あかない日記

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台湾紀行(28) 赤嵌楼

2013-09-28 | 台湾紀行

            左手「海神廟」 右手は「鄭成功に降伏するオランダ人」の銅像


  台南市に入って 最初の見学は 「赤嵌楼」(せきかんろう)

  赤嵌楼(紅毛城とも)の歴史は 台湾の歴史でもあるが 

  ①オランダ統治時代
    1653年に台湾南部を占領したオランダ人が建てたもので

    当時はプロビデンシア城と呼ばれていた。

  ②明鄭時代
   鄭成功が1661年にオランダ人を攻撃し占領すると「承天府」と改名

   台湾行政の中心庁舎として使われる。(ここで民族統治開始の象徴となる)

  ③清時代
    鄭氏政権が滅亡し、清の統治時代には武器庫とし。

    その後の長い経緯において壊滅状態になったが
   19世紀後半に大士殿 海神廟 蓬壷書院 文昌閣 五子祠などが再建された

  ④日本統治時代
    病院や宿舎として使われていたが
日本の経費により
    大規模な解体修復工事が行われ その存続を維持してきた。

  ⑤戦後
    台湾政府により 修復が施されて
    現在は「台南市歴史館」として
今日ある。

  と 5つの時代に分けられる。
  その政権の変遷を経て 幾度無く改築や修復が施されてきた。
  1983年 史跡公園として整備され国家一級古跡に指定されている。