■2013/5/11(土)6:30-9:30【天気】曇天,波やや高い
【場所】鮎川港~金華山沖,鮎川港付近
【種名】アビSP2,アホウドリ(ごく若い1-2歳)1,コアホウドリ7,クロアシアホウドリ2,オオミズナギドリ++,ハイイロミズナギドリ++,ハシボソミズナギドリ+,ウミウ,ヒメウ,(ウミアイサ),ハイイロヒレアシシギ夏羽+,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,ウミスズメ+,ウトウ+(8科13種)
【メモ】今年度は4月下旬に調査を予定していたが,西風が強い予報だったので中止にし,昨年2回目の調査と同じ第2土曜日にした。1週間前から「波予想」を1日何回も見て,「波高」,「波周期」,「風向・風速」をチェックしていた。雨さえ降らなければ曇っていてもOKだが,昨年2回目のような前後左右ランダムに揺れる状態だととても写真撮影や観察どころではないからだ。
さて,鮎川港を出ると最初はほとんど穏やかな波も,金華山を横に見て沖を目指す頃には,だいぶ高くなってきた。昨年5月の状態ほどではないが,曇っているのと波はやや荒く,波しぶきがかかる。ハイイロミズナギドリ,ウミスズメ,ウトウを横目に,ハシボソミズナギドリも時々出ている。6:30に出港し,金華山の少し沖合に出た6:43にはクロアシアホウドリが1羽でた。これまでの調査でもフェリー航路の内側の比較的金華山に近いところでクロアシアホウドリが観察されている。またハイイロヒレアシシギの夏羽の小さな群れも波間を北へ飛んで行く。最初にコアホウドリが出たのは7:06。その後,何度かクロアシとコアホウドリが出現し,1回はコアホウドリが船尾について着水した。ただ,波がやや荒く落ち着いて観察できる感じではない。その後,ついに巨大なアホウドリが出現,船の周囲を周り始めた。とにかく大きい。船尾のすぐそばを飛ぶので,レンズを100-400mmから70-300mmに変えたかいもなく,後で見たら巨大に写った顔のピンぼけだらけだった。着水すれば楽勝だったが,残念だった。東邦大学のアホウドリのサイトで見ると,今回観察した個体は「1-2歳」の「ごく若い鳥」ということになる。最終目標として成鳥の着水を観察することなので,これからもがんばりたい。この後,さらに探したが時間になったので帰港することになった。途中もいろいろ出たが,波しぶきがけっこうすごくて,ハイイロヒレアシシギの群れを撮影しようとして,カメラとレンズに波しぶきがかかってしまった。しかし,ここに至っては気にせずタオルで拭いて撮り続けた。金華山の大函崎・小箱崎はおそらく3.11他で崩れたのだと思うが,以前のような外観ではなかった。地震以来2回ほど金華山に行ったが,道があちこちで崩落しているので,それまで1年に1回は行っていた大箱崎,小箱崎にはまだ行かずじまいである。来年は船を頼んで金華山を一周しようかと考えている。何とか無事に鮎川港に着いて一安心だった。船着き場にはセグロカモメとワシカモメがいたくらいで,特に普通種だけだった。鮎川港一帯の復興は徐々に進んでいるが,全体の港湾設備の復興は緒に就いたばかりだ。
【写真】
■ウミスズメの群れ/金華山近海,フェリー航路の内側で出たクロアシアホウドリ/ハイイロヒレアシシギ夏羽
■コアホウドリ
■着水したコアホウドリ/アホウドリのごく若い個体
■ウミネコと比べるとアホウドリがいかに大きいかわかる
■アホウドリの飛翔。
■クロアシアホウドリ/漁船に2羽のコアホウドリが着いている
■コアホウドリ/金華山とハイイロミズナギドリ/ウトウとウミスズメ
■セグロカモメ成鳥夏羽/ワシカモメ第1回夏羽移行個体/オオセグロカモメ成鳥夏羽
■少しずつ復興が進む鮎川漁港。
