オオソリ♀夏羽移行個体

コシジロではない チュウシャクシギ 

コシジロでない チュウシャクシギ これはコシジロ

♂夏羽移行個体   オバシギ

コオバシギ夏羽移行個体 キョウジョシギ♂夏羽 カニを狙うズグロカモメ

降下中 R5は1回目にピントが合うと1羽ならどこまでもくいつく

カニは捕らえられなかった 

ズグロカモメ第1回夏羽移行個体  カニも咥えている

ズグロカモメ ホウロクシギとズグロカモメ

ホウロクシギ


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2021年4月22日(木)鳥の海のシギの群れ

2021年04月22日 | 鳥の海

2021年4月22日(木)鳥の海のシギの群れ


2021年4月21日コオバシギとオバシギの採餌

2021年04月21日 | 鳥の海

2021年4月21日コオバシギとオバシギの採餌


2021年4月20日セイタカシギの採餌

2021年04月20日 | 鳥の海

2021年4月20日セイタカシギの採餌


2021年4月9日(金)鳥の海

2021年04月09日 | 鳥の海

■2021年4月9日(木)10:57-11:37 【天気】晴れ 【機材】EOSR5+EF500mmf4L
【場所】鳥の海
【種名】ハマシギ
【メモ】2日連続鳥の海で観察。ハマシギ80+,メダイチドリ11+,シロチドリ2+,コチドリ3+
【動画】ハマシギの採餌-1羽ゴカイをゲット


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