あかない日記

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中欧旅行(98) 黄金の騎士

2012-06-11 | 中欧5カ国紀行

 

        写真の”三角形”の中に 黄金の騎士像が また奥には三王教会の塔も見える。
               
                                  この三角はクレーン車のアーム。

 

  アウグスト橋を新市街側に渡ったハウブト通り脇のマルクト広場に
   「黄金の騎士像」がある。

    この像は「アウグスト強王」(1670~1733)。
     幼い頃からライオンのミルクを飲んで育ったとされる
        アウグスト王は 「強王」と呼ばれるだけのことから精力絶倫で
          実子は360人とも言われている。 

 1736年に建造されたが 1945年の大空襲の後 その名のとおり
    この像が瓦礫の中から無傷で見つかっている。

   また強王は 「エルベの真珠」「エルベのフィレンツェ」
     「百塔の都」といわれるほどドレスデンの繁栄に影響し
      それがいまでも芸術・文化の遺産として残されている。


   このアウグスト強王像には余談がある。
      2011年7月17日 女子サッカー“なでしこジャパン”が
         W杯優勝し日本中が興奮した日

            この強王像は災難にあっている。

   17日の早朝 4人の若者達により強王の腰に差してあった
      剣がもぎ取られてしまった。
       しかし住民の通報によりすぐに逮捕されたという事件があった。

   写真は その剣が再び強王の腰に戻す作業か?
      それとも再び悪戯されないように補強の作業が行なわれていたのか?
       分からないがその現場に我々が偶然とおりかかった時のものなのです。


       この悪戯は W杯戦でドイツが日本に負けたことの
           ウップン払いかもしれませんね・・・