宝覚寺境内で もう一つ 日本にかかわり 忘れてならないものがある。
太平洋戦争で亡くなった ”台湾人兵士” の慰霊碑があることを。
第2次世界大戦当時 台湾は日本の植民地であったため
3万人余の台湾の人が ”日本兵” として戦場に送られ亡くなっている。
以前は 東京の靖国神社に祀られていたが
1987(昭62)年 戒厳令が解除されたのを機に
1990(平2)年 台湾出身日本軍人の戦死者3万3千余人の
霊を祀る『平和英魂観音亭』と『霊安故郷(英霊よ 安らかに故郷へ)』と
刻んだ慰霊碑が境内に建立された。
碑の『霊安故郷』の文字は
台湾人として初めて総統になった「李登輝」の揮毫によるもので
氏の名が見える。