■2022年8月13日(土)・14日(日)【天気】小雨【機材】EOSR5+RF100-500(13日) EF500Ⅱ(14日)
【場所】蕪栗沼白鳥地区、周辺池
【種名】カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ムラサキサギ成鳥、ダイサギ、チュウサギ、バン、オオバン、レンカク夏羽、トビ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ショウドウツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオアカ(13科21種)
【メモ】お盆ということで実家に墓参りに行くついでに蕪栗沼に寄った。
レンカクが今年もいて、ムラサキサギもいる、ただし朝早くないと遠い、という情報をいただき、行ってみることにした。もう一つの目的は、前回行った後の田んぼの稲が出穂期を迎え、どのような状況になっているのか確かめたかった。自分がまだ現役のころ、自分の田んぼ歴でも珍しい干ばつの年があり、稲がほとんど実らなかった。実家近くの田んぼで様子を見ると、穂は出ているが、穂についている黒い実(コメ)が指で圧力を加えると、ぼろぼろと落ちてしまった。思わず涙したことがあった。今回は、実家の田んぼは大丈夫だったが、前回見て冠水していた遊水地一帯の田んぼは、穂が通常のように実っている田んぼがある一方、穂がほとんどついておらず全体が緑色の田んぼの方が圧倒的に多かった。登熟した後に台風が来て、稲が倒伏すると稲刈りに手間がかかる上に、等級が落ちてしまうこともあるが、今回は穂が出ない青田で終わる可能性があるのではないだろうか。
さて、ムラサキサギとレンカクを見ようと白鳥地区中央東側の入口に駐車して、そこから土手に登って全体を見ると、すでに見ている方がいたので、そっちに歩いて行った。鳥を探すより人を探せはよくある話だ。行ってみると知己の方で、いる場所を教えてもらった。肉眼で見ると、レンカクはゴマ粒のようだったが、確かにいることはわかる。ムラサキサギは後になって4羽おり、幼鳥もいるようだが、この時は成鳥が1羽だった。これもけっして近いとは言えないが、まだましな方だった。さて、その後、墓参りをし、実家にでお茶など飲んで帰仙した。レンカクがいて、ムラサキサギが4羽もいるのでは、ここは石垣島や西表島ですか?という感じだ。これも温暖化の影響だろうか。まあ、蕪栗沼の環境ももちろん最高だが。
翌日、RF100-500mmより解像度のいいEF500mmで、今度は早朝からじっくり撮影したいと思い、沼へ向かった。すると、すでに昨日の方々が見ておられてた。レンカクは見えず、沼の一番奥に首を立てたムラサキサギ成鳥がいた。と、このあたりから雨が本格的に降り始め、ヨドバシで最近購入したばかりの愛用の三脚は置き、カメラと重いレンズを肩から下げて、一時退避。が、いつも通る土手の太い金網が雨に濡れていて、そこで前のめりに滑ってしまい、溝に右足首が激突して、それ以上曲がれない限度を超えて足首が曲がった。”ぐぎゃ”という音がし、うー、まずいと思い、静かに立ち上がり、けっこう痛かったが、何とか立てたので、ゆっくり車まで戻った。三脚は、車に戻って少し休んだ後、車から降りて道路を歩き、堀越しに投げてもらって拾った。堀までの金網の斜面もまた滑って危なかった。スマホで登米市と大崎市の休日当番医を検索し、さらに仙台市を検索すると、何と、自宅の近所で行きつけの整形が当番だった。そこで何とか、たどり着き、レントゲンを撮ってもらったら、骨折ですと言われ、ショック!65歳で初めて骨折。大きな病院を紹介され、そこに行ってギブスを付けてもらい、保存療法でいいと言われ、ギブスを付けて、松葉つえと車椅子を借りて、運転代行で自宅にもどったというわけ。いちおう全治4週間だが、もう少し早いだろうという話だった。
ムラサキサギとレンカクをもっとよく撮影しようとして、前にも滑ったことがあった同じ場所で、人生初めての骨折、ギブス、松葉づえ、車椅子を体験することになったのだった。ただでさえ、足腰が大変なのに、骨折とはねえ~。鳥見の記録というよりは、骨折の記録になってしまいました。
【写真】
<8/13>8:24-10:33
南側土手からカワラヒワの群れ/レンカク夏羽/実際はこの程度
レンカク夏羽/ムラサキサギ成鳥
<8/14>7:56-7:59
ダイサギの群れ/アオサギ、ダイサギ、ムラサキサギ/一番奥にいたムラサキサギ成鳥
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