左手「海神廟」 右手は「鄭成功に降伏するオランダ人」の銅像
台南市に入って 最初の見学は 「赤嵌楼」(せきかんろう)
赤嵌楼(紅毛城とも)の歴史は 台湾の歴史でもあるが
①オランダ統治時代
1653年に台湾南部を占領したオランダ人が建てたもので
当時はプロビデンシア城と呼ばれていた。
②明鄭時代
鄭成功が1661年にオランダ人を攻撃し占領すると「承天府」と改名
台湾行政の中心庁舎として使われる。(ここで民族統治開始の象徴となる)
③清時代
鄭氏政権が滅亡し、清の統治時代には武器庫とし。
その後の長い経緯において壊滅状態になったが
19世紀後半に大士殿 海神廟 蓬壷書院 文昌閣 五子祠などが再建された
④日本統治時代
病院や宿舎として使われていたが日本の経費により
大規模な解体修復工事が行われ その存続を維持してきた。
⑤戦後
台湾政府により 修復が施されて
現在は「台南市歴史館」として今日ある。
と 5つの時代に分けられる。
その政権の変遷を経て 幾度無く改築や修復が施されてきた。
1983年 史跡公園として整備され国家一級古跡に指定されている。