ドレスデン城内北東の中庭にある
シュタールホーフ(武芸競技場)の高さ8mの外壁に
102mにも及ぶ「君主の行列」と言われる
マイセンの陶板の壁画がある。
16世紀頃の壁画は漆喰だったが
1907年マイセンの陶板に作り代えられた。
1945年の大空襲で炎に包まれたときにも
1200度で焼かれた2万5千枚の磁器タイルには
ほとんど被害がなかったそうだ。
ネズミ色と黄色の色彩だけだが
1123~1904年に即位したザクセンの歴代の選帝王や国王の
威風堂々とした騎馬像と芸術家の姿
総勢93名が列をなしている。
壁画の中心部には アウグスト強王=アウグスト1世とアウグスト2世が描かれている。