空爆で崩落した教会ドームの瓦礫がモニュメントになっている。
ドレスデンは 第二次世界大戦末期の
1945年2月13日から4日にかけて 米軍と英軍によって
民間人居住地への無差別爆撃が行われた。
この爆撃で 市街の85%が破壊され
3万以上の一般市民が死亡している。
実際には戦略的に意味のないもの
また無防備都市宣言を行っていた都市への爆撃であって
国際法にも違反していると 現在でも問題視されている。
当時のドレスデンには 1939年の段階で64万人だった
人口に対し 敗走するドイツ軍と難民が20万人以上が
流入していて人口過密状態にあった。
そのため正確な人数は今も不明であるとのこと。
また ドレスデンは軍事施設もなく
かつてのザクセン選帝候の宮廷都市であり
バロック様式の美しい街並みと数多くの文化財が
知られており 無防備都市を宣言していて高射砲などの
防空施設も皆無状態だったことから 人々はドイツの中でも
ドレスデンだけは空襲に逢うことはないと信じていた。
この爆撃によりさらに多くの市民が犠牲になり
加えて 歴史的建造物等の多くも瓦礫化してしまった。
わが日本も その1ヶ月後の3月10日には東京大空襲が行われ
多くの被害を受けている。
このモニメントや 広島の原爆ドームはじめ 敗戦国には
戦争の恐ろしさを 知らしめるものが当然ごとく多いが
戦勝国にも 是非 ・・・