あかない日記

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中欧旅行(92) フェウェン教会

2012-06-03 | 中欧5カ国紀行

 

                  ウエン(聖母)教会内

    
    ブリュールテラスを抜け ノイマルクト広場へ 広場に建つ
     ウエン(聖母)教会は ドレスデンの大工長ゲオルク・ベーアの
       采配により 1726~43年にかけて建設。


  しかし 1945年2月13~14日の大空襲により崩壊し
    東ドイツ時代を通して爆撃の象徴として廃墟のまま
      財政事情もあって 50年の間放置されていた。


  その後東西ドイツの統一が実現されたことから再建となり
   ガレキとなった30万個の石材の中から再利用し
    コンピューターを駆使して元の場所に戻すという
     気の遠くなるような時間と労力を要する作業が行なわれ
      「世界最大のジグソーパズル」とも言われたが 
       ドレスデン誕生800年記念の2006年を目標にして
        ついに2005年10月に完成した。


   その再建の総工費は 2億5千マルクで 政府の援助は45%
     残りは募金・寄付 そして記念品
       イベントの収益金等でまかなわれた。


   現在の教会は パッチワークのような壁
     新旧入り交ざった資材等から
      かつて
戦争の傷跡」と呼ばれていたが
       「平和と和解の象徴」へと生まれ変わった。