Copyright(C)2013 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】鮎川港~金華山沖,鮎川港付近
【種名】アビSP2,アホウドリ(ごく若い1-2歳)1,コアホウドリ7,クロアシアホウドリ2,オオミズナギドリ++,ハイイロミズナギドリ++,ハシボソミズナギドリ+,ウミウ,ヒメウ,(ウミアイサ),ハイイロヒレアシシギ夏羽+,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,ウミスズメ+,ウトウ+(8科13種)
【メモ】今年度は4月下旬に調査を予定していたが,西風が強い予報だったので中止にし,昨年2回目の調査と同じ第2土曜日にした。1週間前から「波予想」を1日何回も見て,「波高」,「波周期」,「風向・風速」をチェックしていた。雨さえ降らなければ曇っていてもOKだが,昨年2回目のような前後左右ランダムに揺れる状態だととても写真撮影や観察どころではないからだ。
さて,鮎川港を出ると最初はほとんど穏やかな波も,金華山を横に見て沖を目指す頃には,だいぶ高くなってきた。昨年5月の状態ほどではないが,曇っているのと波はやや荒く,波しぶきがかかる。ハイイロミズナギドリ,ウミスズメ,ウトウを横目に,ハシボソミズナギドリも時々出ている。6:30に出港し,金華山の少し沖合に出た6:43にはクロアシアホウドリが1羽でた。これまでの調査でもフェリー航路の内側の比較的金華山に近いところでクロアシアホウドリが観察されている。またハイイロヒレアシシギの夏羽の小さな群れも波間を北へ飛んで行く。最初にコアホウドリが出たのは7:06。その後,何度かクロアシとコアホウドリが出現し,1回はコアホウドリが船尾について着水した。ただ,波がやや荒く落ち着いて観察できる感じではない。その後,ついに巨大なアホウドリが出現,船の周囲を周り始めた。とにかく大きい。船尾のすぐそばを飛ぶので,レンズを100-400mmから70-300mmに変えたかいもなく,後で見たら巨大に写った顔のピンぼけだらけだった。着水すれば楽勝だったが,残念だった。東邦大学のアホウドリのサイトで見ると,今回観察した個体は「1-2歳」の「ごく若い鳥」ということになる。最終目標として成鳥の着水を観察することなので,これからもがんばりたい。この後,さらに探したが時間になったので帰港することになった。途中もいろいろ出たが,波しぶきがけっこうすごくて,ハイイロヒレアシシギの群れを撮影しようとして,カメラとレンズに波しぶきがかかってしまった。しかし,ここに至っては気にせずタオルで拭いて撮り続けた。金華山の大函崎・小箱崎はおそらく3.11他で崩れたのだと思うが,以前のような外観ではなかった。地震以来2回ほど金華山に行ったが,道があちこちで崩落しているので,それまで1年に1回は行っていた大箱崎,小箱崎にはまだ行かずじまいである。来年は船を頼んで金華山を一周しようかと考えている。何とか無事に鮎川港に着いて一安心だった。船着き場にはセグロカモメとワシカモメがいたくらいで,特に普通種だけだった。鮎川港一帯の復興は徐々に進んでいるが,全体の港湾設備の復興は緒に就いたばかりだ。
【写真】
■ウミスズメの群れ/金華山近海,フェリー航路の内側で出たクロアシアホウドリ/ハイイロヒレアシシギ夏羽
■コアホウドリ
■着水したコアホウドリ/アホウドリのごく若い個体
■ウミネコと比べるとアホウドリがいかに大きいかわかる
■アホウドリの飛翔。
■クロアシアホウドリ/漁船に2羽のコアホウドリが着いている
■コアホウドリ/金華山とハイイロミズナギドリ/ウトウとウミスズメ
■セグロカモメ成鳥夏羽/ワシカモメ第1回夏羽移行個体/オオセグロカモメ成鳥夏羽
■少しずつ復興が進む鮎川漁港。
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