ムハンマド5世広場から 海岸方面に向かう。
ロータリーを周った先に
巨大な塔が 聳えているのが 目に入ってくる。
この「ハッサン2世モスク」は
前国王 ハッサン2世(在位1961-1999)の発案で
モロッコ全土から 34,000人の職人を総動員して
1986年から 8年がかりで造られ 1993年に完成した。
モロッコ最大 世界第7位のモスクで
20世紀最高の芸術作品の一つと言われ
モロッコ国民の
”団結・努力・精神・献身” の
シンボル的存在でもあるという。
9hの敷地(広場)には8万人
モスク内には2万5000人が収容可能で
国内最大の規模を誇り
ミナレットの高さは200m
世界一の高さを誇る。
ハッサン2世は コーランに
「神の座は大水の上にある」ことから
“モスクは海の上に” として
大西洋に突き出して造られているので
海側から見ると本当に海の上に
モスクが建っているように見えるそうだ。
ナレット 上の3つの玉は
「現世・来世・神の世」を
または「ユダヤ教・キリスト教・イスラム教」
を示しているとも。
塔が四角と鋸の歯のようなデザインは
地元ベルベルのデザインで
モロッコのミナレットの特徴になっている。