建設を予定した橋は 写真では 建物の裏側方面になる。(プリュールのテラスから)
2009年6月ユネスコは 世界遺産としていた
「ドレスデン・エルベ渓谷」の登録を抹消した。
世界遺産の抹消は オーマンの動物保護区に次ぎ
2件目になり 文化遺産では初めてのこと。
その理由は ドレスデン市中心部から
約4キロ離れたエルベ渓谷に建設中の橋が
文化的景観を損ねるとされたためで
ユネスコは 橋の代わりにトンネルを建設するよう勧めたが
市は費用がかさむことなどを理由に拒否していた。
さすがドイツ 名誉よりも実利 つまり市民生活の利便性を
選択したことになる。
この世の中 「世界遺産」に登録されると
即 観光に影響を与えているが
今回のドレスデンの場合
“世界遺産の冠”を頂かなくても
古都としての遺産にかわりはないと市民は思っている。
むしろ このことで話題になり観光客が増えるのではと思うが・・・