会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

しぶき氷

2012-02-12 19:10:16 | 地域情報
2012年2月12日(日) 雪・晴れ  
 酒づくりもいよいよ来週のビン詰めとラベル貼り、再来週の閉講式を残すのみとなった。今年から受講者が思いおもいに創意工夫した力作のラベルを一堂に集め閉講式の時にラベルコンテストをすることになった。いろいろと考え幾つもの図柄を作成してみた。その結果、猪苗代湖の「しぶき氷」の写真をラベルに使用することにした。

 最近 猪苗代湖の天神浜や長瀬川河口に行っていないので新しいしぶき氷の写真がない。一時期テレビや新聞で「しぶき氷」のことを報道し、多くの方がカメラを携えて訪れた。あれほど報道していたマスコミもニュースにも取り上げない。
 今年のような寒さと雪が降る時は、数日荒れた後の好天の時に訪れると大きなしぶき氷ができているはずである。
 私がしぶき氷を見に天神浜へ出かけたのは、友人の写真家小荒井 実氏に教えてもらって2002年12月28日の午後だった。  それはそれは今まで見たことのない氷の造形美でただただ驚愕・感嘆するだけだった。うれしくなって豊齢研ITサロン会津の会員や友達に写真をメールで送って紹介した。
 ※小荒井 実氏は「猪苗代湖 神秘的な氷の世界」や「小荒井実 写真集 しぶき氷」などの著書を出版し、猪苗代湖のしぶき氷を広く世間にしらしめた。その功績は大きい。  




 その後2007年に訪れた時は、あまりにも有名になり休日は駐車場は満杯、カメラスポットは人混みでよいアングルで撮影は困難だった。 できているしぶき氷も2002年の時と少し違う。うす汚れた氷が目だった。  

 環境庁が2005年の暮れにまとめた全国の湖沼水質調査では、本県の猪苗代湖が三年連続で最も水質が良好な湖沼に選ばれていた。その後 多分猪苗代湖に栄養豊富な生活排水が入り、浄化作用が鈍くなり水質が悪くなったためかもしれない。もう一度水質全国一を目指して、藻を取り除いたり、ごみを拾ったり、汚れを浄化してくれる水草などを植えている。その成果次第でまた美しいしぶき氷を見ることができるだろう。  

 10年も前のしぶき氷の写真ですがアルバムにしてみました。ごらんください。
しぶき氷
   強風が 湖水をあおり 造形美 



酒と私2

2012-02-12 10:14:22 | 料理と酒
2012年2月11日(土) 晴れ  
 右手に磐梯山や猫魔岳の雪景色を、前方北西に飯豊連峰の真っ白な山並みを眺めて喜多方へ車を走らせた。今日は酒を搾る日である。今年のできはどうだろうか。わくわくする。

 前にもアップしたように「知的のんべえの酒づくり講座」は 50%精白の山田錦(酒造好適米)を使っての酒づくりである。今年で12回目の酒づくりであるが毎年酒のでき方は微妙に違う。
 酒づくりの工程は、洗米→浸漬→蒸米→酒母(掛け米、麹、酵母、水)→もろみ(添、仲、留と三回に分けて仕込む)→上槽(もろみを絞って清酒と清酒粕にする。吟醸酒以上は機械でなく、舟かつるしで絞る)→ろ過・割り水→瓶詰め(生と火入れ)→ラベル貼り→完成
 この工程の上槽(搾り)の日なので多くの受講生が集まった。

   もろみを袋に入れタンクへつるすと原酒がぽたぽたと出てくる。無濾過酒である。それをすぐ味わう。時間の経過とともに少しずつ味、香りがちがう。また、もろみを入れた袋を舟に重ねていくとその重みで原酒が染み出てくる。舟口から出てくるのも無濾過酒である。これも「つるし」とはまた香り、味が時間の経過とともに少しずつ違う。フルーティな香り。  このような酒は酒づくりを体験しないと味わえない。
上槽までは、洗米→浸漬→蒸米→酒母(掛け米、麹、酵母、水)→もろみ(添、仲、留と三回に分けて仕込む)を行う。これを三段仕込みという。
 酒づくり講座では、次のような添(初添え)の作業を、日にちをおいて、仲添え、留添えの作業を体験して搾りとなる。初添えをアルバムにしてみました。



 昼は生ソバを食べる。ソバを肴に搾りたての酒を飲む。  午後3時からは、ほまれ酒造の立派な庭の見える「雲嶺庵」の座敷で一品持ち寄りの大宴会。酒は飲み放題。この宴会には酒づくりの受講生以外も参加できる。この会だけに来る人もいておおいの盛り上る。

 残念ながら私は酒を味見したり、美味しそうにぐいぐい飲んでいる仲間を見ながら午後4時記念写真を撮るまで水を飲んでがまんした。  午後6時から会津若松の料理屋「亭車場」で昨夜の「西若松駅東口絵ろうそくまつり」の反省・慰労会があるのでアルコールを一滴も飲まず帰宅した。  
 宴会では  まだまだと 盃重ね 二日酔い