私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2020年10月30日(金)・31日(土)蕪栗沼・白鳥地区・周辺田んぼ

2020年11月08日 | 蕪栗沼・白鳥地区

■2020年10月30日(金)・31日(土)14:00-17:30【天気】晴れ曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EF100-400Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】蕪栗沼周辺田んぼ,白鳥地区
【種名】キジ,オオヒシクイ,マガン,カリガネ,シジュウカラガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ,トビ,ノスリ,チュウヒ,コチョウゲンボウ,ハヤブサ,モズ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,オオセッカ,ムクドリ,ジョウビタキ,スズメ,ハクセキレイ,アトリ,カワラヒワ,ベニマシコ,ホオジロ,カシラダカ,(18科37種)
【メモ】2日続けて通い,蕪栗沼白鳥地区と,周辺田んぼ,そして,塒入りを観察した。塒入りと言うよりは,前日,赤い月を自宅で見たので,蕪栗沼で見ればなおいいと,塒入り+月の出を見ようと思ったわけだ。金曜日は大学講義のビデオ撮りで登米高等尋常小学校で約2時間かけてビデオを6テイク目に終わり,清川のやたら高いうな重を食べて,カリガネを見に行き,最後に蕪栗沼に行ったが,もう疲れ果てて,塒入りまでいる体力がなかったので,翌日,また行ったわけだ。2日目は1日目きちんと見ることができなかったシジュウカラガンを観察し,日の入りと月の出を待った。
 さて,まずカリガネだが,毎年同じ田んぼにいるので,見つけるのはとても簡単になっている。1羽見つけて周りを見ればファミリーでいる。今回は,30羽+いた。少しずつ増えてきているのではないだろうか。白鳥地区南東側には,シジュウカラガンがいた。まだ,1000羽を超す大群になっていないが,これも見つけるのは楽になった。大学時代(昭和50年代前半)は,シジュウカラガン1羽,ヒメシジュウカラガン1羽,カリガネ1羽,ハクガン1羽とかというふうにしか見つけられなかったので,非常に大変だったが,ヒメシジュウカラガンを除いては見つけるのは簡単になった。その代わり,ガンのカウントは諦めた(笑い)。オオセッカだが,毎年,白鳥地区と蕪栗沼の境界の白鳥地区側で姿や地鳴きを聞いている。すばしっこいので(すぐ逃げるので)写真はまだ撮影していないが,2月ころまで見られるそうだ。一度仏沼まで見に行ったら飽きるくらいいたので,鳴き声や形,飛び方などは目に焼き付いている。
 いよいよ,夕方になってきて,ガンの塒入りが始まった。船形山の西の方に日が沈み,かえりみすれば,東から赤い大きな月が上ってきていた。今日は,これが見たかったのだ。東側にいたガンの大群が上る赤い月を背景に飛んでくる姿は,とても幻想的だった。ISO100でしか撮影しないのでガンはブレブレだったが。早く注文したR5と100-500が来ればいいが,今シーズンには間に合いそうにない。アホウドリに間に合えばOKという感じ。ハイチュウはまた現在の機器で撮影するしかない。ソニーを買いたい衝動をぐっと抑え,キャノンを待っていたら,やっぱりいいのが出たので待ち遠しい。これで,7Dのミラーレス版が出たら最高なのだが。ということで,2日行って成果があった感じだった。

【写真】

田園風景    白鳥地区の土手,南側,北側。

カリガネの親子

カリガネの親子

いろんな構成のカリガネ。子どもがいないグループも。

とてもかわいい。この顔を見るとマガンは・・・。カリガネのランディング

マガン      カリガネの集団,ここだけで20羽+

カリガネの飛翔  白化マガン  白鳥地区の夕暮れ

船形山に沈む夕日 ガンの塒入り 翌日,シジュウカラガンがいる

マガンのランディング チュウヒ  シジュウカラガン

シジュウカラガン ハヤブサ若鳥 赤い月とガンの群れ

黄色い月と雁の群れ 薄い月   白い月になってしまった。土星,木星を貼り付け。見かけ上の大きさが分かる写真


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